【赤ちゃんのお風呂事故】たった1分でも10cmでもおぼれる! いざというときどうする?

 専門家監修
公開日:2019/09/20
【赤ちゃんのお風呂事故】たった1分でも10cmでもおぼれる! いざというときどうする?

赤ちゃんとのあったかお風呂タイムは幸せだけど、基本的にはバタバタして慌ただしいもの。そんななか、気をつけたいのがおぼれるなどの事故。「まさか!」なことが起こりうるお風呂場での事故と、予防のポイントをドクターに教えていただきました。

赤ちゃんの水の事故 ケース110cmでも危険。洗面器の水でおぼれることが!

鼻と口さえ水でおおわれれば、おぼれてしまいます。姿勢によっては、たった10㎝の水深でもおぼれることがあります。

赤ちゃんの水の事故 ケース2とくに浴槽では目を離したらダメ、1分でもおぼれる可能性あり!

髪を洗う間だけ、となりの部屋に着替えをとりに行くだけ――そんな短時間でも、たとえ1分でもおぼれることがあるんです。

赤ちゃんの水の事故 ケース3赤ちゃんは静かにおぼれる。泣いたり暴れたりしない場合も!

おぼれてもバタバタ暴れるとは限りません。水に沈んだ一瞬でびっくりして静かになり、そのままおぼれてしまうこともあります。

関連リンク⇒⇒⇒赤ちゃんのケガや事故を予防するには?【リビング編】

赤ちゃんの水の事故を防ぐ! 予防のポイント7

3人に1人が浴室で危険な目に遭っているという統計も。赤ちゃんや子どもだけにしないことが鉄則。スマホや電話が鳴っても、入浴中は無視して。

●入浴時、赤ちゃんは「後入れ・先出し」
●赤ちゃんを浴槽のふたの上に置かない
●赤ちゃんを浴槽で一人にしない
●入浴中、きょうだいに赤ちゃんの監視をさせない
●入浴後、おふろのお湯は抜く
●風呂場のドアが赤ちゃんに開けられないようにする
●洗濯機のそばに踏み台になるものを置かない

おぼれてしまったときはどうする!? 症状別行動マニュアル

●症状:水から引き上げられて泣いたあとケロっとしている、とくにいつもと違う様子はない……⇒とくに何もする必要はないが、念のため数時間は様子に注意する。
●症状:機嫌が悪い、顔色が悪い、なんとなくいつもと様子が違う、水をたくさん飲んだ……⇒できるだけ早く病院を受診する。
●症状:意識がない、呼びかけても反応がない、顔色が悪くぐったりしている、呼吸がおかしい、脈はあるが呼吸していない……⇒一刻も早く病院へ。ゆすったり動かしたりしてはいけない。

Doctor's Advice 圧倒的に多いお風呂での事故。浴槽の高さにも気をつけて

1歳代の死亡事故で最も多いのは溺死。ほとんどはお風呂で起きています。ママが髪を洗っている間や、上の子をお世話している間に、ドボン。赤ちゃんは水に落ちてもバチャバチャせず、静かにおぼれることもあります。入浴時、子どもは「大人のあとから入れて、先に出す」を鉄則にしましょう。

洗い場から浴槽をのぞきこんで転落することもあります。床から浴槽のふちまでの高さが50cm未満なら危険度大。

関連リンク⇒⇒⇒要注意! 夏に多い事故「おぼれ」は、こんなシーンで起きやすい!

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「ちょっとだけだから……」とつい、赤ちゃんから目を離してしまうお風呂タイム。赤ちゃんの水の事故は決してレアケースではないことを覚えておいて。お風呂場や洗面所まわりなど、危険なところがないか、再度確認をしてみてください。

イラスト/椙浦由宇 文/荒木晶子

※この記事は『Baby-mo2014年夏秋号』より加筆・再編集したものです。

監修
山中龍宏先生
緑園こどもクリニック 院長
産業技術総合研究所デジタルヒューマン工学研究センター傷害予防工学研究チーム長。長年、子どもの事故防止に取り組んでいる第一人者。著書に『子どもの誤飲・事故を防ぐ本』(三省堂)など。

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