幼稚園の面接は準備が肝心!体験談から学ぶ服装や持ち物、質問のポイント

コラム
公開日:2020/01/27
幼稚園の面接は準備が肝心!体験談から学ぶ服装や持ち物、質問のポイント

数ある幼稚園の中から、子供にぴったりな幼稚園を選んで通わせてあげたいというのが親心。でも第一候補の幼稚園に「面接」があって驚いたママも多いのではないでしょうか。
面接があるのは、受験が必要な幼稚園だけではありません。希望する幼稚園に入るためには、事前の準備が大切です。直前になって慌てないように、「どんなことを聞かれるのか」「どんな服装で行くべきなのか」を頭に入れておきましょう。

幼稚園の面接ってどんなものなの?

「幼稚園の面接」と聞いてもピンとこないママも多いでしょう。それもそのはず、幼稚園の面接を受けるのは就園前の2〜3歳。年中から入園するとしても、3〜4歳です。その頃の記憶がある人は少ないですよね。

また、幼稚園側が何を目的に質問をしているかを知っておくことで、落ち着いて受け答えることができます。そこで、面接のポイントなどについて説明します。

面接する人はどんなことをチェックしている?

面接する人は、園長先生やベテランの先生である場合が多く、子供への温かい配慮をしてくれることが多いでしょう。とはいえ、面接なので質問中も「子供の様子」と「親の様子」の両方を見ています。

■「園生活が問題なく送れるかどうか」

「身の回りのことがどのくらいできるか」「きちんと話を聞いていられるか」などが重要なポイントです。

■「子供の個性が幼稚園とマッチしているかどうか」

のびのびとした保育が教育方針である園では、その園に合う園児を求めています。入園してからミスマッチを起こさないように、幼稚園が子供に合っているかも大切な確認事項です。

■「親と離れても問題ないかどうか」

幼稚園で初めてママや家族と離れるという場合も多いため、登園初日は特に不安になって家族と離れられない子供もいます。自立心があり、親と離れることに対して不安がないかどうかも、面接時のチェックポイントになります。

■親の様子で確認していること

親の協力体制です。園での教育方針や特色に子供本人だけではなく、親も同意しているかどうかが見られます。また、幼稚園ではさまざまな行事があり、親の協力は必要不可欠。親が園に対して協力的であるかどうかは、園にとっても重要です。

そして、親が子供に対して、どのような様子で接しているかも面接時には見られています。子供が緊張して質問に答えられないとき、急かしたり代わりに返答したりすることは避けましょう。子供が自分の言葉で話し出すのを待ち、見守ることが大切です。

幼稚園が面接を行の目的は?

2〜3歳というと、イヤイヤ期の真っ只中という子も多いはず。言葉もまだはっきりせず、自分のことをきちんと伝えられる子も少ないでしょう。そのため、「面接はなぜ行うの?」「入園前に英才教育が必要なの?」と不安になってしまうママもいますよね。

幼稚園が面接を行う目的は、「地域にある幼稚園」と「受験を実施している幼稚園」では大きく異なります。

■地域の幼稚園の場合

公立と私立がありますが、どちらも面接によって合否が決まることはほぼありません。地域にある幼稚園が面接を行うのは、子供の状況を把握することが目的だからです。「自分でトイレができるか」「子供にどんな個性があるか」など、幼稚園生活がスムーズに送れるように確認することが中心になります。

そのため、アレルギーや心配なことがある場合は、面接時に相談してみると良いでしょう。先生たちも事前にわかっているほうが対処しやすい場合もあります。また、面接時に相談することで、入園前のママの不安も解消できますね。

■お受験幼稚園の場合

対して、有名私立幼稚園や国立の付属幼稚園などの「お受験幼稚園」は面接が合否につながります。受験を行う幼稚園が面接を行う目的は、園の教育方針に沿って共に学び、成長できる子供かどうかを判断することです。園としても、家庭との教育方針の違いがあると、子供が登園を嫌がる可能性などがあるため、ミスマッチを防ぎたいという考えがあります。そのため、お受験幼稚園に入園したい場合は、幼稚園のことをしっかりと把握した上で面接対策をする必要があります。

