明治安田生命の学資保険のメリット・デメリットは?返戻率はどう?

コラム
公開日:2020/02/21
明治安田生命の学資保険のメリット・デメリットは?返戻率はどう?

高校卒業後の進路に、大学進学を選ぶのがあたり前になってきている昨今。子どもの進学費用のための貯蓄の一環として、学資保険を選択肢に入れる人も多いのではないでしょうか。この記事では、数ある学資保険の中でとても人気の高い、明治安田生命の「つみたて学資」について詳しく解説します。メリットやデメリット、返戻率のシミュレーションも紹介しますので、学資保険選びで悩んでいる人や興味のある人はぜひ参考にしてください。

明治安田生命の学資保険ってどんな商品? その保障内容とは

明治安田生命は、日本で初めて設立された大手の生命保険会社です。取り扱っている学資保険は、貯蓄性が高い「つみたて学資」という商品。以前はⅠ型とⅡ型がありましたがⅡ型の販売が終了し、現在は死亡または高度障害の時に保険料払込免除のⅠ型のみの取り扱いとなっています。

2017年4月に行われた保険料の値上げにより、元本割れの保険も少なくありませんが、その後も100%以上の返戻率を保っているところが「つみたて学資」の人気のポイントです。

「つみたて学資」の保障内容について

「つみたて学資」は、受け取り総額が300万円のコースと200万円のコースの2種類。

保険金は教育資金が3回、満期保険金が1回の計4回に分けて受け取れます。1回の受け取り金額は300万円のコースでは75万円、200万円のコースでは50万円。被保険者である子どもの年齢が満18歳、19歳、20歳のときに教育資金として3回、満期である21歳のときに満期保険金として1回受け取れます。

払い込みの期間は被契約者である子どもが10歳になるまで、または15歳になるまでのどちらかを選択できます。ただし、10歳までに払い込みが完了するプランにしたい場合は、2歳までに加入しなければなりません。15歳までのプランの場合は6歳までなら加入できます。妊娠中であっても、出産予定日の140日前からなら加入が可能です。

もしも、契約者が死亡、または所定の身体障害表の第1級・第2級の障害状態に該当したときには保険料の払い込みが免除されるので、万が一のことがあった場合にも安心です。

「つみたて学資」の特徴とは

「つみたて学資」の最大の特徴は、保険料の払い込みが完了するまでの期間が短いことです。

保険会社は支払われた保険料を運用することで資産を増やしてくれますが、払い込みの期間が短ければ短いほど運用する期間は長くなり高い返戻率を望めるため、受け取り総額は増えていきます。

「つみたて学資」は主に大学進学費用のためのサポートを目的とした学資保険なので、教育資金や満期保険金などを大学入学から4回に分けて受け取れるのも、大きな特徴のひとつです。

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「つみたて学資」のメリットとは

学資保険は満期で積み立てたぶんが返ってくるとはいえ、長い期間決して安くはない金額を払い込んでいかなければなりません。家計との兼ね合いもあるので、なるべくいい条件のものに加入したいですよね。ここからは「つみたて学資」のメリットについていくつか紹介していきます。

返戻率が高い

「つみたて学資」の最大の魅力はなんといってもその返戻率です。保険料が値上げされた2017年以降も100%以上の返戻率をキープし、数ある学資保険の中でもトップクラスを誇ります。

返戻率が高い理由はいくつかありますが、その中でも特徴的なのは保険料の払い込みの期間が、他の商品よりも短いところです。

「つみたて学資」では満期から5年間は、教育資金として受け取らずにすえ置きができるため、さらに返戻率をアップさせることも可能です。

返戻率を上げる方法として、ほかにも教育資金や満期保険金などの基準保険金額が70万円以上のプランに加入する方法があります。こちらのプランでは高額割引が適用されるため、さらにお得に積み立てることが可能です。

返戻率は保険料の支払いを全期前納払いにすることでも上げられます。全期前納払いとは、保険料の一括の金額を保険会社に預けておき、払い込み期間中はそこから保険料が支払われるというものです。

全期前納払いにすることで返戻率を上げられるほか、払い込みの期間中は一般生命保険料控除も受けられます。保険料を一括で支払う方法以外にも、一時払いというものがありますが、こちらは支払いをしたその年だけが保険料控除の適用となり、その後は適用外となってしまうため注意が必要です。

「つみたて学資」の返戻率シミュレーション

ここからは契約の例を挙げながら「つみたて学資」の返戻率をシミュレーションしてみましょう。契約者の年齢と子どもの年齢の違いによる返戻率の変化をそれぞれケースごとに紹介します。

●契約者が20歳、被保険者が0歳での契約の場合
まずは、契約者の年齢が上がると返戻率がどのくらい変化するのかをみていきます。契約者が20歳で被契約者である子どもが0歳の場合、払い込みの期間が10歳までのプランを選択できます。

