妊娠初期の不安・つわりの症状と乗り切り方

コラム
公開日:2014/02/25
更新日:2018/08/06
妊娠初期の不安・つわりの症状と乗り切り方

妊娠中の不安といえば、妊娠初期のつわり。つわりはなぜ起こるのか、どう乗り切っていけばいいのか、ここで見ていきましょう。妊娠初期の暮らしに役立つはずです。

つわりの時期や症状には個人差が

なぜつわりが起こるのか、実は原因は解明されていませんが、妊娠によって活発に分泌されるようになるhCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)ホルモンが関係するという説もあります。つわりの時期や症状には個人差が大きく、まったくない人、水も飲めないほどつらい人、食べていないと気持ちが悪くなる人(食べづわり)、とにかく吐く人など、さまざまです。また、症状のあらわれ方には、妊娠した季節や年齢、環境、体質、性格、痛みの感じ方など、さまざまな要因が関係していると考えられます。

自分の「つわりタイプ」を知りましょう

つわりを乗り切るためには、まず自分の「つわりのタイプ」を知ることが大切です。そのために「毎日、体重計に乗る」ことをおすすめしています。この時期は赤ちゃんが小さいため、体重の変動はないと思いがちですが、つわりで食生活が変化することで、体重に変動が見られることも多いのです。
とくに、「まったく食べられず吐いてばかり」という重いつわりでは、体重が大きく減少することもあり、体重が減りすぎるとママにも赤ちゃんにもよくありません。体重が5㎏以上減ってしまった場合は受診し、点滴などの治療を受けることが必要と考えて。

つわり対処法だけでなく体重管理を意識

体重を量ることを習慣づける

一方、「食べていないと気持ちが悪い」という食べづわりの場合、5㎏くらいふえてしまう人もいます。それもまた、その後の体重管理が大変なので、食べ方を工夫する必要があります。このように、体重の変化を見ることは、つわりの対処法を考えることだけでなく、体重管理を早いうちから意識するきっかけにもなります。なるべく毎日、体重計に乗る習慣をつけましょう。

食べ方と考え方が大事。食事は消化がよいものを

ビタミンBが多く含まれる食材をとりましょう

残念ながら、つわりに特効薬はないため、乗り切るためには食事や過ごし方の工夫が大切です。まず、なるべく消化のよいものを食べましょう。ポン酢でサッパリ食べられて、野菜もたっぷりとれる鍋料理はおすすめです。
また、市販のゼリー飲料も強い味方に。さまざまなタイプがあるので、つわりで体重が減ってしまった人は、運動選手がエネルギー補給に飲むようなカロリーが高めのものを、一方、食べづわりで体重がふえてしまった人はダイエット用の低カロリーのものを、と自分に合うものを選べます。栄養バランスも消化もよいうえ、吐くときにも比較的つらくないでしょう。ほかに、しょうがやビタミンBを含む食材も、つわりにいいといわれています。

ジャンクフードを無性に食べたくなるときは

つわりの時期は「ばっかり食べ」になる人もいて、とくに食べづわりの人は、脂っこいものやジャンクフードを無性に食べたくなることもあります。が、食べたあとに必ず気持ちが悪くなって吐くことが多く、体重の増加も心配。食べるなら「ほんのちょっと」で満足できるものを選ぶといいですね。
何をしても気持ちが悪く、やる気が起こらず落ち込むこともあるでしょう。でも、つわりのときはそれでOK。何かしようと思わず、「冬眠の時期」ぐらいに考えて。今は信じられないかもしれませんが、必ず終わりは来ます。つらいときは周囲に頼り、少しでもラクに過ごせる方法を見つけましょう。

お話/成城木下病院
木下智恵先生
横浜市立大学医学部卒業。順天堂大学医学部産婦人科勤務を経て、現職。専門は周産期学、不妊症、月経異常など。3人のお子さんのママでもあります。http://www.kinohosp.com/index.html
出典:「Pre-mo(プレモ)」
イラスト/ハセガワ・アヤ

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