【仕事復帰までにしたい7つのこと】先輩ワーママがやってる育児&仕事両立のポイント

仕事復帰間近の人も、来春からという人も、新しい生活スタイルが始まる不安や心配事は、数え切れないほどありますよね。育児、家事、仕事がなるべくスムーズにいくようにするには、育休中に何をしておくべき? すでに仕事に復帰したワーキングママの声を参考に、7つのポイントをまとめてみました。
やっておくべき その1●子供の預け先を確保
まずは子供の預け先を確保すること。子供が安心して過ごせるよう、慎重に選びましょう。そして何より大変なのが、子供が病気になったとき。夫婦で対応する、実家の手を借りる、ベビーシッターや病児保育を利用するなど、ピンチのときの対策も忘れずに。
◆一番困るのは病気のときの預け先
仕事と育児の両立生活で最初にぶつかる壁が子供の病気。どちらが仕事を休むか、夫婦バトルになる前に、対策を話し合っておくと◎。
『Baby-mo』のアンケートでも、「病気のときは実家の助けを借りる」という意見が多数。ばあば・じいじの時間的&体力的負担もあるので、無理のない範囲でお願いしましょう。実家が遠方で頼れない人は、医療機関などが運営する病児保育やベビーシッターの利用を検討して。
【私たちはこうしました!】
●夫が平日休みなので、病気のときは夫に頼むことに。夫だけでも子供と1日過ごせるようにしておきました。病院などにもいっしょに行ってもらい、夫に医師と話をしてもらうようにしました。【経理/Aさん】
●仕事復帰後に、病児・病後児OKのベビーシッター会社に入会しました。保育園に入園してからのほうが、ほかのママたちからの良い情報が集まりやすい!【会社員/Nさん】
●子供がRSウイルスになってしまい、入院することに……。パパと交代で病院に泊まりましたが、病院から出勤するのは本当に大変でした。【理学療法士/Tさん】
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やっておきべき その2●こまかい場所の掃除や断捨離
仕事復帰すると、育休中のようには家事に時間をかけられなくなります。こまかい部分の掃除や部屋の片づけは育休中にすませておくと、復帰後も快適に過ごせるはず。保育園に預けると洗濯物の量もかなり増えるので、洗濯もより効率よくできるよう、やり方を見直して。
◆掃除のポイント3
1…まずは家の中を整理整頓
2…こまかい部分は育休中に掃除しておく
3…復帰後を見据えて、毎日の掃除は手早く簡単にする
◆洗濯のポイント3
1…洗濯する時間を決める
2…夫との連携プレーに慣れる
3…干す時間ができるだけ短くなるように工夫
◆そのほかやっておいてよかったこと
1…不用品(洋服など)は捨てる!
2…保育園グッズのスペース確保
3…写真の整理
まずは毎日の掃除がしやすいように、ハンディモップやコードレス掃除機を購入するなど、家の中のシステムをつくりましょう。また、着替えやタオル類など、保育園グッズが一気に増えるので、押し入れやタンスの空きペース確保も必須。不用なものは捨てる“断捨離”や、着られなくなった子供服をフリマで処分したというママが多数!
【私たちはこうしました!】
●育休中は毎日掃除機をかけていましたが、復帰後は休みのときだけ。ふだんはモップでホコリを取るくらい。【パート/Yさん】
●ラグマットはサッとふき取れるマットに替えました。あとはフリマでいらないものを片づけました。【医療事務/Mさん】
●古いパソコンの廃棄など、捨てるのに手間のかかるものは育休中に処分。【会社員/Mさん】
●いつでも洗濯できるよう、室内でも洗濯物を干す場所を確保する!【パート/Pさん】
やっておきべき その3●便利家電の購入や家事サービスの登録
便利家電が家事をしてくれている間に、自分はほかの用事をすませたり、子供と遊んだり。仕事復帰を機に、家電を買い替えたというママがたくさんいました。食材やクリーニングの宅配、家事代行サービスも、育休中に登録をすませると◎。
◆仕事復帰後に助かる! おすすめ家事サービス3
1…食材の宅配サービス
2…家事代行サービス
3…クリーニングの宅配サービス
家事サービスでは、生協などの宅配サービスが人気No.1。サービスを利用しない場合でも、食材のまとめ買いはワーママの常識のよう! 掃除や料理をしてくれる家事代行サービスは、思ったよりも安くすむ、という声も。育休中に一度利用してみるのもアリ!
【私たちはこうしました!】
●保育園は着替えなどの洗濯物が多い! 雨の日は布団乾燥機で洗濯物を乾かしています。【生活支援員/Hさん】
●米、牛乳、ビール、トイレットペーパーなど、重いものやかさばるものは宅配サービスを利用。【会社員/Tさん】
●食器洗浄機、乾燥機つき洗濯機、コードレス掃除機、この3つは働くママの三種の神器! スイッチを押せば、その間にほかの家事や子供の世話ができます。【営業/Kさん】
●保育園やスーパーなどへの移動は少しでも時間を短縮したい! 電動自転車なら速いので、保育園入園前から、2人で自転車に乗る練習をしておきました。【会社員/Mさん】
関連リンク⇒⇒⇒働くママの一日のスケジュールは?先輩ワーママに聞いた!