願書だけでは、子供の特性や状況を理解するのは難しいものです。実際に話をしたり遊んだりすることで、子供のことを把握したいという幼稚園が多いのです。

幼稚園の面接でよくある質問と回答のポイント

初めての子供の面接では、ママやパパのほうが緊張してしまいがちです。緊張していると、それが子供にも伝わってしまい、いつも通りに話せなくなってしまうことも。緊張しないためにも、幼稚園の面接はどんな流れで行われ、どんな質問があるかを知っておくことが大切です。

ある程度、質問の答えを用意しておくと迷わず落ち着いて回答ができるでしょう。そこで、よくある質問と回答のポイントを紹介します。幼稚園側が何を知りたいか、その目的を踏まえたうえで、具体的にどんな質問をされるのかをみていきましょう。

保護者への質問

入園前の子供はまだ十分に自分のことを伝えられません。慣れない「面接」という雰囲気で、ぐずりだしてしまうこともあるでしょう。ぐずってしまうと、子供もなかなか本来の自分をだすことができませんよね。そのため、普段の子供の様子を把握するために、子供だけではなく保護者への質問をします。

質問内容は、子供の状態や子育てについて聞かれることが一般的です。「子供の性格」「子供の好きな遊び」「子供の好きな食べ物・嫌いな食べ物」など、子供の個性への質問があったり、「入園の志望理由」を聞かれたりする場合もあります。

「子供の性格は?」と突然聞かれても、その場で端的にまとめるのは難しいものです。子供の性格を説明するときは、長所と短所を分けて答えられるようにしておきましょう。

そして、子供の成長についても質問があります。「トイレは1人でできるか」「衣類の着脱ができるか」などがよくある質問です。早生まれで、まだ2歳だとオムツが外れていない子もいるかもしれません。

しかし、心配する必要はありません。その場合、トイレトレーニングの相談に乗ってくれたり、アドバイスをしてもらえたりすることもあります。面接では、正直に伝えると同時に、入園までにトイレが1人でできるように家庭でも取り組んでみましょう。

さらに、「子供の健康状態」「通園方法」「通園時間」など、幼稚園が確認しておきたいことについても面接で聞かれることがあります。アレルギーなどの体質についても、きちんと話しましょう。そして、バス通園なのか、自転車通園なのか、徒歩通園なのか、希望する通園方法についても園に伝えましょう。

また、園の教育方針との相違を防ぎ、親からの協力が得られるかどうかを判断するため、子育てへの取り組み方について聞かれることも多くなっています。「子育てで気をつけていること」「将来どんな大人になってほしいか」などです。

さらに「幼稚園に望むこと」について聞かれる場合があります。これらの質問は、普段人に話す機会がないものなので回答に困ってしまう人も多いはず。両親の思いを伝えられるように、準備しておきましょう。

■お受験幼稚園の場合

さらに質問幅が広がり、上記の内容と併せて、保護者の考え方や園への協力について深く質問されるケースもあるようです。例えば、「社会情勢について」「環境問題」「最近関心を寄せているニュース」「最近読んだ本」などです。

また、「PTA活動ができるか」「幼稚園の行事に参加できるか」などの質問もあります。両親ともに多忙でPTA活動まで手が回らないという家庭もあるかもしれませんが、親が子育てや教育にある程度時間を割くことができる家庭環境であることを望む幼稚園も多いようです。

男性の育児参加や女性の社会進出も進んでいる背景から、父親の育児への関わり方についてまで質問が及ぶケースもあります。「母親と父親の役割について」「休日の過ごし方」などです。両親で協力し合い、子育てに取り組んでいる様子はやはり印象が良いものです。そして、もっとも大切なことは「親が自分の子供について理解しているかどうか」です。

子供にも同じ質問をすることがあります。「好きな遊びは?」と質問したところ、親は「絵本を読むことが好き」と答え、子供は「ブランコ」と答えてしまうと、子供のことを理解していないと思われてしまう可能性があります。子供の関心ごとは、日に日に変わってくるため、面接の準備を早く始め過ぎると回答に違いが出てしまう場合があります。今は何が好きなのか、一緒に遊びながら親子で話してみると良いでしょう。

