【We are 家買う部!】家は賃貸と購入、結局どっちがお得なの?

 専門家監修
公開日:2019/06/07
更新日:2019/06/08
【We are 家買う部!】家は賃貸と購入、結局どっちがお得なの?
監修
星 直人
マンション評論家

マンションの更新時、否が応でも頭をよぎる「購入」の二文字。これから家族が増えるとなると、なおのこと「買ったほうがいいのかな?」とバブリーな気分がわいてきます。でもそこは人生最大のお金をつぎ込むことになるであろう「家」。気軽に引っ越せない、ローンの支払い大丈夫かな?などの心配も……。
というわけで今回は不動産の永遠のテーマ「賃貸か、購入か」について調査しました!

賃貸のままと購入するの、どっちが得?

妊娠5カ月です。今は共働きで、2LDKの賃貸マンション暮らし、家賃12万5千円です。夫は家を買いたがっているのですが、私は買うとなると頭金も必要だし、35年ものローンを払えるか心配だし、今の貯蓄はなるべく子どもにまわしたいし、賃貸のままでいいのではと思っています。賃貸と購入ってどちらが得なんでしょうか? ちなみに現在の貯蓄は650万円ほどです。(神奈川県/亜希子さん 33才)

持ち家は金銭的メリットがあり、生活満足度も上がる

「賃貸か購入、どちらが得か?」というのは、住宅購入における定番のテーマですね。

各媒体でさまざまなシュミレーションがされていますが、私の見解は「長い目で見て購入のほうがお得」です。

その理由は

①持ち家は金銭的メリットが大きい
②生活の満足度が上がる

の2つです。

「価値が下がりにくい家」を選べば金銭的メリットは大きい

まずは①の金銭的メリットについてご説明します。

その前に、「35年ローン」ということで、35年先まで心配される人が多いのですが、実際はそんなに先のことは見通せません。ですから購入を考える際には、「10年先ぐらい」を想像してシミュレーションしていくとよいですよ。

ではまいりましょう。

例えば、亜希子さんご夫婦が4500万円の家を買うとすると、金利0.8%で4500万円を借りた場合、月々の支払いは約12万3000円で、今の家賃とほぼ同じになります。

このシミュレーションで住宅ローンを払っていくと、10年後には借入残額が3340万円にまで減る計算になりますね。

このとき、家の価値が3340万円まで下がっていなければ、万が一経済状態が変わったとしても、家を売るか、人に貸せば、大きく損をすることはありません。

実際、マンションの場合だと、地方であっても10年分の支払い以上には価値が下がらない物件が多いです(※戸建ては地域によります)。

家を購入するときは、駅からの距離や、再開発が決まっていてこれから伸びる街を選ぶなど、「価値が下がりにくい家」を選ぶことも視野に入れてみてください。

賃貸では難しい「ローンを払い終えた家は資産になる」

また、ローンを払い終えた家は資産になります。

老後はそのまま住んでもいいし、家を売ってそのお金で夫婦で小さな家に住み替える、老人ホームに入る資金にあてるなど、選択肢が広がります。

これは賃貸の場合できないことです。

一度「分譲」の設備を味わってしまうと賃貸には戻れない

購入することのメリットのもうひとつは、生活の満足度が上がることです。

賃貸と分譲の物件では、家の造り、設備などのグレードが大きく違います。特にキッチンやお風呂、洗面所などの水回りは顕著です。

私自身の感想ですが、食洗機やディスポーザーなど、一度分譲の設備を味わってしまったため、賃貸には戻れないと思っているほどです(笑)。

「生活満足度が上がる」は一番大切にしてほしいところ

実はこの「生活満足度が上がる」は、家を購入するときに一番大切にしてほしいところです。

「産まれてくるお子さまと家族みんなの生活満足度が上がる」。金銭的なメリットを享受しながらそんな暮らしができることを考えると、やはり「購入のほうがお得」というアドバイスになります。

本日の結論

金銭的にも生活満足度的にも「購入」がお得。ただし価値が下がりにくい家を選んで!

でした。

関連リンク⇒⇒⇒【We are 家買う部!】家を買うタイミングは「出産前」それとも「出産後」?

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おまけ:「転勤族は、家を買わないで賃貸に住むべき?」問題

転勤族の人でも購入をおすすめします。その際は転勤になったときに、「貸せる物件」を選びましょう。立地や間取りがよければ、同じような転勤族の人が借りてくれます。立地がよければ住宅ローンの支払い額よりも高い家賃で貸すことができます。銀行には転勤の間だけ人に貸す旨を説明すれば、金利はそのままで済むことが多いようです。(星さん)

撮影/楠 聖子 イラスト/てぶくろ星人 取材・文/佐藤真紀

監修
星 直人
マンション評論家
20才で初めてマンションを購入したことをきっかけに、一般企業に勤務しながらマンションブロガー兼評論家として活動。これまでに8件のマンション売買をした経験から、現在は独立して“マンションマニア”の名称でマンション評論家として活動。
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