やっておきべき その4●時短、保存のきくレシピのストック、まとめ買いなどの効率化
食事作りは毎日のことだからこそ、少しでも効率よく行いたいもの。多くのママが「食材はまとめ買いし、下ごしらえして冷凍保存」しているようです。レシピで人気だったのは、ミートボール。ソースを替えるだけで、いろいろな料理にアレンジ可能!
◆食事作りの効率化ポイント3
1…時短、保存のきくメニューを覚える
2…買ってすぐに下処理して保存
3…週末に作って冷凍保存
冷凍食品の中でも、多くのママが活用していたのがカット野菜。電子レンジでチンしたりサッと炒めたり、すぐに使えるのが人気の理由です。生野菜やお肉も購入してすぐ、切ったり炒めたりと下処理しておくのが時短の秘訣のよう。
【私たちはこうしました!】
●ひき肉でミートボールをたくさん作り、冷凍保存。炒め物からシチュー、お弁当のおかずまで、サッと入れるだけで使えます。【会社員/Wさん】
●ホワイトボードに1週間の献立を書き、それを写メに撮ってから買い物に。【医師/Bさん】
●包丁を使わなくても作れるメニューを覚えておくと便利。たとえば麻婆豆腐なら、豆腐をヘラで切れば包丁もまな板も汚れず時短になります。【理学療法士/Tさん】
やっておきべき その5●夫との役割分担を決めておく
仕事も育児も自分一人で完璧を目指そうなんて無理な話。一番身近なパートナーである夫と上手に役割分担して乗り切りましょう。保育園の送迎や食事の後片付け、お風呂など、夫にもできそうなことがあれば分担を。
【私たちはこうしました!】
●毎日しなければならない家事をリストアップして貼っています。特に分担はしていないけど、手があいているほうがやるのがルール。【事務/Tさん】
●子供の身の回りのことはパパ担当、料理や掃除、洗濯などの家事はママ担当。家事はママがやったほうが早いしキレイだから。ただ、お互いに疲れてやっていないことがあっても怒らない、というルールは決めました。【医療事務/Mさん】
やっておくべき その6●仕事のための準備や調整、職場の制度の確認
自分の無知や職場の無理解で損することのないように、時短など会社の制度を事前にチェック。また、いざ復帰してからは、とくかく時間管理がポイントです。子供の病気などで急に休むことになっても周囲に迷惑をかけないよう、普段から仕事の管理を心がけて!
【私たちはこうしました! 育休中にやっておくこと】
●会社の制度(看護休暇や相対可能かなど)も再チェック。【営業/Kさん】
●時間管理のシミュレーションをしたうえで、仕事復帰してからの1日のスケジュールを実践してみる!【事務/Oさん】
●自分自身の時間管理能力の向上。買えばすむものは後でいくらでも買えるけれど、家計を検討する時間や家事をシステム化する時間は復職後には取れません。【会社員/Nさん】
【私たちはこうしました! 復帰後の段取り】
●今抱えている仕事に優先順位をつけて、なるべく前倒しにする。【会社員/Kさん】
●自分が休んでも誰かに頼めるように、仕事を整理しておくこと。仕事の内容別にファイルを作ったり、パソコンに引き継ぎ内容をまとめています。【事務/Fさん】
●仕事は基本的に会社ですが、どうしても終わらない場合は自宅にお持ち帰り。自宅でも仕事がしやすいように、パソコンなどの仕事環境を整えました。【営業/Rさん】
やっておくべき その7●ママ自身が育休を楽しむ、今しかできないことをする
長いようで短い育休時間。「もっと●●すればよかった~!」と悔いを残さないよう、思いっきり楽しんじゃいましょう! 復帰すると毎日がバタバタ。今のうちに赤ちゃんとのんびり過ごしたり、旅行に出かけたり思い出づくりを。
◆先輩ワーママに質問! 育休中にやっておけばよかったのは?
1…赤ちゃんとのんびり過ごす
2…海外旅行
3…オシャレやエステで自分磨き、体型戻し
4…平日のお出かけ、昼間に友達と会う
5…写真の整理やアルバム作り
仕事復帰して初めて「もっとのんびりすればよかった」と時間の貴重さに気づくママが多数。いっぽう、平日の旅行や昼間のお出かけなど、仕事復帰後には難しいことをしたかった、という声もたくさん。
関連リンク⇒⇒⇒職場復帰後がラクになる!育休中にやっておいてよかったことTOP5
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仕事復帰後の1日の流れをシミュレーションしてみると、家事にかけられる時間がとても少ないことに気づくはず。育休中の準備が大切なのは言うまでもないけれど、復帰後の頑張りすぎは禁物。ママも少しずつ、慣らしていきましょうね。
イラスト/アサミナオ 文/本木頼子
※この記事は『Baby-mo 2012年9月号』より加筆・再編集したものです。
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