子どもが昼間に怖い体験をした日、夜泣き予防のために親ができる4つのこと

 専門家監修
公開日:2019/03/25
子どもが昼間に怖い体験をした日、夜泣き予防のために親ができる4つのこと
監修
愛波 文さん
子どもの睡眠コンサルタント

~赤ちゃんの寝ない泣き止まないを解決!~【連載第20回 子どもの睡眠コンサルタント愛波文】

科学的根拠に基づいた睡眠のためのメソッドは、今まで困っていた睡眠問題がすっきり改善するとママたちに評判。今回は、春の新生活で子どもが新しい環境で過ごすことになったとき、迷子や友達とけんかをしたとき、強く親に怒られてギャン泣きしたとき…など、眠りを妨げそうな「強い刺激」があった日のケアについてご説明します。

育児の時間配分が予定通りにいかないのは「普通」のこと

赤ちゃん・子どもがいると育児本に書いてある通りのスケジュールでスムーズに進む日はあまりないと思います。何がおこるかわからないのが育児だと最近つくづく思います。

先日、週末に私がスーパーに行っている間、主人が息子たち二人を公園に連れていってくれました。スーパーの駐車場についたとき、主人から「次男の頭から血が・・・」という電話がかかってきたので、「病院集合で!」と伝えそのまま慌てて駐車場を出ました。長男が遊んでいたシャベルが手から滑って次男の頭に直撃してしまったみたいで傷はそこまで深くなかったのですが「頭から血」と聞くだけで、実際に見ていなかった私はいろんなことを想像してしまい、涙が止まらず、心臓が飛び出しそうでした。

病院に着いたころには落ち着いていて、そこまで傷が大きくなく浅かったので2時間待ってまで診てもらう必要がないと小児科の先生に言われ、そのまま帰宅しました。しかし、その夜、私は心配でモニターをみながら息してるかな?と確認したり、動いていないかも不安になり、次男が寝ている部屋に入り心臓が動いていることを確認していました。

このような怪我やいつもと何か違うこと、例えば、新しい環境・新しい習い事を始めた日・友達と喧嘩・保育園や幼稚園の先生が変わった日・子どもを強くしかってしまった日・怪我をした日などは睡眠に影響があることがあります。

そんな些細なことでも寝ぐずりや夜泣きに繋がるの?と思うかもしれませんが、子どもも一人の人間で自分とは感じ方が違うこともいっぱいあるんだということを理解してあげることも大事。

子どもが日中に強い刺激を受けたときに親がしたい4つのこと

では、そういうときにどうすれば睡眠になるべく影響がないようにできるかをお伝えしたいと思います。必ずしも夜泣きがゼロになるわけではありませんが、できることはたくさんあります。

① いっぱいハグをする

抱きしめる行為を通して親にも子どもにも、幸せホルモンのオキシトシンが増えたり、不安感やストレスが減少されるといわれています。頻繁なハグは子どもの快眠も含め、脳と心の発達にもとても効果的です。米カーネギーメロン大学心理学部のシェルドン・コーエン教授の研究チームは、 ハグは風邪や感染症予防にも効果的という研究結果も発表しているぐらい、ハグには様々な効果があります。30秒ほどギューとハグをしてあげましょう。

ママ・パパだってイライラするときだって、叱ってしまうときだって、泣きたいときだってあるはずです。感情を伝えるいい機会なので、子どもはまだわからないでしょ!?と思っても、なんで叱ったのか・なんで怒ったのかを伝え、「理解してくれてありがとう」と感謝し、ギューと抱きしめてあげれば子どもの気持ちも安心します。ママ・パパ自身が怒ってしまった自分を許してあげるのも大事ですよ。

② Skin to Skinの触れ合い

お子さんを裸(おむつをつけたままでもOK)にして、ママ・パパも上半身裸になり、肌と肌の触れ合いをしてみてください。ベビーマッサージもとてもよいですよ。肌と肌の触れ合いは赤ちゃんもママ・パパもリラックスし幸せホルモンのオキシトシンが分泌されるので効果的。親子の幸福度が増すと赤ちゃんは安心して寝てくれるようになります。

③ 話を聞いてあげる

会話ができる年齢の子どもの場合、不安な気持ちをきちんと聞いてあげるのが大切。うまく伝えられないかもしませんが、ママやパパの膝の上に座らせて、何がいやだったのか、どんな気持ちだったのかを聞いてみましょう。うまく感情が伝えられない時は感情が絵で表現されている絵本を見せてあげるのもよいでしょう。我が家は感情表現がうまくできないときにはこちらの「かおかおどんなかお」の絵本をよく読んでいます。子どもが気持ちを話してくれたら、ママ・パパは子どもに対して感謝を伝えることも忘れないでくださいね。

④ 褒める

いやなこと、つらいことを乗り越えられたときや新しい習い事を終えたあとはいっぱい褒めてあげましょう。具体的に褒めてあげるとよいですよ。「~ちゃんにおもちゃをとられていやだったんだね。でも、それをきちんと“かえして”と言えてえらかったね」となるべく具体的に伝えてみましょう。まだ言葉がわからない子でも、目を見て話してあげるとママ・パパが話していることは案外理解しています。

不安定なときは1人で寝ている子でも、ママ・パパと一緒に寝たいと言ってくるときがあるかもしれません。それはしてあげてOK。ただし、期限をきちんと設けましょう。癖になってしまうことがあるので、様子を見ながら3~4日以上続けないようにしましょう。

私自身、先日次男が怪我をした日は、膝の上でテレビを一緒にみたり、踊りたいというので一緒に踊ったり、いっぱいハグをするよう意識しました。
そうしたら夜はすんなり寝てくれ、夜泣きもなかったのですが、あまりにもぐっすり寝ているので私のほうが心配になり何度も起きてモニター確認をしてしまいました。いつもはとにかくぐっすり寝て欲しい!!と思っているのにこういう日はあまりにぐっすり寝ていると不安になるんですよね。

ちょっと不安定だなと思った日にはぜひ試してみてくださいね。

写真:愛波 文先生と息子さんたち

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監修
愛波 文さん
子どもの睡眠コンサルタント
「ママと赤ちゃんのぐっすり本」(講談社)著者。 子どもの睡眠コンサルタント。APSCアジア/インド代表。IPHI日本代表。Sleeping Smart®代表。一般社団法人日本妊婦と乳幼児睡眠コンサルタント協会代表理事。慶應義塾大学卒業。2012年に長男出産。夜泣きや子育てに悩んだことから乳幼児の睡眠科学の勉強をはじめ、米国IPHI公認資格(国際認定資格)を日本人で初めて取得。2015年に次男を出産。現在、2人の男の子の子育てをしながら、子どもの睡眠に悩む保育者のコンサルティングや個別相談を行い、日本人向けに睡眠を専門とするSleeping Smart®子育てサロンを運営。IPHIと提携し、オンラインで妊婦と乳幼児の睡眠コンサルタント資格取得講座の講師も務めている。
 

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