【子連れおでかけ体験レポ】話題のデジタルアートミュージアム「森ビル チームラボ ボーダレス」に行ってきた!

今回私が3歳の息子を連れて向かったのは、お台場に新しくできた「森ビル チームラボ ボーダレス」。美術館というと子連れで行くにはちょっと気が引ける……というママも多いかと思いますが、ここはむしろ子供を連れていきたくなる仕掛けがいっぱい! 赤ちゃん専用スペースもあり、ファミリーで楽しめちゃうんです!(おでかけ&育児ライター 齋藤久美子)
作品に没入できる新感覚のミュージアム
人々のための岩に憑依する滝_Universe of Water Particles on a Rock where People Gather
”チームラボのミュージアムがすごい”というのは耳にしていたものの、子連れで行くのはなぁとなんとなく思っていた矢先。「子供連れて行ったけど、かなり楽しかったよ!!」というママ友の情報をゲット! ならばとさっそく息子のイッショウ(3歳)を連れてお台場へと向かいました。
来場者100万人突破! 「森ビル チームラボ ボーダレス」とは?
今回出かけた「森ビル デジタルアートミュージアム:エプソン チームラボ ボーダレス」は、2018年6月21日にオープン以来、行列必至のデジタルアートミュージアム。最新テクノロジーを駆使した独創的なデジタルアートを発信する「チームラボ」が手掛けた東京初の美術館で、”ボーダレス”の名のごとく、作品と作品、作品と鑑賞者といった境界線を一切なくし、観賞する側も作品の中に没入していく感覚が味わえるというこれまでになかったミュージアムなのです!!
メディアで話題なだけあって、オープン5ヶ月で来場者は100万人を突破。海外の旅行者にも注目されていて、週末や繁忙期は当日券が売り切れるほどの人気です。スゴイ!!
ワクワクしながらいざ入館!!
そんなわけで、私たちがお台場のパレットタウンに到着したのは午後1時。この日は休日だったので覚悟はしていましたが、やはりミュージアムの入口には行列が。スタッフさんに待ち時間を尋ねると「30分くらいだと思います」というので、当日券を購入して並ぶことに。まあでも多い時は1時間以上待つこともあるらしいから、30分ならラッキーかも!? しれません。(ちなみに夕方くらいには空きはじめるようなので、行列を避けるなら遅めの時間がオススメ!)
それにしても、”作品の中に没入していく”感覚ってどんな感じだろう?
そんなことを思いながらいよいよ館内へ!!
想像を超える圧倒的なスケールに感動!
花と人の森、埋もれ失いそして生まれる / Forest of Flowers and People: Lost, Immersed and Reborn
森ビル チームラボ ボーダレスがほかの美術館と大きく異なるのは、「館内マップ」がないこと。なぜならこのミュージアムのコンセプトは”さまよい、探索し、発見する”。入場口を抜けると、真っ暗な通路があり、薄暗い光を頼りに作品のある入口を見つけて歩くのです。
こんなミュージアムは初めてだな~と感心しながら、ふと息子を見ると、不安すぎて泣きそうになっている……!!!(ガーン)
早く明るい場所へ!と歩を進め、見つけた入口に入ると、そこには見るも鮮やかな花の世界が広がっていました。
それが私たちが最初に出会った作品「花と人の森、埋もれ失いそして生まれる / Forest of Flowers and People: Lost, Immersed and Reborn」。壁も床もそこにいる人も、空間全体がカラフルで幻想的な光のアートに包まれていて、入った瞬間に”その空間に飲み込まれる”という感じ。まさに没入です!!
うちのイッショウも美しいアートの世界に飲み込まれました。
スマホで撮っても十分写真映えする1枚に。本人はまだちょっと不安げな表情
この圧倒的なデジタルアートをつくるために、館内には470台ものプロジェクターが設置されているのだとか! いや~スケールが違いますね。
館内はまるで迷路。行き当たりばったりが楽しい!
