妊娠8週で気をつけること&体験談! エコーは?【産婦人科医監修】

 専門家監修
公開日:2019/04/04
更新日:2019/04/16
妊娠8週で気をつけること&体験談! エコーは?【産婦人科医監修】
監修
寺師恵子先生
けい子レディースクリニック表参道 院長

妊娠8週は、ちょうど妊娠3カ月に突入するころ。つわりのつらさが増して、ピークを迎える人も多いときです。赤ちゃんの呼び名は4~7週までは「胎芽」、8週から「胎児」に変わります。妊娠8週で気になること、生活上の注意点などを産婦人科医の寺師恵子先生にお聞きしました。

妊娠8週のお腹の大きさはどれくらいなの?

妊娠8週では、外見的に目立つ変化はまだありません。ママのおなかはまだ大きくなり始めておらず、体重にも変化はありません。ただ、月経前のように乳房が張ったり、乳首が敏感になったりといった変化を感じる人もいます。これは、妊娠によって女性ホルモン・エストロゲンが増加するためです。妊娠初期から、母乳を作る準備が始まっているのです。

妊娠8週はエコーでどんな様子が見られるの?

超音波検査(エコー)は、超音波を発信するプローブを膣内に入れたり、おなかに当てたりして、子宮内の様子を診ること。妊娠初期は子宮がまだ小さいので棒状の経腟プローブを膣に挿入して、子宮内の様子を診ます。妊娠12週以降は、お腹の上から経腹プローブを当てて、子宮内の赤ちゃんや胎盤の状態などを確認します。

妊娠8週は、経腟プローブで診断します。プローブを膣に挿入することで、お腹の中の赤ちゃんに近い位置で子宮を観察できるため、精密な画像が確認できます。赤ちゃんの様子だけでなく、ママの子宮や卵巣の健康状態も診察します。

検査の結果を映し出した写真を超音波写真(エコー写真)と言います。平面画像の2Dエコー、立体的な静止画像の3Dエコー、3Dエコーの動画版4Dエコーとエコー写真の種類もさまざまです。妊娠8週の超音波検査でわかることは、次の通りです。

[母体]

子宮の大きさは、ガチョウの卵大に見えます。子宮底長※1は、まだ測定できません。

※1 子宮底長とは、妊娠中の子宮のふくらみを表す数値。あお向けに寝た状態で計測した、恥骨の上から子宮の一番上までの長さのことです。

[赤ちゃん]

妊娠8週になると、お腹の中の赤ちゃんは、頭と胴が分かれた二頭身になります。まるでピーナッツから小さな手足が出ているようなかわいい姿です。頭殿長※2は約15mm、体重は約10g、重さの目安はいちご1個分です。こまかい心臓の動きから心拍も確認できます。超音波検査の画像から、胎児が動いているのも確認できます。小さくて肉眼では確認できませんが、この時期はまぶたや鼻の穴などもつくられ始めるころです。

※2 頭殿長とは、胎児の頭からおしりまでの長さのこと。

妊娠8週の流産のリスクはどれくらい?

流産とは、妊娠22週より前に胎児が母体の外に出てしまうこと。流産が起こるのは妊娠全体の10~15%。そのうちの約9割が妊娠12週までの初期に起こっています。妊娠8週は、胎児の心拍がすでに確認できているころなので、流産のリスクは10%程度に下がります。

流産のサインとしては、出血とお腹の痛みがあります。妊娠中は生理現象として軽い腹痛や不正出血が起こりやすいのですが、妊娠初期に不正出血があり、なおかつ腹痛もある場合は、流産の可能性があるため、早急に適切な処置が必要となります。すぐに主治医に連絡してください。

出典 :はじめてママ&パパの妊娠・出産※情報は掲載時のものです

監修
寺師恵子先生
けい子レディースクリニック表参道 院長
東海大学医学部医学科卒業後、国立国際医療センター産婦人科勤務、日野市加来産婦人科医院副院長を経て、03年、表参道に現クリニックを開院。

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