どちらのプランでも受け取り総額によって返戻率には1%以上の差がみられることがわかります。

●契約者が30歳、被保険者が0歳での契約の場合
契約者の年齢が上がるとその分、返戻率も変わってきます。契約者が30歳、子どもの年齢が0歳のときに契約する場合は以下の通りです。

契約者の年齢が10歳上がると、わずかではありますが返戻率は下がる計算です。

●契約者が40歳、被保険者が0歳での契約の場合
契約者の年齢がさらに上がり、契約者が40歳、子どもの年齢が0歳のときに契約するケースです。

10歳までのプランでは年齢による大きな差はみられませんでしたが、15歳までのプランの場合、契約者の年齢が30歳と40歳では返戻率に1%前後の差がありました。

●契約者が30歳、被保険者が3歳の場合
続いて、子どもの年齢による返戻率の変化をみてみましょう。契約者が30歳で子どもが3歳のときに契約する場合、払い込みの期間が10歳までのプランは加入できないため、自動的に15歳まで払い込むプランに加入となります。

契約者が同じく30歳で子どもの年齢が0歳のケースと比べると、月々の支払い金額が大きく上がる一方、返戻率は下がってしまうことがわかります。

●契約者が30歳、被保険者が6歳の場合
契約者が30歳で子どもが6歳のときに契約する際にも、自動的に15歳までのプランに加入となります。

0歳と3歳を比較した場合も金額に差はありますが、6歳に上がるとさらに支払い金額が大きくなることがわかります。

いずれのケースも返戻率は100%以上をキープしており、通常の貯蓄よりも資金を増やすことは可能です。しかし、加入するときの年齢によって返戻率だけでなく支払い金額にも大きな差があるため、契約の際はしっかり確認しておくようにしましょう。

保険料の払い込み期間が短い

先ほども少し触れましたが、「つみたて学資」は払い込みの期間が他の商品と比べて短い特徴があります。最短で10歳、最長でも15歳で払い込みが完了するので、余裕を持って教育資金を準備できるのがメリットです。

特に高校からは私立や遠方の学校に通う子どもも多くなるため、かかる費用はますます増えていきます。家計の負担にならないためにも、早い段階で払い込みが完了するのは大きな魅力のひとつです。

契約プランがシンプルでわかりやすい

「つみたて学資」の契約プランは基準保険金額と払い込みの期間がそれぞれ2パターンあり、契約プランはそれらを組み合わせた計4種類のシンプルな学資保険です。

教育資金の中でも最も大きい大学進学に焦点を当てた貯蓄型のタイプなので、契約内容がわかりやすく、将来の見通しが立てやすいのもメリットのひとつといえます。

大学入学前に教育資金を受け取れる

教育資金の受け取りが開始されるのは満18歳の10月1日からになりますが、大学入試も多様化しているため、子どもによっては秋ごろにはすでに進路が決まり、入学金などの支払いが必要になることがあります。

「つみたて学資」ではそのような場合にも対応できるよう、被契約者である子どもの誕生日が、10月2日から4月2日の間の場合は、満17歳の10月1日から教育資金の受け取りが開始されます。積み立てた教育資金を必要なときにしっかり使えるのもうれしいポイントです。

妊娠、育児相談などのサービスが利用できる

「つみたて学資」に加入すると、加入者向け特典のさまざまなサービスや優待を受けられます。中でも「24時間妊娠育児相談サービス」は、学資保険に加入する世代に多い妊娠中や育児中のひとにとって、とても心強いサービス。看護師や保健師といった専門家が24時間体制で、妊娠中のお悩みや子どものケガや病気などについて電話でアドバイス。無料で利用でき、なにか困ったときには積極的に利用したいサービスです。

そのほか、先進検査などが割引価格で利用できたり、スポーツクラブのクーポンも。病気の予防や早期発見に役立つ各種特典やサービスがあるので、一度チェックしてみましょう。

もしものときは保険料の払い込みが免除になる

「つみたて学資」には契約者に万が一のことがあった場合、保障内容はそのままで保険料の払い込みが免除になります。学資保険は親が契約者であることが多いですが、自分にもしものことがあっても保証がそのまま継続されるのは、子どもの将来のためにも安心ですよね。

保険料の払い込みが免除されるのは「死亡または所定の身体障害表の第1級・第2級の障害状態に該当したとき」となります。

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「つみたて学資」のデメリットとは

さまざまなメリットがある「つみたて学資」ですが、一方でデメリットもいくつか存在します。学資保険を選ぶ際にはデメリットについてもよく確認しておくようにしましょう。

契約者の年齢に制限がある

「つみたて学資」に加入できる契約者の年齢は満18〜45歳で、ほかの学資保険よりも年齢制限が厳しめ。家庭によっては祖父母が保険の契約者になることもありますが、「つみたて学資」では年齢制限によって祖父母の加入が難しいことが、場合によりデメリットになり得ます。