作品の出口を出ると、また薄暗~い廊下が出現。こんな風に、右も左も分からぬまま館内をさまよいながら次なるアートを見つけていきます。そのため、お目当てのアートがあったとしても、見つけるのが大変!! なんてったって施設面積は10,000㎡と広大。この中に全部で約60作品があるということですが、館内マップも順路もないので自分が今どこにいるかということすらちゃんと把握できないんです。しかも時間によって投映される映像が変わる作品も多く、「ここってさっき来た場所だっけ? あれ?違う!?」みたいなことも余裕で起こります。
というわけで館内にある作品のすべてを観賞しようとするよりも、館内の迷子を楽しみながら行き当たりばったりで作品に楽しむのがよさそうです。
今回私たちが出会った作品はこちら!
まずはキラキラ光る無数のクリスタルで埋め尽くされた「Wander through the Crystal World」。ここがとっても神秘的!! ゆっくりと色が変化するので、同じアングルでも印象の異なる写真が撮れます。
まるでクリスタルの中に浮いてるみたい!
続いて、壁を優雅に歩く花の動物たち。
花の森で生まれ、花と共に生きる動物達 / Animals of Flowers Born in the Flower Forest, Symbiotic Lives
そのほか、動くライトがつくりだす光の彫刻や、
グリッド / Grid Spaces
どこまでも続く大地を歩いているような感覚に陥る空間も。
草のような物体をかき分けながらぐんぐん進む息子…迷子になるからちょっと待って!!
(地形の記憶 / Memory of Topography)
館内はなかなか混雑していたもののそこまで気にならず、幻想的なインスタレーションを時間を忘れて楽しめました。
事前情報で見てみたいと思っていた「ランプの森」は、長蛇の列だったので今回は泣く泣くあきらめることに。
呼応するランプの森 - ワンストローク / Forest of Resonating Lamps - One Stroke
ちなみにミュージアムは全体的に薄暗い空間が続くので、ちびっこ連れは必ず手をつないで移動を!! ちょっと目を離したすきに子供がいなくなってしまうと探すのが大変です。
「運動の森」は子供と一緒に大人も楽しめる!!
作品を見つけながら館内を歩いていると、2階の「運動の森」へと続く階段が出現。登っていくと現れたのは……光の花や生き物が生息するでこぼこの丘でした!
グラフィティネイチャー 山山と深い谷 / Graffiti Nature - High Mountains and Deep Valleys
ワニ、トカゲ、カエル、蝶……と、足下でちょろちょろと動く生き物たちに、イッショウも大はしゃぎ! しかもこの生き物たち、よく見ると来場者が自分で自由に色をつけたものなんです。
自分でお絵かきした動物が動きだす!!
というわけで、私たちもさっそく隅っこにあるお絵かきコーナーへ。息子が選んだのは一番大きな「ワニ」。子供なりにいろいろ考えながら一生懸命色を塗っていきます。
「お目目はオレンジ。お手手は赤」と独り言をぶつぶつ・・・
……そして、できあがった作品がこちら!
子供らしいダイナミックな色付け!(枠からはみだしすぎてもはや原型がわからない…)
色を塗ったこの紙をスキャンしてもらうと、でこぼこの丘にイッショウのワニが出現!!
自分で色を塗ったワニに大興奮!
すばしっこく動くので、追いかけたり、踏ん付けたり(踏むと実際グシャッとつぶれる)。しばらく遊んでいると、イッショウのワニが2匹に増えて「2つになったー!!!」と大喜び!
なんで2匹に増えたかというと、このワニはトカゲやカエルを食べると増え、たくさん踏まれると死んでしまう仕組みになっているのだそう。よく観察してみると花や蝶も、人が立つとその周りに花が咲き、花の咲く場所で蝶が増え、花を踏み続けると散ってしまう……というように、1つの生態系をつくっているのが分かります。なんだか子供の創造性をさらに高めてくれそうな気がしませんか!?
触れると色が変わる巨大なバルーンも
重力にあらがう生命の森 / Weightless Forest of Resonating Life
ひとしきり自分で描いたワニで遊んだあと、子供が引き込まれるように入っていったのが、カラフルな色に輝く大きなバルーンの森「重力にあらがう生命の森 / Weightless Forest of Resonating Life」。この風船のような物体に触れると色が変わり、周りのバルーンもそれに呼応して色が変わる不思議な仕掛けです。
「あ、色が変わった!」
大きなバルーンをポンポン押して楽しそう
乗り物&ブロック好き集まれ!!
