水道水は沸騰させれば赤ちゃんでも安全?残留塩素や気になるアレコレ

コラム
公開日:2019/08/31
更新日:2019/09/02
水道水は沸騰させれば赤ちゃんでも安全?残留塩素や気になるアレコレ

世界各国の水に比べ、日本の水道水は安全だと言われています。しかし、それは果たして本当なのでしょうか?赤ちゃんや幼児がいる家庭では、安心安全な水を使いたいもの。今回は、水道水の安全性や沸騰させることでどのような変化が起きるのかについて、検証してみたいと思います。ウォーターサーバーの導入を検討している人や、水にかかるコストを抑えたいと考えている人は必見です。

水道水が私たちに与える害や危険な成分が知りたい

大人の中には、蛇口から出てくる水をそのままコップに入れて飲む人もいます。“日本の水は安全だから”という考えを持っている人が多くいますが、本当に蛇口から出てくる水をそのまま飲んでも大丈夫なのでしょうか。

水道水が蛇口から出てくるまでの仕組み

普段私たちが使用している水道水は、日本国内の湖沼や河川、ダムなどから引き揚げられた水をもとに作られています。もちろん、それらの場所から引き揚げられた水をそのまま日常生活に利用することはできません。料理に使ったり手を洗ったりできる状態の水にするために、さまざまな段階を踏んでいるのです。
水道水のもととなる水は、まず各地にある浄水場へと引き上げられます。浄水場は、水道水として供給できるレベルにまで原水の水質をきれいにする場所。水道水として供給できる基準に達するには、浄水場で水のろ過や消毒などを行わないといけません。
着水井(ちゃくすいせい)→沈でん池→急速ろ過池→消毒設備→配水池→ポンプ場と、さまざまな場所を経て水道水へと生まれ変わるのです。

日本の水道水に含まれている成分とは

河川などから引き揚げた水には、さまざまな有害物質が含まれています。そのまま飲用してしまうと、体に悪影響を及ぼす場合も。安全に利用できる水へと変化させるために、いろいろな成分が添加されます。
水道水に含まれる成分の中で、人間の体に害があるのではないかと言われているのが塩素・トリハロメタン・アルミニウムなど。それぞれ、どのような影響があるのか見ていきましょう。

・病原菌を殺菌するために添加される「塩素」

水道水のもととなる水は、浄水場にてろ過・殺菌・消毒が行なわれます。しかし、そのあと各家庭へと水道管内を通って移動する間に、さまざまな細菌と触れ合ってしまうのです。そこで必要となるのが、塩素。塩素は、浄水場から各家庭へと水道水が運ばれる間に触れ合う菌を殺す働きがあると言われています。水道水を安全に利用するために、欠かせない成分なのです。しかし塩素は、濃度が高くなるとお肌のたんぱく質を壊してしまったり、水道水にカルキ臭をもたらしてしまいます。必要不可欠なものでありながらも、濃度には注意が必要な成分です。

・有害物質として知られる「トリハロメタン」

トリハロメタンは、水道水を塩素で消毒することによって発生する物質です。摂取することで体に悪影響を及ぼす物質と知られるトリハロメタンですが、日本の水道水に定められている基準は、生涯水道水を飲み続けても体に影響が出ないほどの数値。塩素で消毒をする以上どうしても発生してしまう化合物ですが、水道水を使用する上ではあまり心配する必要がないと言えます。(参考:東京都水道局

・摂取しても体外へと排出される「アルミニウム」

アルミニウムは、浄水場にて“凝集剤”として使用されている成分です。アルミニウムは、そのまま水道水に残ってしまう可能性があるとして指摘されるケースも。水道水を飲用すると、アルミニウムも体内に取り込まれますが、健康な人であれば99%体外へ排出されると考えられているので過剰に反応する必要はないと言えます。

赤ちゃんのミルクやお茶に水道水を使ってもいいの?

さまざまな成分を含んでいる、水道水。まだまだ体の機能が未熟な赤ちゃんに、水道水を使ったミルクやお茶を飲ませてもいいのでしょうか。

昔は水道水を飲むのが当たり前だった

今はペットボトルに入ったミネラルウォーターや、家庭用ウォーターサーバーなど、お金を出して飲料用水を買うのが当たり前になりました。しかし、そのような習慣がない時代には、飲む人の年齢に関係なく、水道水を飲用するのが当たり前だったのです。
厚生労働省によって定められている水道水の安全基準は、定期的に新しいものへと書き換えられています。そのため、水道水を飲んでも基本的には害がないというのが、一般的な考えです。
一方赤ちゃんの飲用については決まったルールがないだけにママやパパの考え方にも差があり、「半年くらいまでは一度沸騰させた湯冷ましを飲ませていた」「1歳過ぎまではミルク用の水を使ったり、赤ちゃん用のお茶を購入していた」などさまざまな人がいます。また赤ちゃんによって消化機能の発達具合には個人差があるもの。心配な場合は、水道水を沸騰させたり、赤ちゃん用のRO水を購入するのもよいでしょう。