被契約者(子ども)の年齢に制限がある

払い込みの期間が10歳までのプランの場合、子どもが2歳を過ぎてしまうと加入できません。年齢制限を超えてしまった場合は15歳までのプランしか選択できず、10歳までのプランよりも返戻率は下がってしまいます。

「つみたて学資」は出生予定日の140日前から加入できるので、希望のプランを選択できるように、早めに検討しておくのもおすすめです。

加入プランの変更ができない

「つみたて学資」では払い込みの途中でプランの変更ができません。これは一般的な学資保険全般にもいえることですが、一度契約したあとは、解約する以外の選択肢がない点も覚えておきましょう。

保険金の受け取り方法が選べない

保険金は4回に分けて支払われるため、計画的に教育費にあてやすい反面、それ以外の受け取り方法が選べません。そのため、ほかの学資保険のように満期で一括の受け取りを選択したり、中学や高校の時期に前倒しで受け取りたい人にとっては、不便に感じるかもしれません。

特約や配当金がない

「つみたて学資」は貯蓄に特化したシンプルな学資保険です。そのため、育英年金や医療保障などを付帯させられません。また、保険料の運用で発生した余剰金を配当するシステムがない、無配当の保険になります。

シンプルなプランだからこそ高い返戻率を実現しているのがメリットのひとつともいえますが、保障をもっと付けたい場合や、有配当の保険がいい場合は、ほかの学資保険を検討したほうがいいかもしれません。

返戻率を上げようとすると毎月の支払いが高くなる

当然ですが、返戻率を上げるために短期間で支払うとなると、金額はそのぶん高くなります。「つみたて学資」では、月払い以外にも半年払いや年払いも選べるので、1回に払える金額や支払いのタイミングについてよく検討し、各家庭に合った支払い方法を選ぶようにしましょう。

「つみたて学資」に加入する方法

「つみたて学資」はインターネット上で毎月の保険料や、受け取り総額のシミュレーションができます。簡単にできるので気になる場合は、まずそちらを試してみましょう。支払いのイメージがしやすいので契約に移る際にもスムーズです。ここからは「つみたて学資」への加入方法について紹介します。

①資料請求をしよう

まずは「つみたて学資」の資料を請求しましょう。加入条件には年齢制限もあるので早めに請求しておくのもいいかもしれません。資料請求はインターネットか電話でできます。

②届いた資料を確認する

資料が届いたら保障内容や加入条件についてよく確認しましょう。家族内でしっかり話し合って決めることが大切です。

③担当者と面談をする

資料を確認したら次は面談になります。面談は明治安田生命のMYライフプランアドバイザーや、保険代理店の担当者と行われることが多いです。疑問点がある場合は、契約の前にしっかり確認しておきます。

④申し込みの手続きをする

保障内容に納得し、加入を決めたら最後は手続きです。不明な点は質問しながら申込書に記入をしていきましょう。

保険料の支払いができなくなったら?

家計が苦しくてどうしても保険料を払えない場合や、まとまったお金が必要になった場合には契約者貸付制度が利用できます。これは解約金の範囲内で貸付できる制度のことで、明治安田生命では解約金の90%までの範囲であれば貸付が可能です。利息が発生するので、できれば利用しないほうがいいのですが、もしものときのために覚えておきましょう。

契約者を誰にするのか検討する

一家の大黒柱は男性である家庭が多いため、必然的に保険の契約者も男性になるのが一般的です。でも実際は、寿命などの関係から男性よりも女性が契約者になった方が、わずかではありますが返戻率は高くなります。もし、両親ともに働いていて収入の面でもあまり差がないようであれば、年齢が低い方または女性が契約者になる方がお得です。

「つみたて学資」で賢く教育費を積み立てよう!

子どもにかかるさまざまな費用の中で、教育費は大部分を占めています。教育資金を自分で貯蓄していくという選択ももちろんありますが、毎月決まった金額を何年も貯めていくのはなかなか難しいですよね。

また、自分で貯蓄をする場合、もしものときの保障は何もありません。子どもの可能性を狭めないようにするためにも、進学費用を保障してくれる学資保険を検討することはとても大切です。

「つみたて学資」のように返戻率が高いものの場合、条件などにもよりますがほぼ元本割れしないので、自分が積み立ててきた金額より増えて返ってくるところも選ぶときのポイントです。

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私立の大学に進学した場合、ひとり暮らしの費用なども含めると、4年間で子どもひとりあたり1000万円以上かかるともいわれています。学資保険は子どもの将来にも直接関わってくるので慎重に選びたいもの。お得に教育資金を貯めたい人は、一度、明治安田生命の「つみたて学資」をチェックしてみてはいかがでしょうか。

文/エスタ

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