家計簿のつけ方を変えるとお金が貯まる?無理なく長く続けるコツとは?

コラム
公開日:2020/02/07
更新日:2020/02/21
家計簿のつけ方を変えるとお金が貯まる?無理なく長く続けるコツとは?

「家計簿って、いつも長続きしない……」。こんなことを思っている人は少なくないはず。株式会社マネーフォワードが行った「家計簿に関するアンケート調査」によると、男性はおよそ5割、女性は7割以上が家計簿をつけることに挫折した経験があるとか。ここでは、家計簿をつける目的や長続きさせるための工夫などを詳しく説明します。「家計簿なんてあってもなくても変わらない」と考えている人も、ぜひ参考にしてください。

そもそも家計簿って必要なの? 家計簿をつける目的とは

家計簿とは1カ月の収入と支出を記録するものです。ただし、ただ記録しているだけでは家計簿の目的を果たしているとはいえません。赤字があればその原因を分析し、黒字になったら貯蓄に回すなどして、家計を改善していくのが家計簿の目的です。

記録し続けることで、どんなことにお金を使っているのかがわかり、節約ポイントを見つけやすくなります。安いからという理由で買いだめして使わない洗剤や、買ったことを忘れて冷蔵庫の奥で眠っている食材はないでしょうか。電気やガス、水道など、以前よりも使いすぎていないでしょうか。家計簿を続けることで、こうしたムダ遣いも見つけられます。

こんなにある!家計簿をつけるメリットとは

家計簿は、長期間つけ続けることでより効果を発揮します。どのようなメリットがあるのか、具体的に紹介しましょう。

その1家計の収支が把握できる

ひとつ目は基本的なことですが、「家計の収支が把握できる」ことです。
「何に使ったのかわからないけれど、いつの間にかお金がなくなっている」という状況では、いつまでたっても貯金を殖やせません。気づいたら銀行の残高も不足してしまい、やむを得ず借金をするという事態にもなりかねません。
家計簿をつけていると、何にお金を使っているのかが意識できるようになります。まずはざっくりとでもいいので記録し、収入と支出のバランスを考えることが大切です。

その2家計の節約ポイントがわかる

水道光熱費や食費などは、生活するために必要な出費です。とはいえ、何も考えずに使っていると、大きな出費になってしまいます。家計簿に記録されていれば、先月はいくらだったのか、今月との差はどのくらいかなど、一目で見比べることができます。

例えば、電気代や水道代は節電・節水を心がけることで節約につながります。いつもよりかなり料金が高い場合は漏電や漏水の可能性もあり、トラブルを未然に防ぐきっかけにもなります。携帯電話代などは、契約会社やプランの見直しでぐっと安くなることが。

家計簿はお金の使い方を「見える化」できるツールです。記録することに慣れてきたら、「食費」「光熱費」「住居費」など費目ごとの節約ポイントを探していきましょう。

その3賢い買い物ができる

家計簿をつけてお金の使い方に意識が向くようになると、同じ買い物をするにしても、よりお得な方法を探すようになります。例えば、「お米はAスーパーよりもBスーパーのほうが安い」といったことや、利用する各店舗のサービスデーを把握するといったことです。

また、キャッシュレス還元(2019年10月1日~2020年6月30日)やポイント還元など、お得に買い物ができる方法にも意識が向くように。家計簿を見返せば、商品の相場や底値を知れるため、思いつきでムダな買い物をすることもなくなります。「わが家の家計のデータベース」として、ぜひ家計簿を活用していきましょう。

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家計簿が長続きしない理由と改善方法

家計簿が長続きしない大きな理由は、「毎日つける時間がない」こと。家事や仕事などが忙しく家計簿をつけるのを後回しにするうち、レシートなどを整理するのが大変になり挫折……。というサイクルを何回も繰り返している人もいると思います。

家計簿への記入は毎日でなくても構いません。次に紹介するちょっとした工夫で、家計簿をつけるのがぐっとラクになるので、ぜひ試してみてください。

レシートを必ず受け取る

買い物をしたときには必ずレシートを受け取りましょう。「お財布がかさばるのがイヤだから」と、その場で捨ててしまう人もいますが、持ち帰ることをおすすめします。レシートは家計簿をつけるための大切な資料です。
クレジットカードで買い物をした場合は、カード会社からの明細書が届くまで大切に保管を。クレジットカードの詐欺被害は年々増加し、さらに悪質化しています。明細書と照らし合わせて不正利用がないかをチェックするためにも、あったほうが安心です。

忘れないうちにメモする

自動販売機やイベントの出店など、レシートが発行されない場所での買い物は、忘れないうちにメモしておきましょう。手帳やレシートの余白、スマホのメモ機能など、自分の使いやすい方法で構いません。
たとえ100円や200円でも、1ヶ月分たまればまとまった額になります。メモをしておけば家計簿への記入もれを防ぐことができ、より正確に家計を把握できます。

家計簿をつける日を決める

週1日、10日おきなど、自分のペースで家計簿をつける日を決めましょう。レシートやメモをきちんと残していれば、毎日でなくても大丈夫です。ただし、最低でも月1日は家計簿をつけて1カ月の集計を。
日常的にクレジットカードを利用している人は、家計簿をつけるとともに明細書をチェックし、不正利用がないかの確認を。クレジットカードの紛失保険・盗難保険には有効期限があり、一般的には「カード会社に連絡をした日からさかのぼって60日以内」とされています(カード会社によって異なる場合もあります)。もし不正利用されていたとして、気づいたのが利用されてから3ヶ月後(90日後)だったら、補償してもらえない可能性もあります。

家計簿の具体的な記入例を教えて!

