英ウィリアム&ヘンリー王子も大好きな味!? イートン・メス【旅するパティシエ・世界の子どもおやつ Vo.1】

 専門家監修
公開日:2019/05/15
更新日:2019/05/16
英ウィリアム&ヘンリー王子も大好きな味!? イートン・メス【旅するパティシエ・世界の子どもおやつ Vo.1】
監修
鈴木 文
旅するパティシエ

新連載「世界の子どもおやつ」がスタート!日本に和菓子があるように、世界中にそれぞれの文化や歴史に紐づいた郷土菓子があります。この連載では、各地のお菓子やデザートを紹介しながら、遠く離れた世界中の国々に思いを馳せていきます。案内人は“旅するパティシエ”こと鈴木文さん。旅気分を楽しみつつ、親子でおいしいおやつを召し上がれ♡

“旅するパティシエ”と世界のおやつをめぐる旅へ!

初めまして!パティシエの鈴木文です。

かつて私は都内のホテルやパティスリーでフランス菓子の職人として修業をし、シェフパティシエとなって新しいデザートを考案する日々を送っていました。しかしその一方で「お菓子が持つ背景やストーリーを伝えられるパティシエになりたい」という思いを強く抱くように。その土地でしか出会えないお菓子、その土地の歴史や文化の中で育まれてきた郷土菓子を学びたいと考え、やがて世界中を旅するようになりました。

特に2016年からの約1年間は、華やかなフランス菓子の世界から飛び出して、世界一周の旅へ。旅先で心惹かれるお菓子に出会うと、カフェや店先で話を聞き、あるときはパティスリー、あるときは家庭のキッチンに入れてもらって、「現地のお菓子を、現地の人々と一緒に作る」ということにこだわりました。

気づけば、これまでに訪れた国は50ヵ国以上。出会ったおやつは500種類以上に。

この連載では、そんな“おやつの旅”で出会ったレシピを、日本人の好みや日本の風土に合わせて、小さな子ども(※)でも楽しめるように創作しました。遠い土地で生まれ育ったおいしさに触れながら、そのおやつが愛されている国々についても親子でおしゃべりできるよう、現地で暮らす人々からこっそり教わったストーリーも添えてお届けします。

さぁ、一緒におやつの旅へ出かけましょう!
※この連載のレシピは、幼児食が進んだ5~6歳以上の子どもを対象にしています。

1年間の旅から戻り、昨年長男を出産。現在は古民家をリノベしたお菓子工房で世界のおやつ販売やレッスンを行う他、日本各地への旅を続けながら、“おやつが持つ物語”をお伝えしています

“イートン・メス”のふるさとイギリスってどんな国?

皆さんと巡るおやつの旅、第一回目はイギリスです。ご紹介するのは、“イートン・メス”というデザート。どんなおやつなの?という話の前に、イギリスについて少しだけ触れておきましょう。

◆国名:グレートブリテン及び北アイルランド連合王国(United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland)

◆首都:ロンドン

◆面積:24.3万平方キロメートル(日本の約3分の2)

◆人口:6,565万人(2016年)

◆言語:英語(ウェールズ語、ゲール語等使用地域あり)

◆宗教:英国国教等

※出典:外務省HP内「キッズ外務省

東京とイギリスの首都ロンドンとの距離は約9,500km。ヨーロッパの大国イギリスは、日本から飛行機で12時間半ほどかかる遠い国ですが、日本と同じ島国であることや王室の存在(日本の場合は皇室ですが)といった共通項があるせいか、どことなく親しみを感じている人も多いのではないでしょうか。

私たちがイギリスと呼んでいる国は、イングランド、ウェールズ、スコットランド、北アイルランドの4つの国から成り立つ連合王国。各国にそれぞれの文化や伝統、アイデンティティがあり、イギリスとひとまとめにされるのを嫌がる傾向があるのだそう。2019年5月現在、イギリスの元首はエリザベス2世です(立憲君主制のため、エリザベス女王は国を統治してはいません)。

歴史の中で重要な役割を担ってきた国であると同時に、文化や芸術、スポーツを愛するお国柄でもあります。例えばイングランドはサッカーの母国と言われ、テニスの世界四大大会の1つウィンブルドンも開催されています。博物館や美術館も数多く、街には古い歴史を持つ建物がずらり!伝統を重んじるとともに、ファッションや音楽のシーンでは常に新しいものを生み出し続ける、そんなパワーも秘めたチャーミングな国。

こちらはロンドンから電車で40分の街、ギルフォードの中心にあるハイ・ストリート。この石畳が最初に敷かれたのは、なんと1860年代のことだそう

そうそう、イギリス人はガーデニングも大好き。ごくごく普通の家庭の庭や公園で、美しい庭を目にすることができます。

ギルフォード城の庭園。入場無料で、誰でも自由に出入りすることができます

そしてイギリス文化の中で忘れてはいけないのが、紅茶でしょう。イギリス人は無類の紅茶好き。日本人が緑茶をがぶがぶ飲むのと同じような感覚かな?と思うのですが、イギリスの人々は1日に5回でも6回でも紅茶を飲むといわれています。学校や会社では10時、15時にティータイムを設けているところもあるのだとか。小さな子どもも、大人も学生も、年齢問わず“ビスケットと紅茶でおやつタイム”だなんて、なんだかちょっと素敵ですよね。

発売中 :旅するパティシエの世界のおやつ※情報は掲載時のものです

監修
鈴木 文
旅するパティシエ
高校生の頃にお菓子作りをスタート。立教大学卒業後、株式会社バーニーズジャパンを経てパティシエに転身。ペニンシュラホテルのフレンチレストランやパティスリーで修行を積んだ後、会員制レストランでシェフパティシエに就任。退職後、世界各地でお菓子を作る旅に出る。50ヵ国以上を訪れ、500種類以上の郷土菓子と出会った経験をもとに、お菓子ブランド「世界のおやつ」を主宰。2018年に長男を出産。企業や自治体、大使館などの商品開発や店舗プロデュース、観光プロモーションなどにも携わりながら、“旅するパティシエ”として、創作菓子とともに、旅とお菓子のストーリーを届けている。
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