豪華客船クルーズって、実は子連れ向き! ファミリーに人気のボイジャー・オブ・ザ・シーズ乗船レポート【たびたび子連れ旅ルポVol.4】

コラム
公開日:2019/07/05
更新日:2019/07/23
豪華客船クルーズって、実は子連れ向き! ファミリーに人気のボイジャー・オブ・ザ・シーズ乗船レポート【たびたび子連れ旅ルポVol.4】

子連れトラベルエディターによる好評連載! ベビー連れ、キッズ連れで旅行するときのポイントや宿選び、持ち物、子連れ旅行レポートなどをお届けしているシリーズ第4回目は、豪華客船クルーズの旅。ファミリーに優しいと高い評価を得ているロイヤル・カリビアン・インターナショナルの大型客船「ボイジャー・オブ・ザ・シーズ」で体験した4泊5日の船旅を前後編でお届けしていきます。

豪華客船は「リーズナブル」「移動がラク」「子連れ大歓迎」

最近どんどん人気が高まっている豪華客船クルーズの旅。前年比7万人ほど増え続けているそうで、「お金持ちの大人だけがのんびり優雅に楽しむ旅」というのはもう過去の話です。大型客船なら今は旅行代金が1泊1万円台からで、しかも宿泊費や船に乗っている間の移動費はもちろん食事代(アルコールはのぞく)、船内のアクティビティやショーなどの鑑賞代もすべて含まれているから、普通の旅行よりリーズナブルになる場合も。

今回乗船したのは、ロイヤル・カリビアン・インターナショナルの人気大型客船「ボイジャー・オブ・ザ・シーズ」。シンガポール発着で、マレーシアのペナン島、タイのプーケットをまわる4泊5日のコースでした。ちなみに日程は最短で3泊4日からのコースが用意されていて、金曜日と月曜日に休みをとれれば木曜深夜に日本を出発、金曜早朝シンガポール着で船に乗り、3泊して月曜日の夜にシンガポールを出発というスケジュールを組むことができます。パパが忙しくても、有給2日ならなんとかなるのでは? また移動や乗り継ぎが大変な子連れだと周遊旅行なんて夢のまた夢ですが、クルーズ旅行なら船で遊んでいる間に次の寄港地まで連れて行ってくれるのでとにかくラク。寄港地で遊ぶときは重いスーツケースを持ち出す必要がなく、手ぶらで船を降りてまた船に帰ってこれるんです。まさに動くホテル!

ボイジャー・オブ・ザ・シーズは特にファミリーに人気の高い客船なのですが、その理由はとにかくエンターテインメントが豊富だから。船の中にはプールはもちろん、赤ちゃんのプレイルーム、アイススケートリンク、ショー鑑賞など毎日豊富なアクティビティが提供されているので飽きることがありません。「ずっと船の中で退屈しない?」なんてとんでもない、遊ぶものが多すぎて逆に忙しいくらいでした! なんと3才から預かってくれるキッズクラブも。保育園や幼稚園のように子どもだけで遊ぶ施設が船内に設けられています。これらが全部船の中で楽しめて、しかも疲れても客室はすぐそこ。いつでも戻って休むことができるというのも大きいです。

シンガポールの港からいよいよ乗船!

ボイジャー・オブ・ザ・シーズはシンガポールのマリーナベイ・クルーズセンターから出航。シンガポールのチャンギ空港からはタクシーで30分ほどと、かなり近いです。シンガポールはMRTという鉄道網が発達していますがタクシーも格安なので、スーツケースやベビーカーがあるならなおさらタクシーを使うほうが便利。船の中に入れるのは昼頃からなのですが、日本からの便は早朝着が多いので、クルーズセンターでスーツケースを預けると便利。シンガポール観光する時間もあり、一石二鳥でなんだか得した気分です。

豪華客船クルーズ クルーズ旅 チェックインクルーズセンターの入り口近くにある、荷物のチェックインコーナー。乗船のチェックインが始まる前から荷物を預かってくれるので、ここで手ぶらになれれば乗船まで約半日、身軽で遊ぶことができます

クルーズ旅 豪華客船クルーズ チェックインクルーズセンターのチェックインカウンター。3,000名を超える乗客がチェックインすることになりますが、客室のエリアごとに時間がずらされているので、それほど混み合うことはありません。オンラインチェックインというサービスもあり、ネットで事前にすませておけばあっという間に終了します

ボイジャー・オブ・ザ・シーズ乗船するボイジャー・オブ・ザ・シーズ。約14万トン、全長は310メートルと東京タワーの高さと同じくらい大きい船で圧巻です。大きすぎて、客船とのツーショットが撮れないほどです

ボイジャー・オブ・ザ・シーズチェックインや出国審査をすませていざ乗船! 子どもは迷子防止、緊急時の避難をスムーズにするため客室のエリアごとでカラーをわけてあるリストバンドを着用します

先にチェックインしておいたスーツケースは、クルーが客室の前まで運んでくれるので楽チン。客室に入れるのも夕方ごろなので、それまでは船内探検をしたり、レストランでランチを食べました。

ボイジャー・オブ・ザ・シーズ クルーズ旅デッキは気持ちいい! 大きすぎて、2才の娘は船の中にいるということがなかなかイメージできない様子でした

ボイジャー・オブ・ザ・シーズ クルーズ旅プールを見下ろせるデッキ。走り回っても大丈夫なほど十分な広さがあり、のびのび過ごせました!

