小学生に読ませたいおすすめの本を絵本から名作までを学年別でご紹介!

コラム
公開日:2018/11/26
更新日:2019/03/27
小学生に読ませたいおすすめの本を絵本から名作までを学年別でご紹介!

どんな物事にも好奇心旺盛、繊細で豊かな感性を併せ持つ小学生の子供たち。小学校時代に、たくさんの本に出会い、さまざまなことを感じ、吸収して得たことは、これから先の人生をより豊かにしてくれる大きな糧となることでしょう。その大切な時期にこそ読んでほしい、おすすめの本をご紹介します。

小学生で本を読むことの知育効果は?

小学1年生が知っている言葉の数は約7,000語といわれています。それが、小学校を卒業する頃には、多くて約35,000語、少なくて約10,000語と、子供によって語彙(ごい)力に大きな差が出てきます。これは、会話やテレビなどから覚えた「話し言葉」が主か、それとも、読書などを通して学んだ「書き言葉」が主かの差によるものとされています。
子供にとって、本は心の栄養。本を読むことで、体験したことのない多くのことがらを知り、物の見方や考え方を学び、創造し、人間としての感性を磨くことができるなど、十分な知育効果も期待できます。
友情、冒険、ミステリー、感動、ファンタジー、映画やドラマの原作など、さまざまなジャンルの本を通して得た知識が肥やしとなり、いろいろな場面で支えとなってくれることでしょう。

小学生におすすめの本が知りたい!

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読書が好きな子供は、自分が読みたい本を自分で選べますが、慣れていない子供はどんな本を選べば良いのかさえ分からないもの。そんな時は、子供が興味を持って読み進められる1冊を一緒に探してあげましょう。
初めは文字が大きめで文章が多すぎないものや、色彩豊かな絵や挿絵が入ったもの、文庫本よりも大きめサイズの本を選ぶのがおすすめです。また、主人公が同じ年くらいの設定なら、物語を等身大に感じることができて、より身近なストーリーとして理解しやすいですよ。冒険ものや謎解きものなど、好奇心や想像力をかきたててくれるストーリーもおすすめです。
目的やポイントをおさえて、無理なく読み進められる本を選ぶと良いでしょう。

低学年向け

一般的に、低学年とは1~3年生(6~8歳)の子供のことを指します。低学年の子供にとって、長い文章を追い、内容をきちんと理解するのは、まだ難しく感じるかもしれません。まずは、分かりやすいテーマのものや、文字数が少なめなものなど、1人でも読める本を選ぶのがおすすめ。初めは親子で一緒に読んでも良いですね。

金の星社 きつねのでんわボックス (新・ともだちぶんこ)

きつねの でんわボックス (新・ともだちぶんこ)金の星社 参考価格:¥1,210Amazonで詳しく見る楽天で詳しく見る

山のふもとの電話ボックスで、遠い町に入院するお母さんに電話をかける人間の男の子と、子どもを亡くした母ぎつねの、出会いと心のふれあいを描いた物語。母ぎつねが次第に心を癒やされていく様子や男の子の心情が、柔らかなタッチの絵で表現されています。親が子を思う気持ちの深さや、子が親を思う優しい気持ちに心温まる感動作です。

・85ページ

梓書院 しろいえほん

しろいえほん梓書院 参考価格:¥2,546Amazonで詳しく見る楽天で詳しく見る

デンマークを中心に世界で活躍するダンサー兼舞台芸術家でもある、もりこういちろうの絵本。何も描いていない白い本を見つけた男の子が、今まで見たこともない新しい世界や個性に出会い、それを受け入れる心や優しさに包まれていくお話。「次はどうなるのかな?」「何が出てくるかな?」と、続きをもっと読みたくなる魅力的な1冊です。

・32ページ

福音館書店 うずらのうーちゃんの話 (ランドセルブックス)

