お宮参りはいつ頃やればいい?ベストな時期、準備するものが知りたい!

コラム
公開日:2019/11/26
お宮参りはいつ頃やればいい?ベストな時期、準備するものが知りたい!

赤ちゃんが誕生して、初めてのイベントとなるお宮参り。我が子のすこやかな成長をお祈りする大切な行事ですが、詳しいことは意外と知らないというママも多いのではないでしょうか。
そこで今回は、お宮参りを行うベストタイミング、服装、準備するものなどを分かりやすく解説。しっかりチェックして、素敵な思い出にしましょう!

そもそもお宮参りとは、なに?

お宮参りとは、産土神様(うぶすながみ)に赤ちゃんの誕生を報告し、すこやかな成長を祈る行事のこと。産土神様は、生まれた土地の守り神で、「鎮守神様」「氏神様」とも呼ばれています。

お宮参りの歴史は古く、室町時代から習わしが始まり、江戸時代には庶民にまで普及したという説も。昔の日本ではお産の技術や医療が発展しておらず、赤ちゃんが生まれても数日で命尽きてしまうことも珍しくありませんでした。それを人々は「赤ちゃんが悪霊に見つかり、連れ去られた」と考え、赤ちゃんに布をかぶせて隠しておくことがあったそうです。そして生後1ヶ月まで生き延びたら生きる力がついたと見なされ、産土神様にお参りをするようになったのだとか。

お宮参りをやる場所はどこ?

お宮参りはその土地の守り神に赤ちゃんの誕生を報告し、すこやかな成長を願う行事です。それを踏まえて考えると、赤ちゃんが生まれた土地、または家からいちばん近い神社に行くのが良いでしょう。「遠くても有名な神社に」という人もいると思いますが、長時間の移動は赤ちゃんだけでなく、産後で体調が不安定なママにも負担がかかります。絶対NGというわけではありませんが、親子の体調を最優先に考えることが大切です。

近所に神社が複数ある場合ですが、お宮参りの神社の選び方は厳格に決まっているわけではありません。家から行きやすい神社を選んでも良いですし、普段からお参りをしている神社を選んでも良いでしょう。いずれにしても近所の神社であれば、お宮参り以降も気軽に参拝できますし、赤ちゃんと散歩に出かけるなど、より身近に感じられるのではないでしょうか。

お宮参りを行う時期はいつ?

お宮参りを行う時期は、一般的に男の子が生後31日目、女の子が生後32日目とされています。しかし地域によって数日前後することもあり、生後7日目に行われる「お七夜(おしちや)」や、生後100日目に行われる「百日祝い」「お食い初め」と合わせて行われるところもあります。

このように目安となる時期はあるものの、実際には日数にこだわる必要はなく、お宮参りを迎える頃の気温や、参列者の体調次第で日程を変えてしまっても問題ありません。

実際、東北や北海道などの寒い地域では、冬生まれの赤ちゃんは生後1ヶ月にこだわらず、春を待ってからお宮参りを行うケースも。生後1ヶ月の赤ちゃんは室内外の気温差になかなか対応できませんし、少しの風や日差しでも刺激となってしまいます。また、ママも産後6~8週目までの産褥期に無理は禁物。慣習を優先するあまり体調を崩してしまっては大変なので、みんなが気持ちよくお参りできる日を選びましょう。

お宮参りの仕方は?

お宮参りの仕方は、神主さんに祝詞をあげてもらう場合と、お参りするだけの場合があります。祝詞をあげてもらう場合、神社によって事前予約が必要なところもあれば、現地で当日受付のところもあるので、あらかじめ電話やホームページで確認しておきましょう。

必ず祝詞をあげてもらう必要はありませんが、祝詞は神様への感謝や願いを言葉にしたもので、神主さんが神前で読み上げてくれます。赤ちゃんが生まれた喜びをより感じられるので、機会があればぜひ体験してみてください。

お参りするだけの場合は、一般の神社の参拝方法と同じです。この機会に、神社の参拝方法をおさらいしておきましょう。

手水(てみず)の作法

軽く一礼して境内に入ったら、まずは、手水舎(てみずや)の水で手や口を清めます。

【1】右手で柄杓をとり、水盤の水をくみ上げて左手にかけ、洗います。
【2】柄杓を左手に持ち替え、水をくみ上げて右手を洗います。
【3】再び柄杓を右手に持ち、左手のひらに水を溜めます。
【4】その水で口をすすぎ、左手に水を流します。柄杓には直接口をつけないようにしましょう。

拝礼の作法

【1】賽銭箱の前で会釈をします。お賽銭を入れ、鈴を鳴らします。
【2】背中を平らにして膝を90度に折り、2回拝(お辞儀)をします。
【3】胸の高さで両手を合わせ、右指先を少し下にずらし、両手を2回打ちます。
【4】指先をそろえ、最後にもう1回拝をします。

初穂料の相場が知りたい

お宮参りで祝詞をあげてもらう場合、お礼として初穂料を納めます。「初穂」とは、その年に初めて収穫されたお米のこと。日本は古来より稲作中心の文化だったので、神様への感謝の気持ちとして初穂をお供えしていました。今ではお米のかわりにお金を納めるのが一般的ですが、元来の意味を尊重して「初穂料」という言葉が使われているのです。

初穂料の相場ですが、一般的には5,000円~10,000円と言われています。神社によって初穂料が決まっているところもあれば、個人の気持ちに任せられているところもあります。金額が決まっていない場合は、相場に合わせて包むのが良いでしょう。

また、初穂料は、白い封筒や祝儀袋に入れるのがマナー。祝儀袋は紅白や蝶結びのものを選びましょう。上段には「御初穂料」、下段には赤ちゃんの姓名を書きます。名前の読み方が難しい場合は、ふりがなをふっておきましょう。

お宮参りの服装・衣装はどんなものを着ればいい?