ボイジャー・オブ・ザ・シーズ クルーズ旅船の中央には、長さ122mのロイヤルプロムナードと呼ばれる大通りが。4層吹き抜けになって、これが船の中とは思えないほどの開放感です。ショッピングしたり、カフェ(もちろんインクルーシブ!)で一休みしたり、イベントが行われたりと1日じゅう賑わっています

ちなみに、ボイジャー・オブ・ザ・シーズを運航するロイヤル・カリビアンはアメリカの会社ですが、日本語でのサポートも手厚いのが大きなポイント。日本総代理店のミキ・ツーリストをはじめ、大手旅行会社でも取り扱いがあります。個人で予約してもオンラインチェックインは日本語ガイドを見ながら簡単に完了。人気の航路には日本人コーディネーターが乗船していて、乗船後と下船前には日本語で説明会を開いてくれていたので初めてのクルーズでも安心でした。

ロイヤル・カリビアン チェックインチェックインの時間短縮になる事前のオンラインチェックインは、手続きサイトは英語ですが日本語ガイドに手順説明もあるのでスムーズに完了します

ボイジャー・オブ・ザ・シーズ クルーズコンパス客室に毎晩届けられる新聞「クルーズコンパス」。船内で翌日行われるイベントやスケジュール、お得な情報が載っていますが、日本語版も用意されています!

夕方になり、いよいよ5日間過ごす客室に入ります。今回はスタンダードな内側の客室。母子3人で過ごすのには十分の広さです。シャワーも完備しています。窓はありませんが、船に乗っている間はほとんどどこかへ遊びに出かけていたので寝に帰るだけでまったく問題ありませんでした。収納スペースもたっぷりあって充実しており、スーツケースを広げっぱなし、なんてこともナシ。初日のうちにきれいに整理整頓し、5日間広く快適に使えました。湯沸かし器もついていたので、ミルクや離乳食が必要なベビー連れにかなり便利! ちなみにおむつは乗船前の事前予約で購入することもできるそうなのですが、アメリカブランドとのこと。サイズや肌荒れの心配もあったので、慣れている日本のおむつを1パック持参して使いました。

ボイジャー・オブ・ザ・シーズ 客室シングルふたつをつなげたベッド。部屋に入ると、客室係のクルーが訪ねてきて「小さな子どもさんがいるからベッドをどちらかの端につけましょうか」と提案してくれました。細かい配慮に感激です! リクエストすればベビーベッドも用意してくれるそう

ボイジャー・オブ・ザ・シーズ 客室 バルコニー今回特別に見せてもらったバルコニー客室。朝起きて海をすぐ眺められるのは気持ちがよさそうです!

ボイジャー・オブ・ザ・シーズ バルコニーバルコニーの様子。まだ寝ている子どもをチラ見しながら朝のコーヒータイムをしてみたい!

気分や用途に合わせて選べるレストランがいっぱい!

ボイジャー・オブ・ザ・シーズでの食事はクルーズ代金にインクルーシブ。好きなときに好きなものを食べられる夢のようなシステムです。無料で楽しめるレストランは3つあり、ちょっぴりおめかしして楽しみたいメインダイニング、カジュアルな雰囲気で気軽に食事できるビュッフェレストランのウィンジャマー、24時間オープンしていて軽食やドリンク、スイーツが食べ放題のカフェプロムナードです。

メインダイニングは、メニューから前菜やメイン、デザートを好きなだけ選んでコースを楽しむレストラン。日本語のメニューもあるので安心してオーダーできます。リッチな雰囲気ですがもちろん子連れOK、ベビーチェアやキッズメニューもあります。子連れだと普段はコース料理が出てくるようなレストランにはなかなか行けないもの。ここぞとばかりに何度も利用しました! メインダイニングでの食事時間は決められていて、朝昼は行列することもありますがディナータイムに限っては時間とテーブルがあらかじめ決まっているため待ち時間もありません。

ボイジャー・オブ・ザ・シーズ クルーズ旅 メインダイニングメインダイニングでランチタイム! キッズメニューには野菜スープやサラダ、ハンバーガー、ピザ、ステーキ、デザートにアイスクリームやアップルパイなどが用意されていました。パンやサラダ、フルーツなどはビュッフェ形式で好きなだけとることができます

クルーズ旅 ボイジャー・オブ・ザ・シーズある日のメニュー。ランチとは思えないリッチなラインナップで、これらがすべてオールインクルーシブなんて幸せすぎる!

