【赤ちゃんの事故&ケガ防止】鍋、電気ケトル、ホットカーペット……秋冬は「うっかりやけど」の危険がいっぱい!

 専門家監修
公開日:2019/10/01
【赤ちゃんの事故&ケガ防止】鍋、電気ケトル、ホットカーペット……秋冬は「うっかりやけど」の危険がいっぱい!
監修
山中龍宏先生
緑園こどもクリニック 院長

お部屋で過ごすことが多い赤ちゃん。室内での事故は、転倒や転落などによるケガだけではありません。秋冬にかけてとくに増えるのが、調理家電や熱々の飲み物などに触れてしまうことによる「やけど」。どんな点にとくに注意するべきか、予防策とあわせてドクターに教えていただきました!

赤ちゃんのやけど 原因1収納棚など低い位置にある調理家電に触れてしまった

キッチングッズを収納するキッチンボード。蒸気を逃すためにスライドさせる炊飯器置き場が、下のほうにセットされているものは要注意。また電気ケトルも同様です。

赤ちゃんのやけど 原因2赤ちゃんを抱っこしたままの飲食で、熱いものがかかった

お茶や熱々のスープなどを持ったまま、赤ちゃんを抱っこして事故になるケースも多々。赤ちゃんは大人が予期せぬ動きをすることも。鍋料理や鉄板料理なども注意して。

赤ちゃんのやけど 原因3ホットカーペットなどによる低温やけど

肌寒くなってくる秋口からは、低温やけどにも注意して。ホットカーペットや湯たんぽなどで低温やけどする赤ちゃんもいます。

赤ちゃんのやけど 原因4熱くなった金属製品に気づかずにやけど

盛夏の太陽は強烈。チャイルドシートベルトの金属部分、ママチャリに取りつけた子どもいすの部品など、意外なところにやけどの原因が。

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赤ちゃんのやけどを防ぐ! 予防のポイント5

赤ちゃんはふいに引っ張ったり、手を伸ばしたりするもの、という前提で行動を。

●赤ちゃんを抱っこしたまま飲んだり食べたりしない
●電気ケトルや炊飯器など熱を持つ調理器具を床に近い場所に置かない
●テーブルクロスを使わない
●鍋料理や焼き肉料理は食卓で取り分けない
●タバコは部屋で吸わない、禁煙する

もしやけどしたときはどうする!?  症状別行動マニュアル

●症状:やけどの範囲が一円玉大以下でうっすら赤くなった程度……⇒流水、冷たいタオルなどでできるだけ長い時間冷やす。
●症状:やけどの範囲が赤ちゃんの手のひら以上、水ぶくれができた……⇒できるだけ冷やして病院へ
●症状:やけどの範囲が片腕や片足など、体の一部分すべて、やけどしたところが黒っぽくなっている……⇒救急車が来るまでできるだけ冷やし続ける。衣服は脱がせない。

Doctor's Advice 電気ケトルによるやけどが増加傾向に。床に近い場所の調理家電にも注意を

最近増えているのが、電気ケトルによるやけど。どこにでも置ける点が人気ですが、低い位置にあるものをはいはいの赤ちゃんが倒す事故が目立ちます。赤ちゃんは腹ばいのままお湯の中にジッとしている状態になり、重症化する例も。キッチンキャビネットの下段にあるスライド棚も盲点。赤ちゃんの手が届くので、炊飯器などを置くのは危険です。

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調理家電や食べ物、暖房器具のほかにも、ママが使うヘアアイロンにも注意を。赤ちゃんの手が届かないところに置いていても、コードなどを引っ張って触れてしまうおそれもあるので、使用後の配慮も必要です。

イラスト/椙浦由宇 文/荒木晶子

※この記事は『Baby-mo2014年夏秋号』より加筆・再編集したものです。

監修
山中龍宏先生
緑園こどもクリニック 院長
産業技術総合研究所デジタルヒューマン工学研究センター傷害予防工学研究チーム長。長年、子どもの事故防止に取り組んでいる第一人者。著書に『子どもの誤飲・事故を防ぐ本』(三省堂)など。

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