連載コラム「神山まりあの鬼ママ、時々モデル 」Vol.6【子供の耳】

連載コラム「神山まりあの鬼ママ、時々モデル 」Vol.6【子供の耳】

連載 神山まりあの 鬼ママ、時々モデル

いつまでも赤ちゃんだと思っていたら、あっという間に2歳7ヶ月。

もう片言の言葉ではなく、単語を操り、完璧なセンテンスではないにしろ何を伝えたいのかはわ

かるようになってきました。

「ディスワン、プリーズ」(これください)

「ノー、サンキュー」(いらない、ありがとう)

「マミー、パパ ビジー?」(ママ、パパ忙しいの?)

いっちょまえに英語使っちゃって、どうやら私の教えている日本語はまったく学習していないよ

うで。これから本気で教えていかなきゃなあ、と焦ってました。

つい先日、家族ぐるみで仲良しのお友達と家族会をしたんです。

ディーンはお友達とキャッキャ遊び、子供同士の英語と日本語の会話が聞こえてきます。

あー、やっぱり日本語ちゃんと教えなきゃこの先苦労しちゃうかもしれないから、私が頑張ら

な、と思っていた時。

友達が

「ディーン君すごいね、英語しゃべってる!」と褒めてくれました。

海外経験はあるほうなのに、妙に日本人の国民性が強い私。

褒められると謙遜してしまうんです。

だからついつい、「いやー、2歳だから当たり前なんだけどさ、英語も日本語も中途半端でちょ

っと困ってるんだよねー。この先大丈夫かなー」なんて言っちゃいました。

そしたら私の話を断ち切るかのように夫が大きな声でこう言ったんです。

「そう、ディーンは英語話せるし、日本語も理解できるんだよ!」

さすが海外育ち。謙遜も何もないな! 全力で人に息子を自慢するとは大したもんだ!

と、その時思いました。

家族会終了後。

遊び疲れてスヤスヤ寝ているディーンを横目に、あー楽しかったね〜なんてニコニコしてたら、

夫が真面目にこう言ったんです。

「ディーンの前で、ディーンに対するマイナスなことを友達に言わないでほしい」、

と。

びっくりしました。

え??

正直何のことかもわからない。

「友達がディーンの英語を褒めてくれた時に、マリアは否定した。ディーンは真横で遊んでいた

んだよ。彼はもう大人の言葉を理解出来るかもしれない。本人に注意するならまだいい、けど、

友達との会話の中で自分の子を否定しちゃいけない。第三者に伝える自分の評価は誰でも過敏に

なるものだよ。特に子供は。だからこそ人前では誰よりも親バカでいないと。ディーンの自信が

失われちゃうよ」

もはや目からウロコでした。

同時に自分が恥ずかしくなりました。

謙遜が日本の美学であるのは事実。

でも、謙遜するのは自分のことだけで十分なはずなのに、いつの間にか息子を褒められることに

対しても謙遜している自分がいました。

それが息子の自信喪失につながるなんて考えてもいなかった。

確かにその通りだ。

息子に「ごめん!!!!!!」と心の中で叫び、子供に関しては謙遜することをやめようと決意

しました。

人前では親バカであれ。

反省をし、こっそりと我が家の家訓に加えたのです。

PROFILE
神山まりあさん
1987年2月17日生まれ。東京都出身。2011年、ミス・ユニバース・ジャパンでグランプリに輝き、イベントMCやラジオパーティー、雑誌などで活躍。2015年結婚、2016年7月に長男を出産。2017年1月号より「VERY」にレギュラー出演。インスタグラムのフォロワー数は15万人超。神山さんご主人のインスタグラムにたびたび登場される、素の神山さんも話題に! 2018年9月、初の著書「神山まりあのガハハ育児語録」(光文社)が発売。
神山まりあ 公式ブログインスタグラム

次回は4月26日(金)UP予定です!

TOP画像撮影/土屋哲朗(主婦の友社)ヘア&メイク/福川雅顕 校正/主婦の友社

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