「私ってダメママかも……」。どうすれば「ダメ思想」から抜け出せる?

コラム
公開日:2019/08/30
「私ってダメママかも……」。どうすれば「ダメ思想」から抜け出せる?

すぐにイライラしてしまったり、赤ちゃんより自分のことを優先してしまったり、ふとした瞬間に「私ってダメだ……」って思うことは少なくないはず。ほかのママたちは、どんなシーンでそう感じてる? そんなとき、どうやって気持ちを切り替えてる? ママの体験談と専門家のアドバイスを見てみましょう。

ダメシーンその1余裕がなくてつい子どもにイラッ……

おむつ替えや着替えをするときに、動きまわる子どもにイラッ。(ベビー10ヶ月)

◆子どもが1才前のことですが、寝つきが悪くて泣き続けたときに「寝たいなら寝ればいいじゃん!!」と怒っていました。毎晩毎晩、寝ないで泣き続けるのくり返しだったので、私もヘトヘト。そのときは、うまく寝かしつけられない自分に「ダメママだ……」と嫌悪感いっぱいに……。 (ベビー1歳2ヶ月)

◆何をしても泣きやまないときは、イライラして「なんで?」と言ってしまう。(ベビー1歳5ヶ月)

◆イヤイヤ期に突入。毎日、何をしてもイヤイヤと言われています。イヤイヤが激しいときは、がまんができずどなりたくなることも……。 (ベビー1歳10ヶ月)

◆おもちゃを散らかしたり、ごはんを口から出す、ゴミ箱をひっくり返す、植木鉢の土を投げるなどするとき。赤ちゃんだからしかたないと思いたいけど、「ママの仕事が増える!!!」とイライラしてしまう。(ベビー1歳6ヶ月) 

ダメシーンその2わかっているのに自分のことを優先してしまう

◆自分が疲れているときに、ベビーの「遊んでほしい」「絵本を読んでほしい」「公園に行きたい」という要求にこたえないときは、だめママだなぁって思います。(ベビー2歳)

◆私が片づけるのがめんどうなので、おもちゃを出そうとしても「ダメ!」と止めてしまう。(ベビー1歳9ヶ月)

◆仕事を家に持ち帰ったとき、ベビーに甘えられると「今忙しいから、パパの所に行って!!」と追いやってしまう。(ベビー1歳3ヶ月) 

◆自分がテレビに夢中になって、子どもをあまりかまっていないときがある。(ベビー1歳)

◆私が出無精なので、子どもが外に出たがっても外に行かないで、「おうちにいよ〜よ」と言って、DVDを見せてゴロゴロしている。(ベビー1歳8ヶ月) 

◆用事をこなしているときに子どもが泣いていても、「もうすぐ終わるから」と思ってそのままにしている。(ベビー6ヶ月) 

ダメ思想から抜け出したい! モヤモヤとさよならするための5つの手段!

紙に書き出して思いっきり破る!

イヤなことがあったら、ダメだ、と思ったその出来事をすべて紙に書き出す。全部書き出したら、手でビリビリッと破って捨てるとモヤモヤがすっきりします。ポイントは、勢いよくビリビリにして、いさぎよく捨てること。

2自分にふれ、ほめてあげる

腕や足など、自分の体を自分でさすってみましょう。意外と冷えていたり、疲れていることに気がつくことも。自分にふれることで、気持ちもラクになることもあります。さすりながら自分で自分を「よく頑張っているね」とほめるのもいいですよ。

3ガーデニングなどで土にふれる

土にふれることで、自然にふれ、自分の体の感覚を刺激することができます。また、土いじりをすることによって、自分自身の心と向き合う時間がとれるのです。出産してから、ガーデニングにハマるママたちも多いようですよ。

4大きな声を出してイライラを吐き出す!

 声を出すことは、ストレス発散になります。大きな声で叫ぶと、体の中にあったイライラしている気持ちが声といっしょに出ていく感じも。大きな声を出して歌えるカラオケはとくにおすすめ。

5ちょっとの時間でも! 散歩など外に出る

家の中に閉じこもってばかりいないで、外に出ましょう。子どもと散歩をするのでもOK。散歩に出たときは、積極的にほかの人とあいさつをしましょう。人とコミュニケーションをとることが実はとても大切。児童館などでほかのママと交流することもいいですね。

ママたちはどうしてる?効果アリの気分転換方法★

♡ひと呼吸おいて切り替え!

