胎教絵本の人気おすすめ11選!読み聞かせの効果って?【産婦人科医監修】

 専門家監修
公開日:2019/10/21
更新日:2019/11/05
胎教絵本の人気おすすめ11選!読み聞かせの効果って?【産婦人科医監修】
監修
松峯寿美先生
東峯婦人クリニック名誉院長

「胎教を始めたいけれど、おなかの赤ちゃんにどんなことを話しかけたらいいのか、わからない」と、戸惑ったときは、絵本の読み聞かせがおすすめです。読み聞かせ方のコツ、胎教によい人気おすすめ絵本について、産前産後ケアの第一人者として知られる産婦人科医の松峯寿美先生、産前産後ケアセンター「東峯サライ」の胎教クラスを担当する助産師さんたちにアドバイスをいただきました。

胎教に、絵本の読み聞かせがよい理由は?どんな効果があるの?

絵本の読み聞かせには、物語の世界を通じて、さまざまな体験を共有する楽しさがあります。言葉のリズムの楽しさはもちろんのこと、「温かくて安心する」「すべすべした感触が気持ちいい」「1人でできて、うれしい!」など、わくわくするような楽しい気持ち、やさしい気持ち、成功体験の物語などを、ママが心をこめて読んであげることで、赤ちゃんの心が豊かになっていくと考えられています。しかも、さまざまな絵本の世界を、ママと赤ちゃんが共有できるのです。

絵本の読み聞かせは、親から子への愛情表現です。もちろん、生まれてから読み聞かせをするのも意味があることですが、妊娠中から胎教として読み聞かせをすることで、ママの愛情が、おなかの赤ちゃんの潜在意識に刷り込まれていきます。そして、「自分は愛されている」という自己肯定感や自尊感情を、わが子の内側に育てる働きもあると考えられています。

赤ちゃんは過去を持っていないまっさらな存在。絵本の世界を通して、楽しい気持ちや温かな気持ちを、両親の愛情とともに伝えてあげたいですね。

絵本の読み聞かせは、いつから始めたらいいの?

おなかの赤ちゃんは妊娠5ヶ月くらいから聴覚が発達し、おなかの外の声が聞こえるようになります。早い人だと胎動も始まり、赤ちゃんの存在を実感しやすくなるので、妊娠中期以降に始めるのがおすすめです。

また、休日には、パパに絵本を読んでもらってもいいでしょう。妊娠9ヶ月ごろには聴覚が完成し、パパとママの声を聞きわけるようになっていきます。

妊娠中も仕事を続け、「なかなか時間がとれない」というママも、産休に入ったら、おなかの赤ちゃんに絵本を読み聞かせをするひとときを試してみてください。きっとリラックスできますよ。

絵本の読み聞かせのコツは?

おなかの赤ちゃんに読み聞かせをするときは、赤ちゃんに届きやすいように、少し大きめな声を出しましょう。やや高めの声で、はっきり、ゆっくりと、ていねいに音読するのがコツ

心をこめて読んであげることが大切ですが、「登場人物になりきろう」として、大げさに声色を変える必要はありません。また、音読の途中で中断して、言葉の説明をしたり、アドリブを入れたり、早口にならないように注意。ありのままの言葉のリズムを、ママ自身が楽しんでください。

胎教として読み聞かせをしたお気に入りの絵本は、ママにとっても思い出の1冊となります。わが子が生まれたあとも「これ読んで!」と、おねだりするケースが少なくありません。ママ自身が楽しい気持ちを味わいながら、ゆったりとしたモードで音読することが大切です。産後にわが子を抱っこして、読み聞かせをする情景をイメージしながら、読み聞かせのひとときを楽しんでください。

音読するときのコツ

・少し大きめの声を出す
・ゆっくりと発声する
・口を大きく開けて、はっきりと一語一語区切って発音する
・心をこめて読み聞かせてあげる

赤ちゃんの耳の位置を意識してみよう

妊娠7ヶ月以降になったら、ママの両手を縦におなかの上に置いて、平たく感じるのが赤ちゃんの背中です。その背中を下へとたどっていき、かたくて丸いものに触れることができたら、それが赤ちゃんの頭。その中央に耳があります。

さかごの場合は、赤ちゃんの背中から上にたどっていくと、頭があります。

胎教によい絵本の選び方のポイントは?

絵本の読み聞かせは、ママとおなかの赤ちゃんが、絵本の世界を共有するひととき。「どれを選んだらいいの?」と迷ったときは、言葉の響きやリズムが楽しい絵本、読んでいてやさしい気持ちになれるストーリーを選ぶといいでしょう。ママ自身が子ども時代にお気に入りだった思い出の絵本を選ぶのもいいですね。

ママのリラックスや楽しい気持がそのまま赤ちゃんにも伝わるので、ママ自身が「この絵やストーリーが好き」と気に入った絵本を選ぶのがポイントです。

胎教によいとされる、助産師さんのおすすめ絵本は?

