かぜから中耳炎!ヒトメタニューモウィルスで入院!? 経過レポート【医師監修】

 専門家監修
公開日:2019/05/16
かぜから中耳炎!ヒトメタニューモウィルスで入院!? 経過レポート【医師監修】
監修
土田晋也先生
メイプル子どもクリニック院長

かぜは、ときにほかの病気も引き起こします。有名なのは中耳炎ですが、ヒトメタニューモウィルスによるかぜは、重症化すると肺炎を併発させることも。先輩ママたちの病気の経過リポートを参考に、突然のかぜに備えましょう。

先輩ママの体験談1 かぜから中耳炎

かぜから軽い中耳炎に。家族が協力的で助かった!

※イメージ画像です

はまちゃん 1歳3ヶ月の女の子のママ
かかったのは:1歳のとき

夜中に鼻詰まりで何度も起きたとき、発熱に気づきました。

翌日、耳が気になるようなので診てもらったら、かぜからくる中耳炎とのこと。機嫌は比較的よく、完治まで家で静かに過ごしました。6歳の姉と5歳の兄は別の部屋で静かに遊んでくれ、手がかからなくて助かりました。パパも、夜間に診察を受けることになっても困らないように晩酌を控え、上の子たちの面倒を見てくれたので、特に大変さは感じませんでした。

おでこに貼る冷却ジェルシートはすぐにとってしまうので、熱がつらそうなときは冷却枕で冷やし、鼻水はやわらかいティッシュでふきとっていました。

経過レポート

1日目
ふだんと変わらず機嫌よく食欲もある。夜、少し鼻水が出ていたけど、おふろに入っていつもどおり就寝。夜中に鼻詰まりで何度も起き、熱を測ったら38度以上あった。

2日目
午前中に受診。耳をやたらとさわるので診てもらったら、軽い中耳炎とのこと。抗生剤などを処方され帰宅。機嫌はよいのできょうだいの幼稚園のお迎えなど最低限の外出はした。熱はないが、あたたまると耳が痛くなると思い、おふろはさっとすます。

3日目〜6日目
熱はないが鼻水が続く。機嫌はよく、水分もとれる。買い物とお迎えの外出以外は家で過ごす。

7日目
再受診。中耳炎は完治との診断。鼻水もほぼ出なくなっていた。

病気の間、何食べた?

食べたがる様子があれば、かぼちゃなどを入れたうどんを作って、ひと口でも食べればOKとしました。お茶や水などの水分補給もこまめにしていました。

薬は?

中耳炎を治療するための抗生剤と、鼻水やたんを出しやすくする薬のほか、熱が高くなったときのために解熱剤も処方してもらいました。

リアルに知りたい 病気の疑問

鼻水をとれば中耳炎を予防できる?

予防になるので、こまめにとって

鼻水の中にはかぜのウイルスがいるので、たまったままだとのどの細菌とともに耳管を通って耳に侵入し、中耳炎になることがあります。鼻水をこまめにとることは、中耳炎の予防に効果的。市販の器具を使ってもいいですし、うまくとれなければ耳鼻科でとってもらうといいでしょう。

先輩ママの体験談2 ヒトメタニューモウィルスによるかぜ

高熱が続いて肺炎疑い。 最高で41度になりました

※イメージ画像です

N.K.さん 1歳1ヶ月の男の子のママ
かかったのは:1歳になってすぐ

様子を見ながら過ごしていましたが、高熱になった2日目は休日で病院がお休みでした。

3日目も熱は40度を超え、検査でヒトメタ ニューモウイルスが原因と判明。かぜの一種ですが、気管支や肺など呼吸器の症状が起きやすいとのこと。息子は肺炎を併発している疑いもあり、結局、1週間以上仕事を休むことになりました。熱は 最高で41度になり、そのときは両足のつけ根に冷却ジェルシートを貼りました。

パパは自分の仕事を調整して協力してくれ、職場でもとても心配してもらい、周囲への感謝の気持ちでいっぱいでした。

経過レポート

1日目
3~4日前からせき鼻水が出ていた。 夜中に発熱に気づいたが、朝まで経過をみる。

2日目
熱は39度前後。休日で受診できないと思い、持っていた薬と解熱剤で対応。解熱剤は熱が40度近くなったときに使った。ふだんなら解熱剤を入れると下がる熱が、38度ぐらいまでしか下がらない。夜は40度を超えたので、再び解熱剤を使用。

3日目
朝も40度超え。総合病院の小児科へ。検査でヒトメタニューモウイルスの感染がわかる。ただ、ヒトメタニューモウイルスで40度の熱が続くのは心配と言われる。肺炎になっている可能性があり、数日様子を見ることに。熱が下がらなければ入院も検討とのこと。

4日目
相変わらず40度超え。 解熱剤を使っても39度までしか下がらず、夜は41度まで上昇。

5日目
再度受診。血液検査、X線検査、耳鼻科の検査など。X線検査では細気管支炎と肺炎の疑い。血液検査の結果もあまりよくなかったが、入院はせず抗生剤で様子を見ることに。熱は相変わらず39〜40度

6日目
日中は37度後半〜38度台。夜はもう少し上がるが40度は超えなくなる。

7日目
平熱に。少しずつ遊ぶ元気がでてきて、お姉ちゃんと遊ぶようになる。

病気の間、何食べた?

あまり食欲がなかったため、水分だけはしっかり補給するように心がけました。乳幼児用のイオン飲料などを飲ませていました。

薬は?

初診時はせきと鼻水の薬、気管支を広げる貼り薬を処方され、再診時には抗生剤が追加されました。

撮影/松木 潤(本誌写真課) 
取材・文/荒木晶子(読者病気体験)、村田弥生 
まとめ/yuuko

出典 :Baby-mo2018-2019年冬春号※情報は掲載時のものです

監修
土田晋也先生
メイプル子どもクリニック院長
東京大学医学部卒業。カナダ・トロント小児病院、都立墨東病院、東京大学医学部附属病院などを経て茨城県・取手市にメイプル子どもクリニックを開院。やさしく穏やかなパパ先生です。

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