0~2歳の月齢別赤ちゃんとの過ごし方/着せ方や暮らしのポイントを解説【医師監修】


渡辺とよ子先生
わたなべ医院 院長
本記事では0~2歳児さんとの過ごし方、ウエアの着せ方や暮らしのポイントをご紹介します。月齢の低い赤ちゃんや、まだまだ幼い1~2歳児さんとの生活は、日々気遣うこともたくさんありますよね。お出かけする時だけでなく室内での環境づくりも注意したいもの。乾燥はトラブルの原因になるので、室内の湿度は40%以上を目ざしましょう。風疹やはしかが流行しているので、もし海外旅行をするなら赤ちゃんの予防接種をすませておくのも大事です。
目次
0~3ヶ月ベビーとの過ごし方
あたたかな室内で静かに過ごしましょう。イベントも最小限に
肌着とウエアの着せ方
ほとんどの時間を布団で過ごす時期。気密性が高く、暖房効率のいい現代の家庭では、着せすぎが問題になることもあります。ベビー布団に寝ている赤ちゃんは、薄手の肌着+カバーオールかベビードレスで。顔がほてって赤いようなら着せすぎ、反対に白っぽくて寒そうなら少し暖房の設定温度を上げましょう。
暮らしのワンポイント
あたたかい日だまりを少し散歩する程度で、基本的に外出はせず室内で過ごします。室温は 20度以下にならないように調整しましょう。特に冬はクリスマスやお正月などのイベントが多い時期ですが、最小限に抑えて。春の気配を感じるころには、外出を楽しむ機会が増えてきます。
4~6ヶ月ベビーとの過ごし方
無理は禁物の時期。帰省や旅行はゆったりしたスケジュールを組んで
肌着とウエアの着せ方
昼と夜の生活リズムができてきて、起きている時間がだんだん長くなります。ねんねのときは薄手の下着とパジャマ、室内で遊ぶときにはそれに軽いはおりものを足しましょう。冷え込む日は足先が寒くないように靴下をはかせたり、つま先までおおうタイプのカバーオールを着せたりしてもいいでしょう。
暮らしのワンポイント
まだ自分の意思では移動できません。ママの抱っこやベビーカーで、家の周囲をお散歩しましょう。視界がだんだんはっきりしてくるので、戸外の景色はいい刺激です。ただし、まだ無理をしないほうがいい月齢。年末年始の帰省などでは、ゆったりしたスケジュールを組みましょう。
7~9ヶ月ベビーとの過ごし方
インフルエンザワクチンは接種後約2週間で効果が出てきます
肌着とウエアの着せ方
はいはいやつかまり立ちで、盛んに動きます。室内では大人と同じくらいの枚数で。外の寒さとの差が激しいので、外出時には調整しやすいはおりものやベストで暑すぎ・寒すぎを防ぎましょう。赤ちゃんは汗をかきやすいので、元気に活動しているときは、やや薄着を心がけるといいでしょう。
暮らしのワンポイント
くせのないかぶや大根、白菜などの冬野菜は、離乳食に使いやすい食材です。旬の野菜をたっぷり楽しみましょう。6ヶ月から接種可能なインフルエンザワクチンは、「発症予防」ではなく「重症化予防」が目的です。接種後約2週間で効果が出ます。きょうだいがいる・保育園に通う子などは接種をおすすめします。
10~11ヶ月ベビーとの過ごし方
イベントの多い時期は、小さな飾りものの誤飲に注意して
肌着とウエアの着せ方
つかまり立ちから伝い歩き、中には歩き出す子もいます。体を動かすのが楽しくて仕方がありません。じっとしていないので、外出時にはあまり着せすぎず、動きやすい服装を。ただし動きはまだぎこちなく、家の中での事故が増えます。すべって転ばないよう、室ではなるべく靴下なしで過ごしましょう。
暮らしのワンポイント
好奇心のおもむくままに行動し、やけどや誤飲などの事故が急増する月齢です。クリスマスツリーのオーナメント、お正月飾りなどは手の届かない場所で管理して。節分の豆が落ちているのに気づかず、誤飲してのどにつまらせたり、鼻の穴に入れてしまったりすることもあります。
1歳~1歳6ヶ月ベビーとの過ごし方
防寒と頭部のケガ予防のため外出のときには帽子をかぶりましょう
肌着とウエアの着せ方
体温が高めの赤ちゃんは、大人と同じように着ていると暑がることも。ほっぺが真っ赤になっていたら、大人より1枚少なくてもいいかもしれません。体温調節がしやすいよう、薄手の服を重ねるのを基本に。外出時は防寒と事故予防を兼ねて、帽子をかぶりましょう。室内では転倒防止のため、靴下なしで。
暮らしのワンポイント
冬の定番メニューの鍋ものは、離乳食に取り分けやすく栄養バランスもいい献立です。でも、この時期の赤ちゃんに鍋はとても危険です。ぐつぐつ煮える中身に興味津々で、手を伸ばして大やけどすることも。鍋は調理台で取り分け、そのまま食卓に出すのはしばらく控えましょう。
1歳6ヶ月~2歳ベビーとの過ごし方
もちが食べられるのは少なくても2歳を過ぎてから。帰省先でも注意して
肌着とウエアの着せ方
着せすぎに注意し、動きやすい服装を。外出の際には、室内との温度差に対応できるよう、脱ぎ着のしやすい防寒服を着せます。首まわりをあたたかくするのは防寒に効果的ですが、マフラーは周囲にひっかけて窒息事故が起こることがあります。使う場合はしっかりと洋服にたくしこみましょう。
暮らしのワンポイント
ストーブをさわってやけど、お湯を張ったままのお風呂に転落など、室内での事故に注意。親戚が集まる機会の多い時期ですが、目を離さないで。お正月のもちも要注意。のどに詰まらせる窒息事故が起きています。もちを食べさせるのは、少なくても2歳を過ぎてから。帰省先の実家でも注意してください。
(まとめ/erimu)

渡辺とよ子先生
わたなべ医院 院長
医療法人社団わたなべ医院
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