エンジェルサウンズ®の使い方・適切な位置は?心音が聞こえないときは?

コラム
公開日:2020/01/23
更新日:2020/01/24
エンジェルサウンズ®の使い方・適切な位置は?心音が聞こえないときは?

エンジェルサウンズ®は、家にいながら胎児の心音が聞ける機械です。医療機器でありながらママにも簡単に操作でき、自宅で気軽に赤ちゃんの心音チェックが可能。赤ちゃんが元気に育っているか不安になったときにすぐ心音を聞くことができます。
ここでは、エンジェルサウンズ®の使い方やコツ、注意点などを解説。検討している人、購入したけれど上手に使いこなせない人は、ぜひ参考にしてください。

エンジェルサウンズ®とは

エンジェルサウンズ®とは、お腹にいる赤ちゃんの心音を聞くための機械です。実際に妊婦健診で行われる心音確認と同じ、超音波ドップラーで赤ちゃんの心音を確認します。

妊婦健診は月に1~2回。その間に赤ちゃんの心臓がちゃんと動いているのかどうか不安になることもあるかもしれません。そんなときにエンジェルサウンズ®があれば、自宅にいながら心音を確認することができます。ただし、何か不安なことが起きたらすぐに受診は必要です。

赤ちゃんの心音が聞こえると、お腹の中で赤ちゃんが生きているということを強く実感ができますよね。エンジェルサウンズ®があれば、妊婦健診で心音が聞けなかったパパや、赤ちゃんの兄姉にも心音を聞かせられるから、家族みんなで赤ちゃんを迎える準備ができそうですね。

エンジェルサウンズ®のタイプと価格

エンジェルサウンズ®は、2019年12月現在、3つのタイプが販売されています。それぞれの特徴をまとめました。

JPD-100S

エンジェルサウンズ®のスタンダートモデル。イヤホンジャックが2つついているので、イヤホンやヘッドホンを使って夫婦で同時に心音を聞くことができます。イヤホンジャックからケーブルをつなげれば、外部機器に心音の録音もできますよ。

JPD-100S mini

JPD-100Sのコンパクト版。JPD-100Sに比べてサイズが小さく、出力端子にも違いがあります。JPD-100S miniはイヤホンジャックが1つだけなので、イヤホンやヘッドホンを使って2人同時に心音を聞くことはできません。

ただ、イヤホンジャックからスピーカーにつなげば何人かで同時に聞くことが可能です。また、USB mini-Bを使って外部機器に録音もできます。

JPD-100S4

エンジェルサウンズ®のなかで機能の多機能タイプ。ヘッドホンは付属していませんが、スピーカー再生ができるのがいちばんの特長です。

心音のほかに子守歌などの音楽再生も可能です。さらに、液晶がついているので、心音を目で確かめることもできますよ。赤ちゃんの心拍数、10秒の平均値、操作状況などが表示されるので、より分かりやすく心音を確認することが可能です。60秒間だけの一時録音ですが、赤ちゃんの心音を録音しておく機能もあります。

エンジェルサウンズ®はどこで購入できる?

エンジェルサウンズ®は管理医療機器に分類されています。
管理医療機器とは、使用方法を誤ると生命や健康に害を及ぼす可能性があるため、適切な管理が必要なものを指します。管理医療機器にはほかに、電子内視鏡、消化器用カテーテル、注射針などが該当し、医療関係者が適切な管理をしなければなりません。管理医療機器の販売は営業所ごとに届け出や一定の資格や条件を満たした営業管理者が必要です。

そのため、エンジェルサウンズ®は一般の育児用品専門店などで購入はできません。エンジェルサウンズ®を購入するためには、必要な条件を満たしたネットショップを利用しましょう。購入するときには、エンジェルサウンズ®の正規販売店がおすすめです。

また、管理医療機器であるエンジェルサウンズ®は、使用済みの中古品の販売・転売は禁じられています。フリマアプリなどでエンジェルサウンズ®の中古品や転売品を購入したり天端石したりすることはやめましょう。

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エンジェルサウンズ®はいつから使える?

エンジェルサウンズ®を使用して赤ちゃんの心音を聞けるのは、妊娠12週ごろからです。しかし、赤ちゃんの位置や姿勢などにより心音の聞こえやすさが変わるので、必ずしも妊娠12週から聞こえるとは限りません。

エンジェルサウンズ®を使用する前に産婦人科で相談し、使い方や聞こえ方などの指導を受けてから使用しましょう。

エンジェルサウンズ®の使い方は?

