スワドルミーとは?使い方や効果は?いつまで使える?

「スワドルミー」は、特徴的なかたちをしているおくるみです。スワドルミーを使えば、赤ちゃんをギュッと固定してお母さんの胎内に近い環境を作ってあげられます。かたちも使い方も普通のおくるみとは違うので、どんなものなのか、買った方がいいのか迷っているママも多いのではないでしょうか。
この記事ではスワドルミーの特徴やメリット・デメリット、対象月齢、使い方などをご紹介します。スワドルミーを欲しくなった人のために購入できるお店も紹介しますので、ぜひ最後まで読んでくださいね。
スワドルミーとは?
スワドルミーは、アメリカのサマーインファント社のおくるみです。よくある普通のおくるみは正方形の1枚布で、赤ちゃんを対角線におき四方の角でくるむようにして使います。ひっかかりやマジックテープのようなものはないので、抱いているうちにずれやすいものが多いです。また、そのようなおくるみで赤ちゃんをしっかりホールドしようとすると、足の骨が折れてしまう危険性もあると言われています。
スワドルミーは、そのようなおくるみの欠点をカバーするタイプの商品。かたちは丸みをおびたTの字のような形をしています。足の部分は袋状で、左右の羽部分は面ファスナーになっているので、赤ちゃんがバタバタとあばれても、抱っこで揺らしていてもずれることがありません。生地も伸縮素材を使用されているので、きつすぎず緩すぎずちょうどいい締め付け具合にできますよ。
スワドルミーは、赤ちゃんもママも快適!
スワドルミーは、赤ちゃんをただ固定するものではありません。足の部分はゆったりとした袋状なので、赤ちゃんはその中で足をばたばたと動かすことができます。また、上半身を面ファスナーで留めたまま足の部分だけを開けるので、スワドルミーをしたままでのおむつ替えも可能。
足部分に余裕を持たせることで、万が一の赤ちゃんの骨折や股関節脱臼を防ぎます。
数々の賞も受賞!
スワドルミーは第3回日本ペアレンティングアワードを受賞しています。日本ペアレンティングアワードとは、育児雑誌などのメディアが中心となり、その年に話題となった育児に関する人・モノ・コトをチョイス、一般の人が投票して選出するものです。この賞を受賞したということは、スワドルミーが実際に育児をしている人たちから役に立つものとして選ばれている証といえます。
スワドルミーは、日本以外でもiペアレント・メディア賞、ベビートーク・エディターズチョイス賞、WTSトイ・レビューなど優れた育児用品に与えられる賞を多数受賞しています。世界中に愛されている商品であることがうかがえますね。
スワドルミーにはどんな効果がある?
スワドルミーは、赤ちゃんの姿勢を安全に固定できることがいちばんの特徴的です。赤ちゃんは、自分の意思と関係なく突然ビクッと動いてしまうモロー反射をします。モロー反射が起こると、寝ていてもびっくりして泣いて起きてしまうことがあるのです。スワドルミーで赤ちゃんを包み込めばモロー反射を防ぐことができ、突然泣き出すことも減るようです。
スワドルミーで赤ちゃんをギュッと包み込むと、母親の胎内にいたときのような安心感が得られるので、赤ちゃんがぐずらずによく眠るという効果が期待できます。また、赤ちゃんは寝かしつけたあと、布団に置いたとたんに起きてしまうことがありますよね。スワドルミーを巻いた状態で寝かしつけすれば、置いても起きにくいというママたちの声も多数!