うずらのうーちゃんの話 (ランドセルブックス)株式会社 福音館書店 参考価格:¥98Amazonで詳しく見る楽天で詳しく見る

幼稚園からうずらをもらってきて、「うずら野うーちゃん」と名付けたボク。うーちゃんは丸い小さな体で元気いっぱいに飛び回る可愛い相棒。でもある時、ネコに襲われ片足をもがれてしまい…。作者が実際に子供と一緒にうずらを育てた経験を、独自の視点で描いています。生き物と身近に接することの大切さや喜び、生命の大切さが伝わる作品です。

・32ページ

ハート出版 えほんとべないほたる (1)  ほたるたちのたんじょう

えほんとべないほたる (1)ハート出版 参考価格:¥5,000Amazonで詳しく見る楽天で詳しく見る

作者の小沢昭巳が、新米教師時代に教え子をいじめから救おうと壁新聞に書いた童話「とべないホタル」のCG絵本。色鮮やかでリアルな絵が、物語をより深く表現しています。自分だけ飛ぶことができないホタルが、ツユクサの葉の上で人間に捕まりそうになった時に、ホタルの兄弟の1人がとった行動は…。仲間とつながる大切さが伝わる感動作。

・31ページ

福音館書店 パンツはながれる (ランドセルブックス)

パンツはながれる (ランドセルブックス)株式会社 福音館書店 参考価格:¥4,709Amazonで詳しく見る楽天で詳しく見る

おばあさんが川へ洗濯に行った帰り道で、うっかり川に落としてしまったおじいさんのパンツが、どんどん流れて逃げていく愉快なストーリー。パンツとおばあさんの追いかけっこは、いろんな人を巻き込みながらやがて大海原へ。人間たちが仕掛ける捕獲網をくぐりぬけて流れていくパンツがなんともコミカル! リズミカルな文章だから子供が読みやすい作品です。

・32ページ

福音館書店 新幹線しゅっぱつ! (ランドセルブックス)

新幹線しゅっぱつ! (ランドセルブックス)株式会社 福音館書店 参考価格:¥1,320Amazonで詳しく見る楽天で詳しく見る

東北・秋田新幹線「はやて・こまち17号」に乗って、家族で秋田の祖父母の家へ。初めて新幹線に乗る主人公のつばさくんの視点で、新幹線がホームに入線し、出発する様子や、それを陰で支え働く人たちなど、さまざまな角度から描かれています。また、分かりやすく忠実に描かれた絵がリアルで、新幹線の世界を楽しく教えてくれる1冊です。

・32ページ

ほるぷ出版 すばこ

すばこほるぷ出版 参考価格:¥60Amazonで詳しく見る楽天で詳しく見る

さまざまな素材や形、大きさがある「巣箱」は人が作った鳥の家。美しい森が減っていくなか、巣箱をかけることは、簡単で身近な自然保護といわれています。自然科学分野の絵本や読み物を多く手がける著者が、細部まで描かれたグラフィカルな絵とともに、巣箱の起源を描いた美しい絵本。巻末に分かりやすい写真入りの解説がついています。

・32ページ

ポプラ社 おしりたんてい むらさきふじんの あんごうじけん (おしりたんていファイル)

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その名の通り、顔がおしりの形をした探偵が、事件を推理して解決していく物語。ある日、探偵事務所に全身むらさき色の怪しい依頼人がやってきて…。「フーム、においますね」の決まり文句で事件をかぎ分けるおしりたんていと、おっちょこちょいの助手犬ブラウンの掛け合いも楽しい1冊。推理ゲーム、迷路、絵探しもあって遊び心満載です。

・88ページ

高学年向け

一般的に、高学年とは4~6年生(9~12歳)のことを指します。知的好奇心や情緒が急速に発達する時期でもあり、夢や希望、感動、素晴らしい生き方などが描かれた本が心に残り、一生の宝物となることも多いでしょう。学習に直接役立つ本はもちろん、人への思いやりや命の尊さを育む内容は、この時期にとても大切なテーマといえます。

福音館書店 ユウキ (福音館創作童話シリーズ)

