お宮参りの持ち物は?夏の必需品は?神社への奉納品、ミルクはどうする?

出産後、初めての一大イベントとも言えるお宮参り。住んでいる土地の氏神様に、赤ちゃんの健やかな成長をお祈りする行事です。生後約30日と赤ちゃんもママもまだお出かけに慣れていない時期だからこそ、持ち物には気をつかいますよね。赤ちゃんの持ち物、パパママの持ち物、神社に奉納するものなど、一体なにが必要なのでしょうか。当日神社で困ることがないように、必要な持ち物をしっかりと押さえておきましょう。
お宮参りの体験談を教えて!
はじめてのお宮参り、みんなはどんな失敗談・成功談があるの?先輩ママたちに、お宮参りの体験談を聞いてみました。
授乳場所はどこ?!ミルクを持っていけばよかった…
「息子のお宮参りは自宅から車で20分ほどのところにある神社へ。天候にも恵まれ、滞りなくお参りを進めることができましたが、ご祈祷の直後に息子がぐずりはじめました。授乳間隔もあいていたので、どうやらお腹が空いている様子。急いで授乳室を探しましたが、敷地内にそれらしいところはありません。結局車の中で授乳をすることにしたのですが、慣れないスーツと狭い車内で窮屈な思いをすることに。授乳ケープも持ってきていなかったので、外から見えないようにするのに必死でした。現地の授乳室の確認や、ミルク・授乳ケープの用意など、事前にもっと準備しておけば良かったと思います」
初穂料を家に忘れた?!恥を忍んで義両親に借りることに
「忘れ物がないようしっかりと確認したつもりでしたが、大事な初穂料を家に忘れてしまいました。現地で用意しようにも、財布の中には1,000円札ばかり。一緒に来ていた義両親に借りることで一件落着しましたが、バタバタしてしまい恥ずかしかったです。」
扇子が大活躍!夏のお参りも快適に
「娘のお宮参りは8月の終わり、まだまだ暑さの厳しいころでした。産まれてからというものずっと冷房の効いた涼しい部屋にいたので、外の暑さがやっぱり心配。祈祷会場は空調もついていないようなので、扇子を持っていきました。心地良い風を送ってあげられたので、娘もぐずることなく過ごしてくれました。外で記念写真を撮るときにも、ちょっとした待ち時間の日除け対策にぴったり。扇子なのでたためばコンパクトになり、荷物になることもありませんでしたよ」
お宮参りの持ち物の必需品
ここからは、お宮参りの必需品をチェックしていきたいと思います。誰が使うものなのか、また季節によっても必要な持ち物は異なるので、参考にしてみてくださいね。
※赤ちゃんや授乳中ママの服装については、文末の「関連記事」を参照してください。
赤ちゃん?パパママ?それぞれに必要なものを再確認
お宮参りに必要な持ち物は、赤ちゃんのもの、パパママのもの、神社への奉納品と大きく分けて3つ。それぞれ具体的に何を用意したら良いのか、確認してみましょう。
赤ちゃんに必要なもの
・オムツ、おしりふき
・ミルク、哺乳瓶(ミルク、混合育児の場合)
・授乳ケープ(母乳育児の場合)
・タオル、ガーゼ、ウェットティッシュ
・バスタオルやおくるみ
・着替え(1~2組)
・着替えや汚れたものを入れる袋
はじめての長時間のお出かけとなるお宮参り。お参りの時間自体はそれほどではなくても、広い境内を歩いたり、受付をしたり、記念撮影をしたりと、それなりに時間がかかることが考えられます。赤ちゃんの哺乳量もまだ安定していない時期なので、途中でお腹が空いてもいいよう、授乳やミルクの準備もしっかりとしておきましょう。また、吐き戻しやお漏らしでお洋服が汚れてしまう可能性もあります。予備の着替えも、ある程度フォーマルなものを持っていくと安心です。
バスタオルやおくるみなどがあれば、おむつを替えたり寒いときはブランケットの代わりにしたりと使うことができます。赤ちゃんが少しでもご機嫌に過ごせるように、お気に入りのおもちゃなどあれば持って行ってあげてくださいね。
パパママに必要なもの
・カメラ
・日傘
・ウェットティッシュ
・ベビーカー
・抱っこ紐
・母子健康手帳、保険証
はじめての大切なイベント。スマホで撮影するのも良いですが、容量を気にせずに記録に残すならやはりカメラやビデオカメラは持っていきましょう。当日「バッテリーがない!」なんてことにならないように、前日までに充電もお忘れなくしてくださいね。
日差しが強いことも考慮し、日傘もあると良いでしょう。雨晴れ兼用のものなら、突然の悪天候にも対応できますよ。当日は何があるかわからないので、母子手帳や保険証も忘れずに持ち歩きましょう。
なにかと荷物が多いので、ベビーカーや抱っこ紐もあると便利です。神社の境内は砂利道や階段が多いところもあるので、抱っこ紐の方が使いやすいかもしれませんね。
神社におさめるもの
・初穂料
・お酒やお米
お宮参りは、地域の氏神様に赤ちゃんを紹介し、赤ちゃんの健康を祈願する行事です。神様への奉納品もしっかりと用意しましょう。
ご祈祷料金は、「初穂料」としておさめます。5,000~10,000円をのし袋に入れ、表に「御初穂料」、または「御玉串料」と記します。
地域によっては、お米やお酒といった奉納品を用意するところもあるのだとか。何が必要かわからない際は、事前に神社に問い合わせておくと良いでしょう。
季節ごとに必要なものもチェックしておこう
季節や気候によっても、必需品は変わってきます。赤ちゃんもパパママも快適に過ごせるように、持ち物の準備も万端にしてくださいね。
春、秋に必要なもの
時間帯によって寒暖差が激しかったり、気候が不安定だったりする春や秋は、羽織ものがあると便利です。赤ちゃんはまだ体温調節が上手ではないため、パパやママが気をつけてあげてくださいね。
夏に必要なもの
夏の日差しは赤ちゃんの大敵となります。お宮参りは屋外ですごす時間もあるので、帽子や日傘で日差しから赤ちゃんを守ってあげましょう。新生児期から使える日焼け止めがあれば、赤ちゃんのデリケートな肌にも使うことができます。うちわや扇子、保冷剤といったアイテムも暑さ対策のために欠かせませんよ。スーツを着るパパや着物を着るママも暑さは気になるもの。汗拭きシートなどを持って行っても活躍してくれそうです。
また、神社の周りは木々が茂っていることも多く、虫が多いという点も気になります。まだ肌が敏感な赤ちゃんは、虫に刺されることで大きく腫れてしまうことも。低月齢のうちから使える虫除け剤も用意しておくと安心ですね。
冬に必要なもの
冬の時期は、とにかく赤ちゃんが寒くないように気をつけてください。フリース生地のおくるみやあたたかな帽子、靴下などで、寒さからしっかりと守ってあげましょう。
冬場は空気が乾燥し、感染症が流行する季節でもあります。産後のママは免疫力も低下しがちなため、マスクを着けるなど感染症対策も忘れずにしておいてくださいね。
(文/瀬良ゆきこ)
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