子供への質問

子供への質問は、普段の様子を知るための簡単な受け答えである場合が多いです。とはいえ、慣れない環境で面接をするため、家庭で練習しておくことが望ましいでしょう。

具体的には、「挨拶」「自分の名前・年齢」「好きな遊び・食べ物」などの日常会話や、「今日の朝ごはん」「今日は誰と一緒に来たか」などです。まだきちんとお話できない子もいると思いますが、自分のことを他の人に話せることは大切です。入園後も幼稚園でどんなことがあったのか、子供から教えてもらうことが多くなります。入園前に少しずつ練習してみると良いでしょう。

寝る前に「今日は何をして遊んだかな?」「何が楽しかった?」など、子供に質問をすることで、子供も記憶を整理して徐々に伝えられるようになっていきます。親も一緒に過ごしているので、答え合わせもできますよね。

また、「幼稚園に入ったら何をしたいか」について聞かれる場合もあります。この質問は、幼稚園がどんなところなのか分からないと、子供も答えられません。面接の前に、幼稚園での生活について想像を膨らませるように話したり、幼稚園の近くまで見に行ったりするのもよいでしょう。

さらに、イラストを使った質問がある場合もあります。「この動物の名前は?」「この乗り物の名前は?」などです。「ワンワン」「ブーブー」など、まだ赤ちゃん言葉が抜け切らない時期かもしれませんが、「犬」「車」と、答えられるように前もって直しておきましょう。

お受験幼稚園の場合、子供への質問も少し難易度が上がります。名前や年齢だけではなく、「誕生日」「親の名前」まで聞かれるケースもあります。また、好きな遊びについての回答に対して「どうしてその遊びが好きなの?」という応用した質問をされることも。「友達と一緒に遊ぶと楽しいから」のように、話を広げていけるかどうかも見られるのです。

さらに、親との関わり方を見るために「最近お父さんやお母さんに叱れられたこと」「お風呂は誰と入るか」について質問される場合もあります。叱られた理由が正当だと判断できる内容で、子供も理解して反省できているかどうかがポイントになるでしょう。

初めての場所で緊張してしまうのは、大人も子供も一緒です。「名前くらいは言えるだろう」と思っていても、知らない人を目の前にすると何も言えなくなってしまう子もたくさんいます。面接では、ありのままの子供の姿を伝えることも大切ですが、不安になってしまうことのないように、質問に慣れておくことも必要です。

お受験幼稚園の場合、子供のためを思ってつい力が入ってしまうママも多いかもしれませんが、子供に負担をかけ過ぎてしまっては本末転倒です。普段の生活の中で、少しずつ質問を取り入れ、自然に受け答えができるようにしておきたいですね。

幼稚園の面接に備えてどんな準備をしたらいい?

幼稚園の面接は準備が大切です。質問に対する答えを用意しておくのはもちろん、他にも当日になって困らないために準備しておくべきことがあります。親が準備しておくべきことと、子供と一緒に準備しておくことに分けて紹介します。

親が準備しておくこと

親が面接のために準備しておくことは、幼稚園の教育理念や方針について理解しておくことです。当日は「志望理由」「幼稚園に望むこと」などが聞かれます。ここで、幼稚園の特色と全く異なる回答をしてしまうと「園に合ってないのではないか」と判断されてしまう恐れがあります。

幼稚園によってさまざまな教育方針があり、のびのび遊ばせることを中心とした園や、英会話などの勉強に力を入れている園、音楽や絵画などの芸術をカリキュラムに取り入れている園もあります。園のホームページや資料を見たり、説明会に参加したりして、園の教育方針を把握しておきましょう。

入園願書の内容を頭に入れておくことも大切です。面接時には、願書をもとに質問をされます。願書に書かれた内容を掘り下げたり、内容を確認したりする場合があります。もし、願書の内容と受け答えの内容が異なっていると、あまり印象は良くないでしょう。願書は提出する前にコピーをとり、手元に残しておき、願書の内容を踏まえて面接の練習をする必要があります。

