動物ぽんぽんとは? 100均でそろう♡初心者向けの作り方や材料を紹介

毛糸を使って手作りする、動物ぽんぽんが大人気! ふわふわ&もこもこの触り心地で、愛くるしい表情が何ともいえない魅力です。初心者でも気軽に挑戦できる動物ぽんぽん。ここでは、必要な材料や作り方、どのような動物が作れるのかなどを詳しく解説します。
目次
かわいいもの好きは必見! 人気沸騰中の動物ぽんぽんとは?
動物ぽんぽんとは、毛糸で作る動物の形をしたマスコットのこと。ベースは、ポンポンメーカーという用具に毛糸を巻き付けて作る、「ポンポン」という丸い毛糸玉です。それをはさみでカットしながら形を整えて、動物の形に仕上げていきます。
動物ぽんぽんは、trikotri(黒田 翼さん)という手芸作家さんの作品。2014年に「森の動物たちのぽんぽんブローチ」という作品を制作し、「第1回ハンドメイド大賞(produced by 藤久株式会社×minne)」にて、大賞およびアクセサリー部門賞を受賞しました。
使う毛糸の色を変えることで犬や猫、鳥、くま、うさぎ、りす、ライオンなど、さまざまな動物を作ることができます。トイ・プードルやポメラニアンなど、ふわふわ感のある動物たちは作りやすく、初心者向け。一色の毛糸でも作れますが、何色かの毛糸を組み合わせれば、犬や猫などの動物の毛色も再現できるので、ペットを飼っている人の中には、ペットにそっくりな動物ぽんぽん作りにチャレンジしている人も!
同じ動物を作っても、作り手や使う毛糸の選び方によって、さまざまな大きさや表情になるのが手作りの良さ。毛糸の優しい手触りところんとした形、動物たちの愛くるしい表情も人気の理由です。マスコットとしてお部屋に飾ってもキュートですが、ピンを付けてブローチにしたり、小さめに作ってピアスや髪留めなどのアクセサリーにしたり、いろいろ活用できます。
使う用具や材料は100円均一のお店でそろうので、縫い物や編み物とは異なり、これまで手芸をしたことがない人でも工作をする感覚で気軽に取り組めます。所要時間は1~2時間と、それほど長時間かかるわけではないのもいいところ!
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動物ぽんぽんを作るのには必要な用具や材料は?
【ベースのポンポン作りで用意するもの】
・ポンポンメーカー
・ウール100%の毛糸
・ニードル
・羊毛フェルト用のマット
・はさみ(できれば裁ちばさみ)
・ポンポンと同じ毛糸(あればタコ糸も)
動物ぽんぽんを作るのに欠かせないのは、もとになるポンポンを作るポンポンメーカーです。ポンポンメーカーは直径35・45・65・85mmのものがあり、サイズによって色分けされています。ポンポンメーカーの直径によって、さまざまな大きさのポンポンが作れるので、複数のサイズのポンポンメーカーがセットになったタイプのものを選ぶのもおすすめです。セットになっている数やメーカーにもよりますが、4サイズがセットになっているタイプでも、1000円以内で購入できます。
はさみはよく切れるものを使うのがポイントで、布用の裁ちばさみが使いやすいのでおすすめ。ほかに、ポンポン作りをするときに毛糸の中央を結ぶため、ポンポンと同じ毛糸を使います。タコ糸と使うとよりしっかりとポンポンが固定されるので、あれば一緒に用意しましょう。
毛糸はウール100%を選ぼう
ポンポンの材料には、ウール100%かウールの割合が高い毛糸を用意しましょう。大きめのポンポンの場合は極太、小さめのポンポンの場合は細目の毛糸を選ぶといいです。
ウール100%の毛糸は手芸店のほか、100円均一のお店でも購入できます。ただし、100円均一のお店では、秋冬以外の季節は手に入らないことがあるためチェックを。アクリル毛糸など、ウールが含まれていないタイプの毛糸は糸同士が絡まりにくいため、ウールの割合が高いものを選びましょう。
この他に、羊毛フェルトを形作るための道具として、ニードル針や羊毛フェルト用のマットが必要です。ニードルと羊毛フェルト用のマットも、100円均一のお店でセット売りされています。
【顔パーツで用意するもの】
・羊毛フェルト
・黒色のビーズ、もしくはぬいぐるみ用の目玉パーツ
・針と糸(目玉がビーズの場合)
・手芸用ボンド(目玉パーツの場合)
動物の表情を作り出すために小物もいくつか準備を。動物の鼻と口を作る羊毛フェルト、目を作るビーズや、さし目などの目玉パーツを用意します。目玉をビーズで作るときは糸と針も必要です。
動物ぽんぽんの基本的な作り方と、初心者でも上手に作るためのポイント【くま編】
STEP1●ポンポンを作る
① ポンポンメーカーの2つのパーツを重ね、Uの字になった部分を外側に開きます。毛糸の端を指で押さえながら、Uの字の部分に毛糸を巻き付けていきます。端から順番に隙間を空けないように巻きましょう。
② Uの字の反対の端まで巻き付けたら、今度は逆に戻る形で巻き付けていきます。Uの字の部分を往復するような形です。
毛糸を巻く回数は、毛糸の太さやどの程度の強さで巻くのかによって変わってきますが、目安として、中細の太さの毛糸を2本どりにして190回巻くといいとされています。(※ここでは並太毛糸の1本どりで190回巻いています)
③ 巻き終わりの部分は、最後の1巻きの間に毛糸を入れて引き絞り、余った毛糸はカット。もう片方のUの字の部分にも、先ほどと同様の回数だけ毛糸を巻き付けていきます。両方のUの字の部分に毛糸を巻き付けたら、2つのUの字の部分を中心に寄せて円になるようにしましょう。
