絵本が「好き」を見つける手がかりになったら【横峰沙弥香さんの絵本の時間】

コラム
公開日:2019/11/22
絵本が「好き」を見つける手がかりになったら【横峰沙弥香さんの絵本の時間】

イラストでつづる育児日記が人気の、イラストレーター・横峰沙弥香さん。絵本のある毎日は、横峰家にとってはごく自然なこと。親子で本を楽しむ日常風景をお話しくださいました。

絵本は読みたいときにいつでも。自然と身近な存在になれたら

読み聞かせの時間はとくに決めていなくて、読みたいときにいつでもどうそ、がわが家のスタイル。「ヒマだから何か読もうかな」というくらい、本が身近なものであるといいな、と思っています。

同じ絵本や図鑑でも、子どもによって興味を示すページはちがうから、その子の好きなものがわかるツールでもありますね。娘のゆめ子は、お菓子のページを指さして「おやつを食べたい」と伝えてきたりも(笑)。

横峰さんのとっておき絵本①『す~べりだい』

公園のすべり台が変な形に! 言葉あそびが楽しい絵本。「息子のまめが初めて『買って!』とおねだりした絵本です。暗記するほど読み込んで、妹に読み聞かせも。娘のゆめこも大ウケでゲラゲラ笑います」

『す~べりだい』さく/え・鈴木のりたけ/PHP研究所

私も絵本が好き。読んでいると子供たちがやってきて……

私自身も絵本が好きで、わが家の本棚には年齢層が高めの絵本もたくさん並んでいます。リビングでくつろぎながら、エドワード・ゴーリーのちょっと不気味な『うろんな客』を眺めていると、子どもたちが「読んで」とやってきたり。

物語の内容はまだ難しいかもしれないけれど、意外とおもしろそうに聞いています。こわい、きれい、かわいい、不思議……、きっと絵の雰囲気からも感じ取れるものがたくさんあるんですよね。

息子と娘のいちばんのお気に入り作品を挙げるなら、『きゅっ きゅっ きゅっ』。まめが赤ちゃんのときにいただいた本で、きょうだいでお世話になっています。とくにゆめこは、絵本を認識したした1歳ごろからずっとこの絵本に夢中。

横峰さんのとっておき絵本②『きゅっ きゅっ きゅっ』

赤ちゃんにとっても身近な食事シーンが題材。動物たちとおいしいスープをいただきます。スプーンで口に運んで、こぼしたらやさしくふいてあげて。シンプルなストーリーと、『きゅっ きゅっ きゅっ』というかわいい音が、赤ちゃん心に大ヒット。

『きゅっ きゅっ きゅっ』さく・林明子/福音館書店

きょうだいで絵本に夢中になっている姿がたまりません♡

娘はおもちゃへの執着とか物欲がなくて、何が楽しいのかわかりにくい子なんです。でも、この本を抱えて私のところに走ってくるときは、すごく意思が明確で。なんと最初に覚えた言葉も「きゅっきゅっきゅっ」です。動物たちがこぼしちゃうところで、食い気味に「きゅきゅきゅ!」って言う姿がどうにもかわいくて、私もいっしょに楽しんでいます。

年が離れていても、同じ絵本で楽しめる。そんなところも絵本の大きな魅力ですね。

横峰さんのとっておき絵本③『きんぎょが にげた』

絵探しの名作絵本。「『どっちが早く見つけるか!』と2人で競争しながら楽しんでいます」。

『きんぎょが にげた』さく・五味太郎/福音館書店

横峰沙弥香さん1984年生まれ。イラストレーターとして女性誌やWebなどで活躍中。4歳の長男「まめ」と、2歳の長女「ゆめこ」の育児風景をイラストでつづるインスタグラムも大人気。『ぶっちゃけ子育てどうしてる?』『まめ日記』(ともにかんき出版)など著書多数。
Instagram https://www.instagram.com/sayakayokomine/

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撮影/土屋哲朗(主婦の友社)ヘア&メイク/山下光理  取材・文/浦上藍子 

※この記事は『Baby-mo』より加筆・再編集したものです。

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