想像妊娠とは?なぜ起こるの?症状は?【産婦人科医監修】

 専門家監修
公開日:2019/03/18
想像妊娠とは?なぜ起こるの?症状は?【産婦人科医監修】
監修
升田春夫先生
三枝産婦人科院長

「想像妊娠」とは、実際は妊娠していないのに、妊娠したような症状が現れる状態のこと。妊娠への強い願望や不安があると、想像妊娠を引き起こすことがあるようです。想像妊娠の症状や妊娠検査薬の反応、治療法などについて解説します。

想像妊娠をすると基礎体温はどうなる?

妊娠していないとき、基礎体温は月経から排卵日までが低温期となります。排卵後、約2週間高温期が続き、月経がはじまるころ再び低温期になります。受精卵が着床して妊娠すると、体温を上げる黄体ホルモンの働きで、排卵後の高温期がそのまま続きます。

想像妊娠の場合、実際に妊娠していないので、高温期は2週間ほどで終わり、月経がきます。ただし、高温期が2週間以上続いているのに妊娠検査薬が陰性になるときは、黄体ホルモンのバランスが乱れている可能性があります。基礎体温表を持って、婦人科で相談したほうがよいでしょう。

想像妊娠の治療法は?

医学的に妊娠を否定する

想像妊娠の治療で重要なのは、「妊娠していない」という事実を本人が自覚することです。医師による超音波検査や妊娠反応検査を受けて、妊娠していないことが明確になれば、本人も納得できるでしょう。また、市販の妊娠検査薬でチェックすることもできるので、これでも十分です。

ストレスを解消させる

「妊娠したい・妊娠したくない」という気持ちが強いと、自分でも気づかないうちにストレスとなることがあります。過度なストレスでホルモンバランスが乱れると、月経が不順になることがあり、「妊娠した」という思い込みを引き起こしてしまいます。妊娠を望まない場合は、不安をひとりで抱え込まず、パートナーよく相談して気持ちが楽になるようにしましょう。
妊娠したいと思っている人は、栄養バランスのいい食事や十分な睡眠を心がけ、ストレスをためないようにしながら、ホルモンバランスを整えましょう。

想像妊娠は男性にも起こるの?

妊娠への強い気持ちがストレスとなり、想像妊娠につながることは男性でもあるかもしれません。ただ、実際にはめったに起こらないでしょう。

取材・文/小沢明子 

監修
升田春夫先生
三枝産婦人科院長
東京大学医学部卒業。周産期の研究と診察に長く携わってきたお産の専門医。妊婦さんの悩みや疑問に真摯に対応してくれる先生です。

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