胎動を感じる時期は? 感じないと不安…対処法は?【産婦人科医監修】

 専門家監修
公開日:2019/01/17
胎動を感じる時期は? 感じないと不安…対処法は?【産婦人科医監修】
監修
竹内正人先生

おなかが目立ってきたのに、まだ胎動がない…と不安になっている妊婦さんもいることでしょう。インターネット上の体験談で一喜一憂しないでください。胎動はいつから感じるものなのか、胎動を感じないときにはどうすればいいのか、産婦人科医の竹内先生に聞いてきました。

【ひと目でわかる妊娠週数】

※妊娠初期の妊娠週数

妊娠2ヶ月(妊娠4週~妊娠7週)
妊娠3ヶ月(妊娠8週~妊娠11週)
妊娠4ヶ月(妊娠12週~妊娠15週)

※妊娠中期の妊娠週数

妊娠5ヶ月(妊娠16週~妊娠19週)
妊娠6ヶ月(妊娠20週~妊娠23週)
妊娠7ヶ月(妊娠24~妊娠27週)

※妊娠後期の妊娠週数

妊娠8ヶ月(妊娠28週~妊娠31週)
妊娠9ヶ月(妊娠32週~妊娠35週)
妊娠10ヶ月(妊娠36~妊娠39週)

胎動とは?

胎動とは、おなかの赤ちゃんの動きのこと。お産をするまで感じ、また胎動の感じ方は人それぞれです。
胎動は赤ちゃんが動いている様子そのものなので、赤ちゃんの状態を知る非常に大事なバロメーターでもあります。胎動を早くから感じる分には問題ありませんが、妊娠22週を過ぎても胎動を感じない場合は少し心配です。ただ、今は超音波で赤ちゃんの発育状態を見ているので、健診のときに先生から何も言われていなければ問題ないと考えてよいでしょう。 

胎動はいつから感じる?時期は?

妊娠20週前後になると、多くの妊婦さんが胎動を感じます。初めは、腸の動きを胎動と勘違いする妊婦さんも多いようです。経産婦さんは、過去の経験があるので、初産婦さんより早めに気づくことが多いですが、それでも妊娠16~17週頃からです。

胎動を感じる位置は、おなかが出ている部分、下腹あたりに感じることが多いようです。おへそから恥骨の上あたりですね。

胎動を感じない原因は?

「胎動を感じない」と「胎動を感じにくい」は別のものです。おなかの赤ちゃんにも個性があって、動き方にも個性があります。激しく動く赤ちゃんもいれば、おとなしくゆっくり動く赤ちゃんもいます。時間帯や、ママが仕事中なのかお休み前なのかなどの状況によっても異なります。胎動が弱くても、胎動を感じていれば心配いりません。また、ママが胎動として感じていなくても、超音波で問題がなければ心配ありません。健診の際に、先生に何も言われなければ大丈夫でしょう。

「胎動を感じない」原因は一概には言えません。しかし、合併症で胎盤の機能が低下するなど、なんらかの原因で赤ちゃんの元気がなくなったときに、胎動がそれまでと比べて弱くなることはあるかもしれません。胎動の変化の原因を妊婦さん自身で判断することはむずかしいため、気になるときは早めに医師に相談しましょう。

妊娠5ヶ月~妊娠6ヶ月の胎動を感じにくい原因

妊娠5ヶ月では、初産婦さんの場合、まだ胎動は感じないのがほとんどです。妊娠6ヶ月に入る20週頃になると、大半の妊婦さんが胎動を感じるようになります。

妊娠9ヶ月~臨月の胎動を感じにくい原因

妊娠34週ぐらいからは、赤ちゃんもさらに大きくなり、子宮内のスペースが相対的に狭くなってくるので胎動を感じにくくなっていきます。

臨月になると胎動を感じにくくなります。それは、お産に向けて赤ちゃんが下がってきて骨盤に頭が入ってくるためです。しかし、胎動が1日中まったく感じられない場合は、すぐに受診をしましょう。

胎動カウントとは? やり方が知りたい!

妊娠30週を過ぎたら、「胎動カウント」をしてみましょう。赤ちゃんの元気度チェックにもなります。

いろいろな方法がありますが、いちばん手軽に取り組めるのは、時間を決めずに、赤ちゃんがまさに元気よく動いていると感じるときに、横になってリラックスした状態で行うやり方です。動を数え、10回感じるのに何分かかったかを記録します。続けて動くときは、止まるまでを1回と数えます。少しでも間を置いたら別々にカウントしてかまいません。例えば「ゴロゴロゴロ」は3回でなく1回、「ゴロ…、ゴロ…、ゴロ…」は3回と数えます。 よく動いているときであれば、10回数えるのに平均で10分くらいです。30分以上かかるときは、また別の時間に測定してみてください。

不安になりすぎる必要はありませんが、胎動を10回数えるのに1時間以上かかるときは、念のために病院に相談をしてください。

胎動を感じないときの対処法

静かにしていても胎動が1日 まったく感じられない場合は、トラブルの可能性もあるのですぐに受診してください。また、自分で判断できないときなども、医師に相談しましょう。

胎動には個人差がある?

おなかの赤ちゃんにも個性があって、動き方にも個性があります。それが胎動の個人差といえるでしょう。

激しく動く赤ちゃんもいれば、おとなしくゆっくり動く赤ちゃんもいます。胎動が強くても弱くても、胎動を感じていれば心配はいりません。もしママが胎動として感じていなくても、健診のときの超音波検査で問題がなければ心配ありません。

胎動に関する先輩ママの体験談

「1人目のときは、妊娠18週で胎動を感じ始めましたが、腸が動いているのかと思いました。現在、2人目を妊娠中で妊娠16週から胎動があります」(駒村綾花ママ)

「妊娠17週ごろ、仕事中におなかの下の方をトンっとキックされた感じが初めての胎動でした。接客中でしたが感動して泣きそうでした。」(工藤綾音ママ)

「妊娠中期、クラシック音楽、とくにモーツァルトを聴かせるとよく動きました。テレビでも音楽番組を観ていると胎動が激しくなりました」(原 美貴子ママ)

※本記事中の画像はイメージです。

構成・文/木村美穂

出典 :はじめてママ&パパの妊娠・出産※情報は掲載時のものです

監修
竹内正人先生
⽇本医科⼤学⼤学院修了。⽶国ロマリンダ⼤学留学を経て、葛飾⾚⼗字産院などに勤務。
よりやさしい「⽣まれる・⽣きる」をサポートするため、国や地域、医療の枠をこえて活動する⾏動派産科医。

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