エンジェルサウンズ®の使い方は簡単で、以下のような手順で使用してください。

① 電池を入れて電源を入れる
② お腹にジェルや水を塗る
③ 本体をお腹にあてる
④ あてながら心音が聞こえるところを探す

エンジェルサウンズ®は、お腹に何も塗らなくても心音が聞けます。ただ、エンジェルサウンズ®とお腹のあいだに空気があると超音波が通りにくくなるので、ジェルなどを塗るのがベター。必ずしも超音波検査専用のジェルを使う必要はありません。保湿用のジェルやクリームなど、普段使用しているものでOKです。

ジェルやクリームを塗るときに冷たくてつらいときには、電子レンジで5~10秒ほど温めてから使用するのがおすすめです。その際、温めすぎて火傷しないように気を付けてくださいね。

本体のあて方は、お腹と本体がピタッと密着していれば大丈夫。優しくあてすぎると、音がきちんと聞こえない場合も。イヤホンジャックにヘッドホンやイヤホンを入れて音を確認しながら、赤ちゃんの心音が聴こえやすい位置を探しましょう。

心音が聞こえやすい位置

よりしっかり心音を聞くためには、お腹の中にいる赤ちゃんのそばに本体をあてる必要があります。心音が聞こえるまで、いろいろな場所にあててみましょう。まだ週数が少なくお腹が目立っていないころは、お腹のかなり下のほうにあてると心音が聞こえやすいようです。

お腹が大きくなってくると、赤ちゃんはママのお腹の中でいろいろなところへ移動します。心音が聞こえるまでお腹全体にあててみましょう。なかなか音が聞こえないときは、超音波検査の際に医師がどの辺りにあてていたのか思い出してみてください。

エンジェルサウンズ®を上手に使う3つのコツ

1. ジェルを多めに塗る

エンジェルサウンズ®を上手に使うためには、ジェルは多めにしっかりと塗るのがポイントの1つ。とはいえ、心音が聞こえる位置を探し当てるのはなかなか難しいもの。

ジェルを多めに塗っておけば、お腹に本体をあてながら位置を変えやすく、心音を見つけやすくなります。ジェルの量は妊娠初期では下腹部に、中期以降ではお腹全体に十分いきわたるくらいにつけるのがおすすめです。

2. 音を聞き分ける

エンジェルサウンズ®はお腹の中の音を再生するので、赤ちゃんの心音のほかにママの心音や消化音、臍帯に血液が流れる音なども聞こえてしまいます。赤ちゃんの心音を聞き慣れていない人は、どの音が赤ちゃんの心音なのか分からないことも。

赤ちゃんの心音は、1秒間に2、3回くらいの速いテンポで「トットットッ」という音です。速度が1秒間に1回以下のゆっくりとしたものであれ、ママ自身の心音である可能性があります。自分の脈を触ってみて同じリズムかどうかたしかめるとよいでしょう。

また、「シューシュー」や「シュンシュン」という音が聞こえたら、それは臍帯音です。この音は赤ちゃんの心音くらいのテンポで聞こえるので勘違いしやすいので、うまく聞き分けたいですね。

3. 静かな環境でゆっくりと使用する

エンジェルサウンズ®は、静かな環境でゆっくりと使うようにしましょう。赤ちゃんの心音を探すときに、本体をすばやく動かすと大きな音が発生してしまいます。時間のあるときにゆっくりと探すことをおすすめします。

エンジェルサウンズ®から心音が聞こえないときは?

エンジェルサウンズ®から心音が聞こえないときは、まずは本体に電池がきちんと入っていて、電源がついているかどうかを確認してください。次に、エンジェルサウンズをあてる位置も再確認を。まだお腹が目立たないくらいの週数であれば、赤ちゃんはお腹のかなり下の位置にいます。恥骨のやや上あたりを中心に探してみてください。

エンジェルサウンズ®は妊娠12週からが使用の目安ですが、脂肪の厚みや子宮の位置などには個人差があり、人によっては妊娠12週になっても心音が聞こえないこともあります。妊婦健診で赤ちゃんの心臓が動いていることを確認できているのに関わらず、心音が聞こえない場合、週数が経過してから改めて使用してみてください。

エンジェルサウンズ®を使う時の注意点

エンジェルサウンズ®を使うときには、以下のような点に注意してください。

診断のための機械ではないということを意識する

エンジェルサウンズ®は、お腹の中にいる赤ちゃんの心音を聞くことを目的としたもので、赤ちゃんの状態を診断するものではありません。“エンジェルサウンズ®で心音を聞けた=赤ちゃんに問題がない”と自己判断することは危険です。

胎動が少ない、お腹が痛いなど不安なことがあれば、エンジェルサウンズ®で自己判断せず、早めに産婦人科に受診するようにしましょう。

長時間使いすぎないようにする

エンジェルサウンズ®は母子の体に何か害を及ぼすことはありませんが、長時間の連続使用はおすすめしません。長時間お腹を出していると冷えてしまうだけでなく、お腹にずっと機械をあてていると張りを誘発してしまう可能性も。1回の使用は数分で終わらせたほうがいいでしょう。

※エンジェルサウンズ®は、事前に産婦人科の指示を受け、医師の指導に従い正しくお使いください。 この機器は診断装置ではありませ。不安を感じた場合は速やかに医師にご相談ください。

文/hanako

【産婦人科医監修】ドップラー聴診器の使い方は? 使用時期はいつから? 本当に心音が聞こえるの?
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妊婦健診でしか赤ちゃんの様子を知ることができないのはちょっと心配。とくに、妊娠12週から妊娠23週は妊婦健診が4週に1回になるので気になってしまいますよね。また「健診に立ち合えなかったパパもおなかの赤ちゃんの心音を聞きたい」という方もいるでしょう。今回は、家庭用のドップラー聴診器について、産婦人科医の竹内正人先生にお話を聞きしました。
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