クルーズ旅 ボイジャー・オブ・ザ・シーズディナータイムにいただいたシャンパン。船の中のレストランだから、帰り道も時間も心配することなく親も存分に楽しめます(アルコールは別途有料です)

ボイジャー・オブ・ザ・シーズ クルーズ旅 メインダイニングキッズメニューにリストアップされていたフルーツサラダ(カットフルーツ)。フルコースだと料理が提供されるまでに時間がかかることもあるので、すぐ持ってきてくれるものをオーダーしておくと子どもも退屈せずすぐに食べられます

ボイジャー・オブ・ザ・シーズ クルーズ旅 メインダイニングクルーズ下船前夜のディナータイムでは、クルーによるサプライズのお別れイベントが。吹き抜けの大階段にクルーが大勢集まり、歌とダンスをプレゼントしてくれました。みんな食事を中断して鑑賞し、拍手喝采!

ビュッフェ形式のウィンジャマーは、子連れで最も利用しやすいレストラン。営業時間も長く、「子どもがお昼寝してしまってメインダイニングに間に合わなかった!」というときや寄港地で遊びに出て夜早めの時間に戻ってきたとき急に「おなかすいた〜」と子どもに言われてもすぐ行ける、便利なレストランでした。気軽で気楽、といってもメニューはかなり豊富で洋食、中華、各国料理からご飯、デザートにカットフルーツまでなんでもあります。

ボイジャー・オブ・ザ・シーズ レストラン クルーズ旅6才の息子が最もお気に入りだったレストラン。豪華なビュッフェに目を輝かせ、何度もとりに行っていました。もちろんこちらもベビーチェア完備です

3時のおやつや夕食後のまったりタイムにうれしいのはカフェプロムナード。24時間オープンしていて、朝食の時間帯はサンドイッチやマフィン、ドーナツ、その後も時間帯によってさまざまな軽食、スイーツなどが用意されています。コーヒーや紅茶もあって、ちょっとしたブレイクタイムにたくさん活用しました。

ボイジャー・オブ・ザ・シーズ カフェプロムナードライトアップも素敵! こちらは夜の時間帯のカフェプロムナードです

ボイジャー・オブ・ザ・シーズ クルーズ旅ショーケースに入っているスイーツやサンドイッチから好きなものをオーダーします。もちろんすべて無料!

子連れには朝食のルームサービスが便利!

レストラン以外にも、オールインクルーシブで利用できて子連れに便利なのは朝食のルームサービス。前日の指定時間までにオーダーシートに書き込み、客室のドアの外にひっかけておけば翌朝には希望した時間に朝食を届けてくれるサービスです。

ボイジャー・オブ・ザ・シーズ クルーズ旅 ルームサービスアメリカンブレックファースト(火を通した卵料理や肉料理つき)は1回あたり7.95ドルのサービスチャージがかかりますが、コンチネンタルブレックファーストは追加料金なしなのでおすすめです!

ボイジャー・オブ・ザ・シーズ 朝食 ルームサービスコンチネンタルブレックファーストは、フルーツジュースや牛乳、コーヒー、各種パン、シリアル、フルーツなど好みのものを好きなだけオーダーできました

ボイジャー・オブ・ザ・シーズ ルームサービス子連れ旅では、きっちり身支度してレストランに行くのが面倒になるときも。部屋まで運んでくれるルームサービスのラクさにハマってしまい、レストランで食べたい気持ちもありつつ乗船中2度も利用してしまいました

オールインクルーシブのレストラン、ルームサービスに加えて、船内にはスペシャリティレストランもいくつか用意されています。追加料金はかかるのですが、無料のレストランにはないジャンルの料理が楽しめるので乗船中1回利用してみるのもいいかも。今回、私たちはイタリアンレストランのジョバンニズテーブルに行ってみました!

ボイジャー・オブ・ザ・シーズ クルーズ旅ちょっぴり特別感を出したいと思い、蝶ネクタイやファーボレロなどで子どもたちもおめかし。移動ゼロの船内だからこそ、こんなファッションにも気軽に挑戦できます。日程によってはフォーマルナイトが設けられることも

ボイジャー・オブ・ザ・シーズ レストランジョバンニズテーブルは夕食で大人ひとりあたりカバーチャージ35ドル(+18%のサービスチャージ)。6〜12才はひとりあたりカバーチャージ10ドルでキッズメニューもあり、5才以下ならなんと無料! カバーチャージは席料のことで、オーダーする料理にはいっさいお金がかからないためどれだけ食べても料金は同じです

ちょっとおめかししてフルコース料理を堪能するなど、豪華客船クルーズは子どものお世話に追われるパパママが「子連れだからできない」と思っていたことを実現できる場所。後編は船の中でできる楽しいアクティビティやイベントについて詳しくレポートします。お楽しみに!

取材協力/ロイヤル・カリビアン・インターナショナル

Profile
佐藤望美
子連れトラベルエディター
子連れ旅行を主なテーマとして活動するトラベルエディター。ファッション雑誌、育児雑誌、ウェブマガジンなど数々の媒体で子連れ旅行の編集とライティングを行っている。プライベートでは2児の母。これまでの子連れ旅は国内外含めて40回以上にものぼる。得意分野はベビー連れ旅、母子旅、ママ友旅、自然に触れる旅。
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