●夜中に起きて、グズグズしたときに少しイライラしてしまった。そんなときは、大きくため息をついて、気持ちを切り替えてから寝かしつけをするようにしている。(ベビー10ヶ月)

●怒りそうになったら、まずは黙る。口を開くと怒りの言葉が出てきそうなので。(ベビー1歳6ヶ月)

♡スキンシップをとる
怒ったあとは、気持ちを落ち着かせて子どもをギューッと抱きしめる。(ベビー9カ月)
●いっしょにお風呂に入る。(ベビー1歳4ヶ月)

♡少しだけ離れて気持ちを落ち着かせる

●少しだけトイレにこもって気持ちを落ち着かせています。(ベビー2歳)

●子どもと別の部屋に移動。落ち着いたら、「イタズラしたくなるものを置いていた自分も悪い」と反省する。(ベビー1歳11ヶ月)

●あまりにもイライラしたときは、1mほど離れて、黙って子どもの行動を見守る。(ベビー2歳)

♡笑顔をつくる

●わざとでもニコニコしながら子どもに接する。そうすると、子どもも笑顔になるので、その笑顔を見て癒やされる。(ベビー1才)

●イラッとしたことも笑いに変えられるように、おもしろいポイントを見つける。(ベビー1歳7ヶ月

♡前向きに考えるようにする
●手伝ってくれる人に甘えすぎてるなぁ……と反省したら、「子育ては大変だから、周りに助けを求めるのは当然。ほかの時間は、ちゃんと私が見ているんだから、大丈夫」と思うようにする。(ベビー1歳8ヶ月)
●私がいないと、だめなんだ!! と気持ちを明るくする。(ベビー1歳9ヶ月)

♡昔を思い出す
●出産時の日記や写真を見て、初めて息子を抱いたときの気持ちを思い出す。(ベビー10ヶ月)
●妊娠したときの喜びを思い出す。(ベビー9ヶ月) 

♡外に出る
●子どもといっしょに散歩に出かけ、新鮮な空気を吸う。(ベビー6ヶ月)
● ベランダに出て深呼吸!! (ベビー2歳)

♡とりあえず、寝る
●子どもといっしょに昼寝をしちゃう。(ベビー10ヶ月)
●横になって休憩。そのとき、母に家事を代わってもらう。(ベビー1歳5ヶ月)

♡別のことをする
●大好きなチョコレートを食べて気持ちをリセット!(ベビー1歳)
●「まだまだ赤ちゃんなんだから、私がいっしょにイライラしてどうする!!」と自分で自分に突っ込みを入れる。(ベビー8ヶ月)
●とりあえずコーヒータイム。もちろん座って飲めないので、テーブルにコーヒーを置いて、立ち飲み。それでも気分が変わります。(ベビー6ヶ月)

From.Dr 今日と明日は同じじゃない! 小さな変化に気づくと気持ちも前向きに

子育てをしていて、「この状態が永遠に続いたら……」なんて思わないでください。子育てに“いつもと同じ”ということはありません。「昨日はできなかったけど、今日はできている!!」と小さな変化を心にとめるようにして。くり返しだと思うからつらくなってしまうんです。一日一日が少しでも違うということに気がつくようになると、毎日が楽しくなって、自分がやっていることに意味があると感じられるようになりますよ。

アドバイス

Profile
若林宏行先生
若林心理教育研究所 代表
個人やグループでのセッション、ワークショップ講師や公立中学校のカウンセラーとして活躍中。誰もがもっている「思い込みや言葉の幻想」と「目の前で起こっている現実」の区別をつけ、本来の自分を思い出してもらう活動「幻想斬り」を推奨。

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思うように育児ができないと、自分を責めたりイライラしたり、どうしても気持ちが後ろ向きになってしまうもの。そんなときこそ、ここで紹介した方法を試してみて! いつもとちょっと違うことをするだけでも、気持ちがラクになるかもしれませんよ。

イラスト/高橋ユウ 文/鈴木晶子

※この記事は『Baby-mo2012年3月号』より加筆・再編集したものです。

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