赤ちゃんの服装

正式な服装は、白羽二重の内着に祝い着をかけた和装。しかし最近では簡略化され、ベビードレスに祝い着をかけたスタイルが主流になっています。その他、ベビードレスにケープをかけた洋装も人気。お宮参りの服装は、「必ずこれを着なくてはいけない」というルールはありません。好みで選ぶのも良いですし、夏は暑いので涼しい洋装など、気候に合わせて選ぶのも良いでしょう。

祝い着は男女で違いがあり、男の子は鷹、兜、龍、虎など強くたくましい柄が人気で、色は黒、紺、グレーなどが定番。女の子は蝶、手毬、鈴、御所車、鼓など華やかな柄が人気で、色は赤やピンク、黄色が多いようです。昔は母方の実家から祝い着を贈っていましたが、最近はレンタルで済ませる人も多くなっています。レンタルする場合は、お宮参り直前に慌てないよう、10日前までには予約を済ませたいところです。

家族の服装

家族の服装も決まりはないので、赤ちゃんに合わせたフォーマルな服装がおすすめ。パパはスーツを着るのが一般的で、略礼服が良いとされていますが、ダークスーツでも構いません。ママは黒留袖が定番でしたが、最近では訪問着やスーツ、ワンピースを着る人も増えています。ママは体調がまだ不安定な時期なので、和装がつらい場合は無理せず洋装に切り替えましょう。カジュアルになりすぎないよう、授乳服の上にジャケットを羽織ったり、ひざ下丈のスカートを選んだり、フォーマル感は忘れずに。

お宮参りで赤ちゃんを抱っこするのは誰?

お宮参りでは、父方の祖母が赤ちゃんを抱っこするのが習わしです。

昔、お産は「穢(けが)れたもの」とされていて、産後しばらくの間は母親も「穢れた体」であると考えられていました。そのため、神様にお祓いをしてもらうまでは赤ちゃんに触れてはいけない、ということで父方の祖母が抱くようになったそうです。また、産後間もないママの体を気遣ってこの慣習ができたとも考えられています。

しかし現代では、お宮参りも簡略化されているため、この慣習にこだわる必要はありません。両家の祖父母が揃っているなら交代で抱っこしても、逆にパパママだけの場合はどちらかが抱っこしても大丈夫。そのときの状況に合わせて、赤ちゃんのすこやかな成長をお祈りしましょう。

お宮参りの準備のポイントは?

お宮参りは、赤ちゃんが生まれてから初めて行う大きな行事。お参りだけならすぐ終わりますが、ご祈祷や写真撮影、食事会などをする場合は、かなりのハードスケジュールに。小さな赤ちゃんの負担を少しでも減らすため、万全の準備で当日に備えましょう。

予約を入れてスケジュールを組む

【1】神社の予約
祝詞をあげてもらう場合、神社によっては事前予約が必要です。お宮参りの日取りが決まったら、まず神社に連絡するか、ホームページを見て予約方法を確かめて。
予約不要の場合でも、祝詞をあげる時間が決まっている神社もあるので、何時にするか考えておきましょう。

【2】写真撮影の予約
当日、写真館で記念撮影をする場合も予約が必要です。撮影のタイミングは、「赤ちゃんの機嫌が良いうちに」と参拝の前に済ませる人もいれば、参拝が終わってからゆっくり撮影する人も。また、当日だとバタバタするので後日撮影をする人もいます。ただしその場合、両家の家族が予定を合わせ、再び集まる必要が。全員そろって撮影したいなら、お宮参り当日に行うのがおすすめです。

【3】食事会の予約
お宮参りのあと、食事会をするのであれば、レストランの予約も必要。あまり移動しなくて済むよう、神社の近くのお店を選びましょう。個室を予約しておくと、赤ちゃんを寝かせることができ、ゆっくりお世話もできます。
また、赤ちゃんを連れての外食が不安なら、自宅で食事会をするという案も。その場合、全部手作りで準備するのは大変なので、仕出し弁当などを注文するのがおすすめです。

持ち物を揃える

・授乳グッズ
長時間の外出になるので、授乳は必須。ミルク、哺乳瓶、お湯などのほか、授乳室がない場合に備えて授乳ケープも。

・おむつセット
おむつは余裕をもって多めに。おむつを捨てる場所がないことも多いので、持ち帰り用のビニール袋も忘れないように。

・赤ちゃんの着替え
お参りだけで帰るなら良いのですが、ずっと正装のままだと赤ちゃんも疲れてしまいます。お宮参り→記念撮影→食事会のコースなら、食事会では普段着に着替えさせてもOK。

・タオル
ハンドタオルだけでなく大きめのバスタオルやおくるみがあると、ブランケットがわりに使ったり、おむつ替えのとき下に敷いたりできます。

・夏は暑さ対策、冬は防寒グッズ
夏は扇子や保冷剤など、暑さ対策のアイテムを。赤ちゃんの肌はとても敏感なので、紫外線から守るための日焼け止めや帽子、日傘も用意したいところです。冬はあたたかいブランケットや帽子、レッグウォーマーなどでしっかり防寒対策を。

その他、以下のアイテムも必要に応じて持っていきましょう。
・初穂料
・おもちゃ
・カメラ
・母子手帳(万が一に備えて、あると安心です)

(文/遠藤まゆみ)

あなたにおすすめ

注目コラム