松田丈志さん(五輪競泳メダリスト)お産を終えた妻の喜びの表情に感動。父親になってからは、「家族で一緒にいること」に何よりも幸せを感じます ~PAPA’S LIFE Vlo.2 第1回~

松田丈志さん(五輪競泳メダリスト)お産を終えた妻の喜びの表情に感動。父親になってからは、「家族で一緒にいること」に何よりも幸せを感じます ~PAPA’S LIFE Vlo.2 第1回~

連載 PAPA'S LIFE〜Vol.2〜松田丈志さん

さまざまな世界で活躍するパパの育児風景にフォーカスする「PAPA’S LIFE」。今回ご登場いただいたのは、競泳選手として4回のオリンピックに日本代表として出場、世界選手権やワールドカップなどの多くの大会でメダルを獲得した、松田丈志さん。プライベートでは、2018年に誕生した、1歳の女の子のパパ。前編では、ふだんの生活や子育て、奥様の妊娠中のことなどを振り返っていただきました。


僕の顔を見てニコッとするのがかわいい。娘とは少しの時間でもふれあいを

2016年に現役を引退後は、ジムを経営しトレーナーとして活動するほか、テレビの情報番組やスポーツ番組、水泳教室、講演などで全国各地を飛び回る日々。早朝や夜遅くからの仕事や出張も多いなか、お子さんとはどんなふれあいの時間を持っているのでしょう。

「朝の情報番組があるときは5時にスタジオ入りしたり、逆に夜遅い時間帯の番組だと22時半入りだったり、その日によってスケジュールが違うのもあり、生活時間はバラバラなんです。でも午前中だけ仕事で午後はオフというときもあるので、お昼から娘とずっと一緒という日もあります。今は娘が夜の7時半くらいには寝て、朝6時には起きるという生活リズムなので、起きている間に少しでもふれあえるようにしています。昨日は娘が起きている時間に家に着いたんです。そうしたら帰ったきた僕を見てニコッとして。そういうのが嬉しいなと思いますね」

仕事上の会食などの回数は減らし、仕事で家を不在にするとき以外は基本的には家族と一緒。1歳のお子さんのお世話をするのも「日常の一部」になっています。

「おむつを替えたり、ご飯を食べさせたり。抱っこしてあやしたり、歩く練習をしたり。娘は音楽がわりと好きで、いろいろな曲を流すとリズムをとるので一緒に聴くことも多いですね。家では僕が娘と遊んだりお世話をしている間に、妻が夕飯の支度や家事をするのがいつもの風景です」

妊婦健診には毎回付き添い! 今は家族が待つ家へ帰るのが楽しみ

お子さんが誕生したときはもちろんのこと、奥様の妊娠がわかったときの感動も忘れられないとおっしゃる松田さん。妊娠中には、夫としてできそうでできない、こんなサポートも。

「妊婦健診にはいつも一緒に行っていました。妻が僕のスケジュールを聞いて、なるべくそれに合わせて健診を組んでくれたので、月1回の健診から、妊娠後期の週1回の健診まで毎回付き添って。やはり妊娠すると体調がよくない日もあるし、ちょっとした匂いなども敏感になるみたいなので、できるだけ僕が運転する車で産院に行くようにしていました。そういえば、健診に必ず付き添っているのを、産院の女医さんに褒められましたこともありましたね(笑)。

お産は、僕が必ず東京にいるときに合わせての計画出産にして、和通分娩を選びました。その日は仕事が終わってから産院に直行。妻のそばにいながら、陣痛の波がだんだん大きくなっていく様子や生まれた瞬間をビデオに撮って、お産ではへその緒も切りました。やっぱり初めて娘が泣いた瞬間や、抱っこした瞬間は感動しましたし、お産を終えた妻の喜びの表情を見たのも感動的でした」

赤ちゃんとの3人の新しい生活が始まってから1年が過ぎ、松田さんのなかではこんな心境の変化も。

「子供が生まれてからは、自分のことだけじゃなく、しっかり親として子どもを育てていかなくてはいけない責任感が生まれました。でもそれ以上に、家に帰るのが楽しみになったというか。娘が生まれるまでは、妻と2人で食事へ行ったり海外へ旅行したりする楽しみがありましたけど、今はもう家族でいられるだけで幸せだと感じています」

妻は明るくて前向き。仕事に専念できる環境を作ってくれることに感謝

「うちは完全に分業化しています」と言うように、松田さんが仕事、奥様は家事と育児に専念しているのが松田家のスタイル。

「妻はいつも、僕が仕事に専念できる環境を作ってくれていますし、妻自身も今は子育てに専念したいと思ってくれているようです。でも1日中家にいて子どもと向き合うのは、大変な部分があると思うし、育児や家事をしながら、さらに僕のことも支えてくれていることにとても感謝しています。最近、娘の初節句をかねて妻と娘が実家へ里帰りしていた時期があって、その間は、仕事から帰宅して自分で洗濯して、ごはんを用意して食べて、ゴミ捨てをして……、と家事を一通りしていたんですけど、『やっぱり大変だな』って改めて感じました」

松田さんいわく、「めちゃめちゃプラス思考」という奥様。ボジティブさは育児に対しても同じようで、子育てに関して不満などを口にすることはないのだとか。その根底には奥様のこんな思いがあるようです。

「妻の両親は共働きで、妻のお母さんにとっては、子供と一緒にいたいときに仕事に行かなきゃいけなかった、という後悔ではないけれど、もっと一緒に時間を過ごしたかったという思いがあって、それを妻にも話していたようなんです。今、娘は1歳で、できることがどんどん増えていく時期じゃないですか。大変だけど、その『できた』瞬間を見られること、一緒にいられるのが幸せなんだという気持ちが、妻の中にあるのだと思います。いつも娘にとっては明るいママで、愛情たっぷりに娘と向き合ってくれているので、きっといい子に育つだろうなと思っています」

松田丈志さん後編はこちらから! 「子供が夢や目標をもったとき、親は何をするべきか」についてお話いただきました。

PROFILE
松田丈志さん
五輪競泳メダリスト
1984年6月23日生まれ。宮崎県出身。4歳から地元のスイミングクラブで水泳を始め、元競泳選手の久世由美子氏の指導を受ける。五輪では、アテネ、北京、ロンドン、リオ大会に出場、2008年の北京大会では、200メートルバタフライで日本新記録をマークし、銅メダルを、2012年のロンドン大会でも200メートルバタフライで銅メダル、400メートルメドレーリレーでは銀メダルを獲得。続く2016年リオデジャネイロ大会では、800メートルフリーリレーで銅メダルを獲得するなど、数々の輝かしい成績をおさめる。2016年9月に現役を引退、同年に結婚。現在、テレビ番組出演のほか、仲間とともに立ち上げたトレーニングジム「CROSSFIT minatomirai」にてコーチをつとめる。また、全国各地でのイベントや水泳教室、講演などの活動も精力的に行っている。

オフィシャルサイト公式インスタグラム

撮影/土屋哲朗(主婦の友社写真課) 取材・文/長澤幸代


この連載について

競泳選手として4回のオリンピックに日本代表として出場、世界選手権やワールドカップなどの多くの大会でメダルを獲得した、松田丈志さん。現在は、テレビ番組の出演や講演、水泳教室などで全国を飛び回る忙しい毎日を送る、そんな松田さんのPAPA'S LIFEをお届けします。2018年に誕生したお子さんのことをはじめ、子供の夢や力を伸ばすコツもおうかがいしました!

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