つわりを食べ物や飲み物で緩和!つらいときの対処法【産婦人科医監修】

 専門家監修
公開日:2019/09/05
つわりを食べ物や飲み物で緩和!つらいときの対処法【産婦人科医監修】
監修
楠木総司(くすのき そうし)先生
あらかわレディースクリニック院長

「つわりは赤ちゃんが元気な証拠」とはいえ、現実はつらいもの。先輩ママたちはどうやってつらさを乗り切ったのでしょう? 「つらさを緩和する食べ物や飲み物は?」おすすめの食べ物や飲み物、食事の仕方について、先輩ママの体験談とともに紹介します。

つわりってなに?

つわりとは、妊娠初期にあらわれるさまざまな不快症状のことで、妊婦さんのほとんどが経験します。代表的な症状としては、吐き気、胸焼け、胃もたれ、嘔吐、食欲不振などがあげられます。

つわりの原因は?

妊娠初期につわりが起こる原因には諸説あり、はっきりとは解明されていないのですが、次にあげるような事柄が複合的に作用して起こるのではないかと考えられています。

・ホルモンの分泌量に変化が生じる

・血糖値が変化しやすくなる

・自律神経のバランスが乱れやすくなる

・ビタミン類が不足しがちになる

・亜鉛不足が味覚や嗅覚に影響を及ぼす

これらのうち、つわりの原因と特に関連が深いと考えられているのが、hCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)というホルモンです。hCGは、妊娠を維持するうえでとても重要な役割を果たします。hCGの分泌は、受精卵が子宮内膜に着床して胎盤が形成され始めた直後から始まって、8〜10週ごろピークに達します。これは、ちょうどつわりの時期と重なります。そのため、hCGがつわりを引き起こす要因の一つではないかと考えられているのです。

つわりが起こる時期は?

妊婦さんによって個人差はありますが、一般的につわりが起こる時期は、妊娠5〜7週ごろ。そして、10週前後でピークを迎え、胎盤が完成する15〜16週には終わる人が多いとされています。

つわりにはどんな種類がある?

つわりでどんな症状があらわれるかは、妊婦さんによって異なりますが、先輩ママたちへのアンケート調査の結果、大きく5つのタイプに分かれました。

① 食べづわり

空腹時に吐き気をもよおすタイプのつわりです。お腹がすくとムカムカし始め、食べることによって症状が軽減されます。

② 吐きづわり

つわりの代表的な症状で、何かを食べると吐き気をもよおしたり、実際に嘔吐したりします。吐き気の頻度やタイミングは人によって異なり、食べられるもの、食べられないものも個人差があります。

③ 匂いづわり

妊娠がきっかけで匂いに敏感になり、特定の食べもの、香水などに反応して吐き気をもよおします。

④ 眠りづわり

睡眠不足でもないのに昼夜に関係なく眠いという症状に悩まされる人もいます。ついついぼんやりしがちになるため、理解のない人から「怠けている」と誤解されることも。

⑤ よだれづわり

唾液の分泌量が増えるタイプのつわりです。唾液そのものの匂いに過敏になって吐き気をもよおす人もいます。

監修
楠木総司(くすのき そうし)先生
あらかわレディースクリニック院長
平成16年順天堂大学医学部卒業、医学博士、日本産科婦人科学会専門医、日本がん治療認定医機構がん治療認定医、日本婦人科腫瘍専門医、日本産科婦人科学会内視鏡技術認定医、日本性感染症学会認定医。2019年6月にオープンした東京・町屋の「あらかわレディースクリニック」は、妊娠・出産だけでなく産後ケアによるママと赤ちゃんのサポートも行っています。また、婦人科疾患に対する腹腔鏡手術も備えた産科・婦人科施設です。

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