さらにスワドルミーでの寝かしつけをすれば、赤ちゃんが寝返りをうってしまい、うつぶせ寝になることが防げ、その結果、乳幼児突然死症候群(SIDS)のリスクを下げることにもつながります。スワドルミーは、SIDSが起こる可能性を低くすることにも寄与するといえそうです。
※うつ伏せ寝がSIDSを引き起こすものではありません。
スワドルミーを使うメリット
スワドルミーのメリットは以下のような点が挙げられます。
◉ 赤ちゃんが安心してよく寝る
◉ 赤ちゃんを置いたままでも寝てくれる
◉ 抱っこしてあやしてもずれにくい
◉ くるんだままでもおむつ替えができる
スワドルミーの足部分は袋状で、上半身を左右の羽で固定します。そのため、赤ちゃんはしっかりと布にくるまれながら足の自由は確保でき、心地よい安心感に包まれます。スワドルミーに入れられた状態は赤ちゃんにとってとても気持ちがいいので、抱っこしなくてもそのまま寝てくれる赤ちゃんもいますよ。
スワドルミーで包むと上半身は面ファスナーで留めるので、スワドルミーがずれることもありません。それでいて、足の部分だけめくることができ、おむつ替えのときもスムーズです。
スワドルミーを使うデメリット
スワドルミーには以下のようなデメリットもあります。
◉ 暑い時期に使う場合は室温の調節が必要
◉ 洗濯にはネットが必要
スワドルミーは赤ちゃんの体をギュッと包み込むので、夏は赤ちゃんにとって暑すぎてしまうことも。赤ちゃんは汗をかきやすいので、汗をかいた状態でずっとくるんでいると、あせもになってしまいます。夏場にスワドルミーを使う場合、エアコンなどで室温に配慮することはマストです。
スワドルミーはしっかりと固定するために、面積が広い面ファスナーを使用しています。そのため、そのまま洗濯機に入れてしまうと他の洋服にくっついて生地を痛める原因にも。洗濯のときは、きちんとネットに入れることをお忘れなく。
スワドルミーはいつからいつまで使える?
スワドルミーにはSサイズとLサイズの2種類があります。対象体重はSサイズで3~6kg、Lサイズは6.5kg~10kgです。赤ちゃんによって体重は異なるためおおよその目安ですが、Sサイズは新生児~生後6ヶ月近く、Lサイズは生後半年ごろ~1歳くらいまでは使えます。
体重だけでみると1歳近くまで使えますが、赤ちゃんによっては大きくなると固定されるより動くほうが落ち着いてくることが多いようです。生後6ヶ月前後まで使用できると考えたほうがいいでしょう。
スワドルミーの使い方と注意点
スワドルミーは普通のおくるみとは使い方が少し異なります。スワドルミー独自の使い方をマスターしましょう。
使い方
① スワドルミーを広げて置く。
② 下側の袋に赤ちゃんの足を入れながらスワドルミーの上端を肩に合わせて赤ちゃんをのせる。
③ 左側の羽を赤ちゃんの左腕の下に先にしっかりと巻きつける。このとき、下側の袋の上端と一緒に挟み込まれていることを確認する。
④ 右側の羽を左側に巻きつけ面ファスナーで固定する。
赤ちゃんを効果的に巻くためには、赤ちゃんを置く位置、羽の巻き込み方に注意してください。スワドルミーの一番上のラインが赤ちゃんの肩の上にくるように置きます。左の羽を巻き込むときには、隙間がないようにしっかりと巻き付けましょう。そのとき、下側にある袋の上側を一緒に巻き込むことを忘れないようにします。
隙間がないよう、ダブつかないように巻かなければ、スワドルミーの良さが十分に生かせません。とはいえ、巻き方がきつすぎると赤ちゃんは苦しくなってしまいます。必要以上に力を入れることのないよう、赤ちゃんの様子をよく見ながらおこないましょう。
スワドルミーを使うときの注意点
スワドルミーを使うときは以下のような点に注意してください。
◉ しっかりと巻く
スワドルミーはしっかりと巻かなければ、そのメリットを発揮できません。スワドルミーの羽をきちんと留めていないと、効果がないどころか布が赤ちゃんの顔にかかる可能性があり危険です。十分に注意してくださいね。
◉ 長時間放置しないようにする
また、スワドルミーを使うと長く寝てくれる赤ちゃんもいますが、長時間の放置は絶対にやめましょう。汗をかいていないか、きちんと息をしているか、こまめに様子を見るようにしましょう。
スワドルミーの購入方法は?
スワドルミーは、実店舗やインターネット通販で購入できます。実物を見てから買いたい人は店舗で、好きな柄やデザインを購入したいときにはインターネット通販を利用するのがおすすめです。
店舗
スワドルミーは、全国各地の育児用品を取り扱うお店で購入可能です。ただ、店舗によっては取り扱いがなかったり、欲しい柄が売ってなかったりすることがあるので、来店前に電話で確認しておきましょう。
通販
確実に好きな柄のスワドルミーを手に入れたい人は、インターネット通販がおすすめです。
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また購入の際には、正規輸入品を選ぶのが安心です。正規輸入品であれば、海外ブランドと契約のある企業が直接購入した品を輸入販売しているので返品やアフターケアが受けられます。
一方、並行輸入品の場合、その海外ブランドと関係のない個人や会社が店舗や通販で購入した品を販売しているめ、不具合があったときに返品や補償を受けられません。その点、ご注意を。
文/hanako
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