子供と一緒に準備しておくこと

「ありのままの我が子を受け入れてくれる幼稚園を選ぶ」という場合は別かもしれませんが、希望する幼稚園に入園させるためには、子供も面接の練習が必要です。というのも、面接で緊張してしまって普段の力が発揮できないケースが多いのです。

家ではとてもおしゃべりでも、面接会場に入った途端、一言もしゃべらないという子もいます。そのため、面接で聞かれる可能性のある質問を家庭で練習しておくことが大切です。面接に慣れておくことで、子供も自信がつき、きちんと受け答えできます。

面接の練習時、可能であれば子供にとって「知らない大人」に面接官になってもらいましょう。本番では当然、初対面の大人が質問をします。パパとママと話すときは元気よく話せても、知らない人だと恥ずかしがってしまう子もいます。パパやママの友人や近所の人に面接官役をお願いしてみましょう。

また、知らない場所が苦手という子もいます。不安を払拭するために、事前に面接する幼稚園の近所を散歩してみたり、園庭から幼稚園の様子を見せてあげたりするとよいですね。未就園児が幼稚園で先生たちと遊ぶことができる「プレ保育」などに参加するのもおすすめです。

幼稚園によっては、パパやママと離れて子供たちだけで遊ばせて観察する面接を導入している場合もあります。この場合、母子分離となるので、不安になって泣き出してしまわないよう、普段の生活で1人に慣れておく必要もあります。1人で遊ばせたり、1人で寝かせたり、子供だけになる時間を作って徐々に慣れさせていきましょう。

幼稚園の面接の持ち物は?出かける前に再チェック!

面接のときに必要なものは、願書に同封されている書類に記載されている場合がほとんどです。忘れ物のないように、しっかり確認しましょう。

必ず持参しなければならないのは、「受験票」です。これは代えがきかないものなので、確実に鞄の中にしまっておきましょう。そして、「両親のスリッパ・子供の上履き」「靴を入れるビニール袋」も必要な場合が多いです。

面接や説明のときに書類をもらう可能性があるので、筆記用具とA4サイズが入る鞄を持参すると便利です。「ハンカチ・ティッシュ」も普段通り持っておく必要があります。

ほかに、万が一のことを考えて「替えのストッキング」「雨具」を持っておくと良いでしょう。幼稚園に向かう途中に、子供が転んでしまうなどのアクシデントに備え「絆創膏」や「ウェットティッシュ」を持っていくのもおすすめです。顔周りの汚れに気が付いたときも、さっと拭き取れますよ。

そして、待ち時間対策となる「絵本」も持っていくと重宝します。小さな子供は、大人しく順番を待つのが難しいものです。走り回ったり、ぐずったりしてしまうことのないように、静かに過ごせる絵本を持参するとよいでしょう。

幼稚園の面接の服装は?

服装を指定している幼稚園はあまり多くなく、「平服でお越しください」とされている場合がありますが、清潔感のある服装で面接に臨むのが無難です。「普段着」と記載されていてもTシャツやスニーカーで面接に行くのは、もちろんNGです。

子供の服装は、男の子はきれいめのパンツに襟付きのシャツを合わせ、女の子はきれいめのワンピースを着用すると良いでしょう。パパは、ビジネススーツ、もしくはきれいめのパンツにYシャツとジャケットがおすすめです。ママは、きれいめワンピースで上品に仕上げましょう。

■お受験幼稚園の場合

もう少しフォーマルな装いが求められます。男の子は濃紺の半ズボンとジャケット、白のシャツ、黒の革靴のコーディネートがおすすめです。女の子はフォーマルなワンピースに紺のカーディガンを羽織り、足元は黒のローファーやバレエシューズで引き締めます。

パパは、無地の濃紺のスーツに白のYシャツを合わせ、ネクタイを締めましょう。足元は黒のハイソックスと革靴でそろえます。ママは、フォーマルスーツ、もしくはきれいめなワンピースに濃紺のジャケットを羽織ります。ストッキングとローヒールの黒のパンプスを合わせて、上品なコーディネートにしましょう。

文/月島かおり

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