初産とは?平均年齢は?初産は出産予定日よりも出産が早い?遅い?【産婦人科医監修】

 専門家監修
公開日:2019/09/07
 初産とは?平均年齢は?初産は出産予定日よりも出産が早い?遅い?【産婦人科医監修】
監修
佐野麻利子先生
産科婦人科舘出張佐藤病院/フィーカレディースクリニック院長

初産は心配なこと、不安なこと、わからないことがいっぱいですよね。初産について、産婦人科のドクターに教えてもらいました。

初産とは

初産(しょさん)とは、文字通り、初めて出産することです。初めての出産は初体験ばかりですよね。ちなみに、2人目以降の出産のことは「経産(けいさん)」といいます。

初産の平均年齢を教えて

第1子出生時の母の平均年齢を、昭和46~49年の”第2次ベビーブーム”以降で見ていくと、平成26年まで上昇傾向にありましたが、平成27年より30.7歳が続いています。

昭和50年 25.7歳
昭和60年 26.7歳
平成7年 27.5歳
平成17年 29.1歳
平成26年 30.6歳
平成27年 30.7歳
平成28年 30.7歳
平成29年 30.7歳

出生順位別に母の平均年齢を見ていくと、平成29年は第一子は30.7歳ですが、第2子は32.6歳、第3子は33.7歳となっています。ちなみに、平成28年の「出生順位別にみた母の平均年齢」は、第1子で30.7歳、第2子32.6歳、第3子で33.6歳です。

※出生順位とは、同じ母親がこれまでに生んだ出生子の総数について数えた順序のこと。

出生数の増えた昭和46~49年の”第2次ベビーブーム”以降・昭和 50 年以降は減少と増加を繰り返してはいるものの、減少傾向が続いています。平成 27 年は 5 年ぶりに増加したけれど、平成 28年より再び減少しています。

出典: 厚生労働省 

初産婦と経産婦の違いは?何が違う?

初産婦は、初めて出産する妊婦さんのこと。経産婦とは、2人目出産や3人目出産など、出産経験のある妊婦さんのことです。

一般的に、初産婦は陣痛が始まってから赤ちゃんが生まれるまでに時間がかかりがちで、経産婦のほうがお産の進みが早くなるといわれていわれています。経産婦さんは陣痛が始まったら早めに病院に向かうよう、心がけておきましょう。
2人目以降の経産婦さんのお産は、「1回経験しているから」と不安が少なく過ごせるメリットもあるでしょう。しかし、2人目以降の出産が1人目とまったく同じではありません。また、前回の出産より年齢が上がっていることによって起こりやすいトラブルもあります。上の子の育児でつい無理をしてしまう傾向もあるようです。「これぐらい大丈夫」と油断せず、妊婦健診は毎回必ず受けましょう。

初産は予定日より早くなる?遅くなる?

一般的には初産よりも経産のほうが、出産予定日より出産が早くなることが多いといわれています。原因は、初産婦さんより経産婦さんのほうが、上の子のお世話などで妊娠中もよく動いているなども考えられるでしょう。

初産の出産予定日の計算方法を教えて

一般的に妊娠期間は280日とされていますが、これは月経が28日周期で規則正しい人の場合をモデルにして考えられています。月経周期が28日より短い人や長い人、月経周期が一定でない人などは予定日がずれるのは普通です。

妊娠9〜10週ごろに超音波検査(経腟エコー)で赤ちゃんのCRL(頭殿長)を長さを測ることで、それらをもとにより正確な出産予定日を算出します。しかし、出産予定日はあくまでも目安です。実際の出産日が出産予定日と異なることは珍しくありません。

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初産で出産するときに準備しておいたほうがいいものは?

赤ちゃんが産後すぐに使うベビーグッズは、安定期に入った妊娠5ヶ月ごろから情報収集を始め、比較的動きやすい妊娠7ヶ月にそろえ始めましょう。

生活環境などによって、必要なものは変わってきますので、自分の出産準備リストを作っておくといいでしょう。ネットでなんでもそろえられますが、赤ちゃんグッズは実際に見て買った方がオススメです。衣類などは肌触りもありますし、ベビーカーなどもサイズ感や重量は実際に手にしないとわかりにくいものです。
また、先輩ママに必要なものやいらなかったものを聞いてみるのがいちばん。かわいくてつい買ってしまう赤ちゃんグッズですが、出産前にそろえすぎないほうがムダにならないでしょう。出産前は最低限のグッズを用意して、産後必要な時に買い足すようにするといいですね。

出産準備リスト 出典:「はじめてママ&パパの妊娠・出産」

初産の妊娠や出産の注意点を教えて

初産に限らず、妊娠中や出産の注意点はさまざまありますが、とくに注意したい基本的なことがら以下の通りです。

・妊娠中の定期健診はきちんと受けましょう

・禁煙・禁酒はもちろん、食事内容や生活環境を見直しましょう

・睡眠不足にならないようにしましょう

・安定期で健康な妊婦さんは、体を動かしましょう

・仕事をしている人は、無理のしすぎは禁物です

・疲れを感じたときは休憩時間にゆっくり体を休めましょう

・妊娠35週ごろまでに入院の準備をしておきましょう

・陣痛を乗り切るテク(マッサージやリラックス法など)を勉強しておきましょう

・育児書などで妊娠中や産後、気になることがあったらすぐに正しい知識を学べるようにしておきましょう

・ネット上の専門家が監修していない妊娠・出産情報に振り回されないように注意

高年初産婦とは

35歳以上での出産を、医学上は「高年出産」といいます。つまり、高年初産婦とは、35歳以上で初めての出産する妊婦さんのことをさします。高年出産は3人に1人といわれています。

取材・文/木村美穂

出典 :はじめてママ&パパの妊娠・出産※情報は掲載時のものです

監修
佐野麻利子先生
産科婦人科舘出張佐藤病院/フィーカレディースクリニック院長
東京・日本橋にある、働く女性の健康を支援する「フィーカ レディースクリニック」。大きなオフィスビルの中にあり、とてもきれいで居心地のいいクリニックです。群馬県にある佐藤病院グループのレディースクリニックで、助産師相談もあります。佐野院長は日本産婦人科学会専門医、日本抗加齢医学会専門医、日本医師会認定産業医。

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