胎教によいとされるロングセラーの人気絵本は、言葉の響きやリズムが楽しい絵本が多いようです。言葉遊びの要素がある絵本は、生まれたあとも、赤ちゃんのお気に入りとなることが多いもの。

ママが声に出して伝えてくれる音やリズム、ママのやさしい声、楽しい気持ちは、赤ちゃんの潜在意識に刻み込まれ、生まれてからも、絵本の読み聞かせが大好きな子に育っていきます。

東峯サライ「胎教クラス」がママたちにおすすめしている絵本のラインナップを紹介します。

『とこてく』『んぐまーま』『ぽぱーぺぽぴぱっぷ』

音のリズムが心地よく、妊娠中はもちろん、生まれたあとも口ずさんで楽しめます。赤ちゃんの胎動があるときに口ずさんで、楽しい気持ちを伝えてあげましょう。
谷川俊太郎・作(クレヨンハウス)

とこてく (谷川俊太郎さんの「あかちゃんから絵本」)クレヨンハウス ¥ 1,320 ※2019/12/08 03:38 時点のAmazon価格Amazonで詳しく見る楽天で詳しく見る

んぐまーま (谷川俊太郎さんの「あかちゃんから絵本」)クレヨンハウス ¥ 1,320 ※2019/12/08 03:37 時点のAmazon価格Amazonで詳しく見る楽天で詳しく見る

ぽぱーぺ ぽぴぱっぷ (谷川俊太郎さんの「あかちゃんから絵本」)子どもの文化普及協会 ¥ 1,320 ※2019/12/08 03:38 時点のAmazon価格Amazonで詳しく見る楽天で詳しく見る

『なにしているの?』『げんきにわんわん』『きんぎょがにげた』

文字が少なく、心温まる絵とストーリーが魅力です。初めて絵本を読み聞かせるママにおすすめ。
五味太郎・作(クレヨンハウス)

なにしているの?クレヨンハウス ¥1320 ※2019/12/07 21:55 時点の楽天価格楽天で詳しく見る

げんきにわんわん (五味太郎さんの干支セトラ絵本)クレヨンハウス ¥ 1,320 ※2019/12/08 03:48 時点のAmazon価格Amazonで詳しく見る楽天で詳しく見る

きんぎょが にげた (幼児絵本シリーズ)子どもの文化普及協会 ¥ 972 ※2019/12/07 03:14 時点のAmazon価格Amazonで詳しく見る楽天で詳しく見る

『ハグタイム』

世界をまるごとハグしようと旅に出る主人公の物語。読み終わったときに、誰かとハグしたくなります。
パトリック・マクドネル・作(あすなろ書房)

ハグタイムあすなろ書房 ¥ 1,650 ※2019/12/08 03:50 時点のAmazon価格Amazonで詳しく見る楽天で詳しく見る

『ぼちぼちいこか』

関西弁で書かれた絵本。主人公のカバがたくさんの失敗をします。「失敗してもいいんだ」と思えて、ふっと肩の力が抜けますよ。
マイク・セーラー・作(偕成社)

ぼちぼちいこか偕成社 ¥ 1,320 ※2019/12/08 03:50 時点のAmazon価格Amazonで詳しく見る楽天で詳しく見る

『あったかいな』

猫の出産を心待ちにする女の子の物語。命の実感について伝えてくれる、生命力あふれる絵本です。
くすのきしげのり・作(廣済堂あかつき)

あったかいな (すこやかな心をはぐくむ絵本)廣済堂あかつき ¥ 1,760 ※2019/12/08 03:50 時点のAmazon価格Amazonで詳しく見る

『わらう』

かわいい笑顔がいっぱいで、幸せな気持ちになる絵本です。
さこももみ・作(白泉社)

わらう (コドモエ[kodomoe]のえほん)白泉社 ¥ 924 ※2019/12/08 03:48 時点のAmazon価格Amazonで詳しく見る楽天で詳しく見る

『うまれるまえのおはなし』

誰もが経験しているのに忘れてしまう〝生まれる前の世界″。そんな生まれる前のことを忘れずにいた女の子が話してくれたお話です。
ひだのかな代・作(ポエムピース)

うまれるまえのおはなしみらいパブリッシング ¥ 1,540 ※2019/12/08 03:50 時点のAmazon価格Amazonで詳しく見る楽天で詳しく見る

※松峯先生が運営するクリニック併設型産前産後ケアセンター「東峯サライ」では、胎教の権威として知られる森本義晴先生(HORACグランフロント大阪クリニック院長)から引き継いだ胎教のメソッドに、松峯先生の考えを融合したM・M(森本・松峯)式胎教をママたちに伝えています。

協力/産前産後ケアセンター 東峯サライ「胎教クラス」担当助産師/漆原絢子さん、中島香織さん、藤間恵子さん、豊貴子さん 臨床心理士/小林トシ子さん

取材・文/Milly編集部

監修
松峯寿美先生
東峯婦人クリニック名誉院長
東京女子医科大学卒業後、同大学病院に10年間勤務し、「不妊外来」を創設。1980年に東峯婦人クリニックを開業し、女性専門外来の先駆けとなる。2014年より産前産後ケアセンター「東峯サライ」をクリニックに併設。妊娠・出産・産前産後ケア、更年期以降まで、女性の一生をトータルで支える医療を実践。近著に「やさしく知る産前・産後ケア 産婦人科医が教える、ママと赤ちゃん こころとからだ」(高橋書店)など。ママたちの不安や疑問にていねいに応えてくれる先生です。
東峯婦人クリニック公式HP東峯サライ公式HP

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