書店や文房具店などに行くと、さまざまなスタイルの家計簿が売られていますよね。市販の家計簿の中から使いやすそうなものを選ぶのも、もちろんいい方法ですが、普通のノートで作った自分仕様の家計簿ならより使いやすく、長続きするのではないでしょうか。ここでは、シンプルなノートでオリジナル家計簿を作る方法を説明します。

STEP1まずは費目を決めよう

いちばん初めに決めるのは、「どのような費目を設けるか」です。
家賃や住宅ローンなどの住居費、水道光熱費、食費、子どもにかかる教育費など、思いつくだけでもいろいろあるのではないでしょうか。必要な費目は家庭によって異なりますので、まずは自由に設定してみましょう。

そのときのポイントは、予算がたてやすいように費目を分けることです。食費は、食材・調味料・菓子類・外食など細かく分類もできますが。あまり厳密にしてしまうと家計簿をつけるのが面倒になり、挫折の原因に。「食費」と「外食費」に分けるくらいにして、それぞれの予算をたて、その中でやりくりするようにするのがおすすめです。

また、衣類の購入や美容院代など、2~3ヶ月に1回程度の出費は「特別費」などにまとめてしまっうのもアリ。費目の名称にこだわる必要もありません。なるべくシンプルに、自分が使いやすい費目分けを考えてみましょう。

STEP2費目ごとの予算と小計欄を作ろう

費目が決まったら、次はオリジナル家計簿を作っていきましょう。
まずヨコ軸に費目を書き、最後に小計を書き込む欄を作ります。その下の行には費目ごとの予算を書き込む欄を作りましょう。予算の欄があると、家計簿を開くたびに目に入り、使いすぎを意識したり節約ポイントを考えるきっかけになるためです。次にタテ軸に日付を書き、最後の行に費目ごとの小計を書き込む欄を作ります。

そのほかに、残高や備考などを記載するスペースがあってもいいかもしれません。自分の使いやすいフォーマットを考えてみてください。

STEP3翌月への繰越を記入しよう

月末に集計した残高は、翌月に「繰越」として記録します。残高がマイナスの場合もマイナスとして記録しておきましょう。翌月の家計簿は、予算からマイナス分を差し引いてスタートします。反対に残高がプラスだった場合には、そのまま貯金するようにしましょう。

こうして収支を意識していくうちに、「本当に必要な買い物なのかどうか」を判断できるようになります。仕事や外出の途中、何となくコンビニに立ち寄り、のどが渇いているわけでもないのに飲みものを買うのが習慣になっている。定期購読しているけれど、読まずに積み重ねている雑誌がある、など、こうした「小さなムダ」を見つけて減らしていくのが、家計改善の第一歩です。

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これなら続けられるかも? 家計簿の工夫あれこれ

ノートを使ったオリジナル家計簿の記載例を紹介しましたが、家計簿のスタイルはほかにもあります。自分がやりやすい方法で、長く続けられる家計簿を作りましょう。

ノートにレシートをペタペタ貼るだけ

レシートを保管・整理するのが苦手な人は、ノートにレシートをペタペタ貼っていく方法はどうでしょうか。
レシートが発行されなかった出費は余白に書き込み、その日に使った金額を集計します。ノートが分厚くなってしまうという点はデメリットですが、レシートには日付や店舗名、商品名が記載されているので、見返したときに何を買ったのかがすぐわかります。また、同じ商品でも店舗によって値段が異なるため、より安く買える店や底値を調べることも可能です。

パソコンの表計算ソフトでガッツリ

パソコンを使い慣れている人なら、エクセルといった表計算ソフトを使う家計簿がおすすめです。入力したデータをグラフ化すれば、家計の変動が一目でわかります。
ソフトに搭載されている家計簿のテンプレートを利用できますし、自分が使いやすいフォーマットも簡単に作れます。関数を利用すれば自動的に集計してくれるため、電卓をたたく必要がありません。
デメリットは、パソコンが故障したら家計簿が使えないという点です。最悪、データが消えてしまうこともあります。パソコンを利用する場合は、故障やデータの消失に備え、定期的にバックアップをとるようにしましょう。

家計簿アプリでサクサク

スマートフォンの家計簿アプリを利用する方法もあります。ほとんどのアプリに自動集計やグラフ化などの機能があるため、簡単に家計管理が行えるのがうれしいところです。さまざまなタイプのアプリがあり、銀行口座やクレジットカード会社と連携して自動的に記録されるものや、レシートを撮影して記録していくものなどもあって便利。
また、マーケティング調査を兼ねたアプリでは、登録するたびにポイントが貯まるものもあります。貯まったポイントは換金できたり、好きなポイントサービスに交換できたりというオマケつきです。挫折してしまいがちな家計簿も、ゲーム感覚で続けられるかもしれませんね。

デメリットとしては、情報漏えいの可能性がゼロではないこと。特に金融機関と連携させている場合には要注意です。不正ログインを防ぐために、パスワードは定期的に変更するようにしましょう。

家計簿を長続きさせるコツとは?

家計簿は、細かく記録するべきものと考えるとそれだけで負担になり、決して長続きしません。家計簿の目的は記録ではなく「家計改善」なので、費目は少なくシンプルでOK。
つけ方にもルールはありませんし、使うツールも自由です。レシートをきちんと保管しておけば、月に1回まとめるだけでも十分です。コツコツと家計簿を続けながら、「何にお金を使っているのか」「ムダな出費はないか」「節約の方法はないか」などを探していきましょう。

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どんなものに出費しているのか、少し意識を向けるだけで、お金の使い方は変わってきます。その手助けをしてくれるアイテムが家計簿。パソコンやスマホなど、手軽に活用できるものも、ぜひ一度チェックしてみてくださいね!

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