④ ポンポンメーカーが開かないようにしっかりと手で押さえながら、ポンポンメーカーのつなぎ目を目印にしてはさみでカットしていきます。毛糸は一度で切ることはできないため、少しずつ切っていきましょう。
⑤ポンポンメーカーの2つのU字部分のアームが合わさったところに、タコ糸か巻き付けたのと同じ毛糸をきつく縛ります。縛った毛糸を長めに残しておくと、アクセサリー作りをするときなどに便利です。
⑥ポンポンメーカーから外せば、土台のポンポンのできあがり♪ 手のひらで転がすときれいな球状になります。
STEP2●動物の顔を作る
【口まわり】
① 基本のポンポンを作ったら、動物らしい形に整えていきましょう。
まずは縛った毛糸の端が出ている反対側に、口のまわりを作っていきます。人差し指と親指で500円玉ぐらいの輪を作り、ポンポンを押さえ、押さえた部分を残して毛糸を切っていきます。
口のまわりを丸い形にするために、ポンポン自体を回しながら少しずつ切って形を整えていきます。口のまわりは完全な円ではなく、横に少し広い楕円形になるように形作ると可愛く仕上がります。
【耳】
② 続いて耳を作りましょう。耳にする毛糸の長さは動物によって異なりますが、くまの場合は長さ20cmほどの毛糸を10本用意します。
1本ずつ毛糸の真ん中をニードル針で突いて、中に2cmほど押し込みます。片耳で5本ずつ、左右対称の位置になるように調整していきます。
③ 左右の耳を刺し終えたら、毛糸を丸い形にして羊毛フェルト用のマットの上に耳を置き、ニードル針で上から突いていきましょう。ニードル針は真上から垂直に刺すようにします。マットに沈み込むほど深く刺す必要はありません。
ニードル針で突いているうちに毛糸同士が絡まりまとまってきます。耳の付け根にニードル針を刺して耳を固定させましょう。
【鼻・口】
④ 続いては鼻と口を黒い羊毛フェルトを使って作ります。鼻の位置に小さく丸めた羊毛フェルトを置いて、周りをニードル針で突いて逆三角形の形になるようにします。
口は細くねじった羊毛フェルトを鼻の下側に置き、同じようにニードルで突いて形作ります。
⑤目の部分は、目玉パーツかビーズで目を付ければOK。目玉パーツの場合はボンドで、ビーズの場合は針と糸で付けます。
針と糸で付けた場合は、目玉のところから中央に向かって針を刺し、目玉とは別の場所から糸を出して引っ張った状態にして糸を切りましょう。そうすることで余分な糸がポンポンの中に隠れて見えなくなります。
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動物ぽんぽんのバリエーション! どんな動物ができる?
動物ぽんぽんでは、さまざまな動物が作れます。ここでは、「動物ぽんぽん」の作家、trikotriさんの著書をチェック! 初心者でも作りやすいものや、お気に入りの動物にぜひ挑戦してみて!
犬ぽんぽん・毛糸を巻いて作る表情ゆたかな動物
犬ぽんぽん:毛糸を巻いてつくる表情ゆたかな動物誠文堂新光社 参考価格:¥1,320Amazonで詳しく見る
第1弾「動物ぽんぽん」の第2弾として、犬の作り方を集めた「犬ぽんぽん」。トイ・プードルやポメラニアンをはじめとした小型犬から、ラブラドール・レトリバー、セント・バーナードなどの大型犬まで23犬種、31種類の犬の作り方を紹介。最も人気が高い柴犬は茶、白、黒の3色が掲載されています。作り手によって犬たちの表情が異なるのも魅力ですね。
猫ぽんぽん・毛糸を巻いて作る表情ゆたかな動物
猫ぽんぽん: 毛糸を巻いてつくる個性ゆたかな動物誠文堂新光社 参考価格:¥3,742Amazonで詳しく見る
こちらは猫の作り方を集めた「猫ぽんぽん」。アメリカンショートヘアや、ブリティッシュショートヘアなど短毛系の猫から、長毛系のチンチラ、ペルシャ猫、三毛猫などの日本猫まで30種類の猫の作り方が掲載された本です。このほかに、しっぽやねずみの作り方も掲載されています。
小鳥ぽんぽん・毛糸を巻いて作る家鳥とちいさな野鳥
小鳥ぽんぽん: 毛糸を巻いてつくる家鳥とちいさな野鳥誠文堂新光社 参考価格:¥4,111Amazonで詳しく見る
文鳥やセキセイインコといった家鳥から、スズメやメジロ、カワセミなどの野鳥まで27種類の鳥たちの作り方が掲載されています。スズメやツバメは親とひな、ウズラは親とひな、卵の作り方が掲載されているため、親子セットで作るのも楽しいですね。
動物ぽんぽん・毛糸をぐるぐる巻いて作るふかふかマスコット
動物ぽんぽん: 毛糸をぐるぐる巻いて作るふかふかマスコット誠文堂新光社 参考価格:¥3,352Amazonで詳しく見る
trikotriさんが最初に出版した本「動物ぽんぽん」の中には、初めての人も気軽に挑戦しやすい、くまの作り方が掲載されています。ほかにうさぎやひつじ、りす、ライオンなどの作り方も掲載されています。
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作っていくうちに、どんどん愛着がわいてくる「動物ぽんぽん」。今回はポンポンメーカー以外、すべて100均で材料をそろえてみました♪ 同じ動物でも表情が変わるので、作るごとに新しい発見が! 親子でぜひチャレンジしてみてくださいね。
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