【0歳でむし歯になる原因は?】 赤ちゃんの歯みがき&歯並びをよくするポイント7

 専門家監修
公開日:2019/08/01
【0歳でむし歯になる原因は?】 赤ちゃんの歯みがき&歯並びをよくするポイント7
監修
倉治ななえ先生
テクノポートデンタルクリニック院長

一般的に生後6ヶ月ごろから生え始める赤ちゃんの歯。健康な歯に育てるために歯みがきは大切なことだけど、いつごろから始めればいいのでしょう。歯並びをよくするために大切なことなど、乳歯のケア法もあわせて、ママの疑問を専門家に聞いてみました!

Q1:赤ちゃんの歯みがきはいつから? 歯が生えてから?

やわらかな歯ブラシで、歯が生える前から習慣を

歯みがきを始めるのは、もうすぐ歯が生える、歯ぐきがむずがゆいころが理想的です。ママがやわらかい歯ブラシで歯ぐきをマッサージしてあげると、その気持ちよさに、赤ちゃんは歯ブラシを受け入れるようになります。歯ブラシのマッサージを習慣にすれば、歯が生えた瞬間から自然に歯みがきが始まっているので、イヤイヤもありません。

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Q2:歯ブラシは、赤ちゃんが持てる自分用だけじゃダメ?

自分用と仕上げ用は目的が違うので、歯が生えたら仕上げみがき用を

自分みがき用は赤ちゃんがカミカミするものです。カミカミするだけで汚れが落ちるわけではありませんが、将来、自分でみがけるように練習するために使います。月齢に合わせた安全なものを選びましょう。

いっぽう、仕上げみがき用は歯垢除去が目的です。赤ちゃんの小さな口に合い、歯ぐきを傷つけないように毛がやわらかいものを選びましょう。

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Q3:むし歯は1歳になる前でもできるの?

甘い飲み物などでむし歯になる場合も。ママやパパも気をつけて

1歳ごろのむし歯で一番多いのが「ボトルカリエス」。哺乳びん(ボトル)で乳酸・イオン飲料やジュースなど甘い飲み物をだらだら与えることによるむし歯で、上の前歯がずらりとむし歯になるケースも。

生後すぐの赤ちゃんの口の中にむし歯菌はいませんが、早期にミュータンス菌に感染すると、むし歯にかかりやすくなります。そのため、両親はじめ周囲の大人がむし歯を治療しておくことや、キシリトールガムをかむなどして、ミュータンス菌をへらすことが大切です。

Q4:0歳代は1日に何回歯磨きをするのがいい?

朝と夜の1日2回、夜の仕上げみがきは9歳ごろまでしましょう

食事は1日3回なので、理想は3回ですが、離乳食時代の赤ちゃんは、朝と夜の2回、きちんとみがく習慣をつけましょう。小学校に入るまでは朝も夜も仕上げみがきをします。夜の仕上げみがきは、9歳ごろまでは行いましょう。

Q5:歯みがき剤はいつから使うの?

基本的にはうがいができるようになってから。ただし例外もあります

歯みがき剤を使うのは、歯みがき剤を飲み込まず、きちんと出せるようになってからが基本です。うがいができるようになるのは早くて2歳ごろ。そのころからフッ素入りの歯みがき剤を使い、フッ素で歯を強化しましょう。

ただし、①ママやパパにむし歯がある、②ママやパパの口の中にミュータンス菌が多い、③赤ちゃんがすでにむし歯になってしまった、という場合はうがいができない時期でもOKの歯みがき剤を使いましょう。

Q6:夜中の授乳や添い乳もむし歯の原因になる?

きちんとケアし、きれいな状態ならむし歯になりません

母乳に含まれる乳糖は、砂糖とは異なる性質を持っています。歯の周りにプラークがついているときに母乳を飲むと、乳糖はむし歯の原因になります。逆に日中きちんと歯みがきができていて、プラークがない口の中なら、むし歯をつくりません、添い乳をするときは、歯みがきをしてからにしましょう。

Q7:歯並びをよくするために赤ちゃん時代から気をつけることは?

よくかんであごの骨を育てることが第一歩

歯並びをよくするために大切なことは、乳歯のときからあごの骨を育てることです。あごの骨が育たないと、永久歯の生えるスペースが確保できず、きれいに生えそろわないからです。

あごは「かむ」ことにより栄養を取り込んで育ちます。かむためには、おかかがすいていることが大前提。散歩や遊びで体を動かしておなかをすかせる、おいしそうなにおいや五感で食欲をかきたてるなど、よくかんで食べる生活が、歯並びをよくすることにつながります。

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赤ちゃんの歯みがきは、まず「歯ブラシ」に慣れることからスタート! むし歯予防はもちろん、将来の歯並びのためにも、規則正しい食生活を意識するなど、今からきちんとケアしてあげたいですね。

取材・文/福本千秋

※この記事はBaby-mo 2016夏秋号より加筆・再編集したものです。

監修
倉治ななえ先生
テクノポートデンタルクリニック院長
東京都大田区のテクノポートデンタルクリニック院長。日本歯科大学附属病院臨床教授。生活習慣や子育ての方法を見直すことで、子どもの美しい歯を育てることを提案する「子育て歯科」の第一人者。講演活動やテレビ出演、本の執筆など、多方面で活躍中。

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