経腟エコーと経腹エコーの違いとは?先輩ママの体験談あり【産婦人科医監修】

 専門家監修
公開日:2019/02/26
経腟エコーと経腹エコーの違いとは?先輩ママの体験談あり【産婦人科医監修】
監修
木下智恵先生
成城木下病院

お腹の赤ちゃんの発育が確認できる超音波検査。エコー検査や経腟超音波、経腹エコーなどいろいろな言葉があって、なんだか難しいと感じる方もいるでしょう。今回は産婦人科の先生に超音波検査、とくに経腟エコーについて教えてもらいました。

【ひと目でわかる妊娠週数】

※妊娠初期の妊娠週数

妊娠2ヶ月(妊娠4週~妊娠7週)
妊娠3ヶ月(妊娠8週~妊娠11週)
妊娠4ヶ月(妊娠12週~妊娠15週)

※妊娠中期の妊娠週数

妊娠5ヶ月(妊娠16週~妊娠19週)
妊娠6ヶ月(妊娠20週~妊娠23週)
妊娠7ヶ月(妊娠24週~妊娠27週)

※妊娠後期の妊娠週数

妊娠8ヶ月(妊娠28週~妊娠31週)
妊娠9ヶ月(妊娠32週~妊娠35週)
妊娠10ヶ月(妊娠36週~妊娠39週)

経腟エコーとは?

経腟エコーとは、経腟超音波(検査)のことをいいます。

エコーとは超音波のこと。超音波は、人の耳に聞こえない、高い周波数の音です。体内に入ると、かたいものは白く、やわらかいものは黒く映る性質を利用して、映像にしています。

超音波検査では、子宮内の様子や赤ちゃんの心拍、発育具合を診察します。初診や妊娠初期には妊娠しているかどうか、子宮外妊娠ではないかどうかの確認、子宮筋腫や卵巣嚢腫などのトラブルがないかなどをチェック。中期・後期には、赤ちゃんの発育や胎盤の位置、体の向き、羊水量などを調べます。

超音波検査には、腟に挿入する「経腟プローブ」と、おなかに当てて検査する「経腹プローブ」があります。プローブとは超音波発信装置のことで、このプローブをあてて超音波を反射させ、心臓の動きを確認します。

経腟エコー(経腟超音波)と経腹エコー(経腹超音波)の違いとは?メリット、デメリットは?

経腟エコー(経腟超音波)

経腟エコー(経腟超音波)は経腟プローブを使った検査のこと。経腟プローブは腟に挿入して使用するもので、主に子宮が小さいころに使います。

メリット

卵巣や妊娠初期の胎児の様子など、小さいものが見えまるため、胎芽・胎児の存在とその形態や心拍の確認もできます。

デメリット

子宮が大きくなると全体が見えなくなります。また、プローブを挿入するときに痛みを感じる場合もあります。

経腟プローブ

経腹エコー(経腹超音波)

経腹エコー(経腹超音波)は、経腹プローブを使った検査のこと。経腹プローブは妊娠中期以降、おなかの表面から超音波を当てます。

メリット

痛みがないことです。また、赤ちゃんの形態が全体像として見えます。

デメリット

小さいものや腟に近いもの、腹部の奥のほうにあるものは見えません。

経腹プローブ

経腟エコーをする時期は?

経腟エコー(経腟超音波)は、赤ちゃんや子宮がまだ小さい妊娠初期に使用します。妊娠12週ごろになると経腹プローブに変更し、おなかの上から子宮内や赤ちゃんの様子を確認します。

経腟プローブは妊娠中期以降も、子宮頸管の長さをはかったり、早産を予防するために使用することがあります。

経腟エコーを実施している場所は?

産婦人科であれば、経腟でも経腹でも、エコー(超音波)検査ができます。 

経膣エコーの先輩ママの体験談

「経腟エコーは、恥ずかしさと怖さから、毎回”早く終わって~”と念じていました」sママ

「どうしても苦手な先生がいたので、経腟エコーの時は信頼している先生の担当曜日に行っていました」あやかママ

「経腟エコーは緊張してしまいますが、息を止めずに深呼吸していると体の力が抜けていいですよ」みきママ

取材・文/木村美穂

出典 :いちばんよくわかる妊娠・出産※情報は掲載時のものです

監修
木下智恵先生
成城木下病院
2001年、横浜市立大学医学部卒業。東京大学医学部産婦人科、順天堂大学医学部産婦人科勤務を経て2005年より現職に。専門は周産期学のほか、婦人科腫瘍、不妊症、月経異常。元気で気さくな1男2女のママドクターです。

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