RO水を利用したい場合は、ウォーターサーバーが便利です。調乳用として人気の高いウォーターサーバーとしては、アクラクララやクリクラなどが有名です。

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水道水を沸騰させることのメリット

水道水をそのまま飲むことに抵抗がある人も、一度沸騰させたものなら飲めるという場合も多いことでしょう。水道水を沸騰させると、どのようなメリットがあるのかチェックしていきましょう。

沸騰させることで除去できる物質がある

水道水には、有害と思われる成分も含まれています。もちろん水道水を飲み続けても、体に影響が出ない程度の数値が基準値となっているので、問題はありません。しかし、水道水のカルキ臭さが気になったりできるだけ安全に飲みたいと考える人には、一度水道水を沸騰させてから飲む方法がおすすめです。
水道水を沸騰させることで、殺菌のために添加されカルキ臭の原因となっている“塩素”と、有害物質である“トリハロメタン”を除去することができます。トリハロメタンについては、沸騰させることでその量が増えてしまうという説も。しかし、10分以上沸騰させればトリハロメタンの量はほぼ0の状態になると言われているので、水道水の安全性が気になる人はしっかり時間をかけて沸騰させましょう。(参考:三重県

水道水を沸騰させると味にも変化が?

水道水を沸騰させることのメリットは、有害物質の除去だけではありません。実は、沸騰させることで水道水の味にも変化が現れるのです。
先ほどもご紹介したように、水道水を沸騰させることでカルキ臭の原因となる塩素をほぼ0の状態にすることができます。
水道水を飲むのが苦手な人の中には、独特のカルキ臭さが気になるという人も少なくありません。水道水を沸騰させると、カルキ臭がなくなるのですっきり飲みやすい水へと変化します。水の性質も、軟水へと変化。水道水をおいしく飲みたい人は、一度沸騰させてから冷蔵庫などで冷やしてから飲むのがおすすめです。

水道水を沸騰させる時間を知りたい

水道水を沸騰させることで、さまざまなメリットがあることがわかりました。では、どれくらいの時間沸騰させるのがベストなのでしょうか。
水道水に含まれる塩素は、5分ほど沸騰させることによってほぼ0の状態になると言われています。しかし、水道水に含まれている物質で気になるのは塩素だけではありません。沸騰させることで除去できるもう1つの物質“トリハロメタン”は、短時間の沸騰でその量が増えると言われています。3分間沸騰状態をキープすれば、トリハロメタンの量は半分に。10分間沸騰させればほぼ0の状態へ近づけられるのです。
沸騰させるのにベストな時間は、最低でも10分以上。塩素もトリハロメタンも揮発させることができるので、安心して水道水を口にしたい人はしっかりと時間をかけて沸騰させましょう。

水道水を沸騰させる際の注意点を知りたい

沸騰させることで、おいしく飲める水道水。沸騰の際、注意しておかなければいけないポイントについてまとめました。

沸騰させれば全ての有害物質が除去されるというわけではない

沸騰させることで、水道水をより飲みやすい状態にすることができますが、実は全ての有害物質が除去されるというわけではありません。塩素やトリハロメタンについては、時間をかけて沸騰させることで除去することができます。しかし、その他の有害物質として知られる“アルミニウム”や、鉛の水道管を使っている場所で水道水に混入してしまう“鉛”は、沸騰で除去することができません。沸騰させることで水道水が“純水”になるというわけではないので、頭に入れておきましょう。

沸騰させるときはやかんのフタを開けておく

水道水に含まれる塩素やトリハロメタンは、沸騰させると気化します。蒸気と一緒に空気中へと発散されるのですが、水道水を沸騰させる容器自体にフタをしていると、塩素やトリハロメタンを閉じ込めてしまうことになります。
沸騰させてせっかく気化した塩素・トリハロメタンの行き場がなくなってしまうので、確実に揮発させるためにもやかんのフタを開けておくようにしましょう。

沸騰させるほかに水を安全に飲む方法を知りたい

水道水を安全に飲む方法は、“沸騰”だけではありません。沸騰以外の方法について、まとめました。

浄水器を使って水道水を安全に飲む

水道水を安全に飲む代表的な方法として、よく知られているのが“浄水器”。沸騰させる場合のように時間をかけずとも安全に水道水が飲めるので、簡単に手っ取り早く水道水を飲みたいという人におすすめです。
今はさまざまなメーカーから浄水器が販売されており、水道水の塩素を除去するだけでなく、商品によってプラスαの機能がついているものも。高額なイメージのある浄水器ですが、月々1,000円程度で利用できるものもあるので、チェックしてみてください。

国産浄水器きよまろプラス

水道に直結するタイプのウォーターサーバー

安全安心な水を飲みたい人から人気なのが、ウォーターサーバー。しかし。サーバーに重いボトルをセットしなければいけなかったり、水代が意外と高かったり、結局続かなかったという人も少なくありません。
しかし、今じわじわと人気を集めているのが、水道の蛇口に直結した新しいタイプのウォーターサーバー。水道水をサーバーに通して安全な状態へと浄水してくれるので、重たい水のボトルを交換する手間がいりません。水道水の次世代的な飲み方である、水道直結のウォーターサーバー。お湯もすぐに出せるので、赤ちゃんがいる家庭にもおすすめです。

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文/川西まあさ

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