ユウキ (福音館創作童話シリーズ)株式会社 福音館書店 参考価格:¥108Amazonで詳しく見る楽天で詳しく見る

6年生の新学期を迎えた主人公ケイタ。カードバトルやミニ四駆、サッカーに夢中になった友達は、偶然にも名前がみんな「ユウキ」。そして転校生でした。彼らが転校してしまったある日、今度は長い髪の女の子・ユウキが現れて…。不思議な魅力で奇跡を起こし奮闘するユウキの姿と、それを見守るケイタ。多感な子供たちの心模様をリアルに描いた作品です。

・204ページ

偕成社 夜の小学校で

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桜若葉小学校の見回りの仕事をすることになった主人公の青年が、夜の学校で起こる奇妙な出来事を日記形式で描いた作品。愉快で楽しい話、不思議な話、考えさせられる話、著者の人生観が表れた話など、読んだ後にしみじみとするような素敵なエピソードは読みごたえ十分。カラーの挿絵が多く、1話が短いからとても読みやすい作品です。

・141ページ

学研教育出版 劇団6年2組 (ティーンズ文学館)

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卒業前のお別れ会で「シンデレラ」の劇をやることになった6年2組。初めての演劇に四苦八苦するメンバーに意地悪を言う男子がいたり、役のなり手がなくて男子が女性役をしたり、演劇中にハプニングが起こったり…と大奮闘。やがて「自分たちの芝居」を目指し、クラス全員がひとつの目標に向かっていく成長ぶりを描いた感動の作品です。

・226ページ

講談社 霧のむこうのふしぎな町 (新装版) (講談社青い鳥文庫)

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映画「千と千尋の神隠し」に影響を与えたファンタジーの名作。待ちに待った夏休み、お父さんの言っていた「霧の谷」を探しに1人旅に出掛けた6年生のリナが、きれいなのにどこか風変わりな町「めちゃくちゃ通り」で出会った、へんてこりんな人々との、ひと夏の心のふれあいを生き生きと描いた作品。みずみずしい描写が読者を魅了します。

・216ページ

新潮社 くちぶえ番長 (新潮文庫)

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4年生のツヨシのクラスに、ある日一輪車とくちぶえの上手なマコトという女の子が転校してきます。誰よりも強く優しく友だち思いで頼りになるマコトとツヨシは最高の相棒に。でもマコトは幼い頃お父さんを亡くしていて…。家族、学校、町の風景さえも見えてくるような丁寧な描写が読みやすい作品。決して忘れられない2人の友情物語です。

・236ページ

冨山房インターナショナル 十歳のきみへ 九十五歳のわたしから

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105歳でこの世を去った医師の日野原重明氏が、亡くなる10年前に、若い世代に託した作品。命とは、家族とは、人間とは、何だろう。小学生はもちろん、10歳の子供を育てる親世代にもおすすめの1冊です。自分自身の力で、より良い人生にするためのヒントがちりばめられていますよ。

・185ページ

偕成社 二分間の冒険 (偕成社文庫)

二分間の冒険 (偕成社文庫)偕成社 参考価格:¥100Amazonで詳しく見る楽天で詳しく見る

6年生の主人公・悟が学校の体育館をぬけだして、不思議な黒ネコに出会った瞬間から、たった2分間。でも長い長い大冒険が始まる物語。仲間との協力、初恋、自分探しなどをテーマに、ファンタジーの世界で起こる奇想天外な出来事を、純粋で強く賢い子供の視点で生き生きと描く名作。思わず引き込まれるその世界観に魅了される1冊です。

・259ページ

小学生の頃に読んだ本を大人になっても覚えている事がありますよね。多感な時期に読んだ本の影響は、とても大きなもの。ストーリーはもちろん、言葉や絵など、さまざまなカタチとして記憶に残り、深く心に刻まれ、これから歩む人生の宝物になることでしょう。ぜひ、人生のバイブルになるような素晴らしい1冊に出会えますように!

文/雨宮睦美



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