裏返った世界の、巨大!つながるブロックのまち / Inverted Globe, Giant Connecting Block Town
そしてイッショウが恐らく一番長~く遊んでいたのがこちら。家や雲などの形をした大きなブロックを置くと、そこに線路や道路、川ができて、自在に街がつくれちゃうんです。
今度はどこに置こうかな…
同じ種類のブロックと道路や線路がつながって長くなり、乗り物が進化して街が発展していくのだとか。3歳の息子がそこまでいろいろ考えてブロックを配置していたのかはさておき、この空間がかなりお気に召した様子でした。
「運動の森」にはこのほかにも、宇宙の中で跳べるトランポリン(今回は行列していて断念)や、ロープでつられた棒の中を落ちないように歩くエアリアルクライミング、光の森を進んでいく3Dのボルダリング(身長100cm以上)などがありました。このエリアは大人も童心に返ってかなり楽しめますよ!
イラストが泳ぐ! フルーツが弾ける! 「未来の遊園地」
運動の森とともに2階にあるのが「学ぶ! 未来の遊園地」。なかには、数年前から全国各地に期間限定で登場し、そのたびに話題となっていた「お絵かき水族館」もあります。
巨大な水槽で自分が描いた魚が泳ぐ!
イッショウ画伯はこちらでも、マイペースに個性的な作品を制作中…
ふんふんふん♪(鼻歌)
イッショウ画伯の描いたウミガメ、どれだか分かりますか?
「学ぶ!未来の遊園地」にはほかにもすべることでフルーツが育つすべり台や、
すべって育てる! フルーツ畑 / Sliding through the Fruit Field
小人と一緒に遊べるテーブルも!
お皿やフライパンを置くと食べ物が登場したりするので、おままごと好きのキッズにもおすすめです。
小人が住まうテーブル / A Table where Little People Live
そんなこんなであっという間に時間が過ぎ、時計を見るとすでに午後5時。どうやら約4時間もミュージアムにいたようです(そのほとんどを2階の「運動の森」と「学ぶ!未来の遊園地」で過ごしました)。イッショウも充実した時間が過ごせたようで「楽しかった!! また行こうね!!」と満足げ。2階の運動の森には2歳以下限定の赤ちゃんスペースもあるので、上の子がパパと遊んでいる間、ママと下の子はここで待機する、なんてことも可能です。ファミリーはもちろん、ママ友同士で出かけるにもピッタリだと思いますよ!
おでかけ前のアドバイス!
・館内での食事は禁止なので子供のおなかを満たしてから入館を!(ドリンクは休憩所ならOK)
・外で食事をして再入場することもできるので、その場合はスタッフに伝えて手にスタンプを押してもらいましょう
・運動の森はでこぼこで歩きにくいので靴はヒール以外のものを(靴貸出サービスもあります)
・トイレの場所が見つけにくいので見つからない場合はスタッフに声掛けを
・館内が暗いので、子供1人につき大人1人ついていたほうが安心
・混雑が予想される日は前売り券を買っておきましょう(ただし払い戻しはできないので注意を)
赤ちゃん連れ情報
・2歳までの子供が遊べる赤ちゃんスペースを完備
・授乳室、ベビーカー置場、コインロッカーあり
■施設情報
森ビル デジタルアートミュージアム:エプソン チームラボ ボーダレス
住所 東京都江東区青海1-3-8 お台場パレットタウン
電話 03-6406-3949(10:00-18:00)
開館時間 平日10:00-19:00、土日祝10:00-21:00(最終入館は閉館の1時間前)
※「EN TEA HOUSE - 幻花亭」は、OPEN1時間後から営業。ラストオーダーは閉館の30分前
休館日 第2・第4火曜日(2月は18日・19日・20日が休館日。12日・26日は開館)
料金 大人3200円、子供1000円(4~14歳)

齋藤 久美子
おでかけ&育児ライター
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