赤ちゃんの首にあせもの予防法は? 薬や対処法、体験談も紹介【医師監修】

 専門家監修
公開日:2018/11/22
更新日:2019/03/22
赤ちゃんの首にあせもの予防法は? 薬や対処法、体験談も紹介【医師監修】
監修
馬場直子先生
神奈川県立こども医療センター 皮膚科部長

赤ちゃんの首にできたあせもについてまとめました。赤ちゃんはとても汗かき。暑い時期には、ふと気づくと体に赤いポツポツが数えきれないほどできていることがありますが、実はあせもは首のシワの中にもできます。赤ちゃんの首にはどうしてあせもができてしまうのか、できてしまったらどうすればいいのか、予防できるのかなどについて、ドクターに教えていただきました。原因や対処法を知って、赤ちゃんを首のあせもから守ってあげましょう。

赤ちゃんの首にあせもができたら薬を塗ってもいい?

あせもが軽いうちなら、市販の赤ちゃん用や子ども用の塗り薬を使ってもかまいませんが、ゴシゴシとすり込むのはNGです。肌に刺激を与えないように、やさしく包むようにのばしてあげましょう。

市販の塗り薬を1~2週間使って、きちんとホームケアをしたうえでもよくならなかったり、だんだん範囲が広がる、赤みが強くなる、かゆみが増すなど悪化する場合は、必ず受診してください。毎日薬を塗りながらあせもの様子を確認し、変化をチェックしておくと、受診した際にも役立ちます。

範囲が狭い・赤みやかゆみが強くない場合

●赤ちゃん用や子ども用の市販の塗り薬を使ってもOK

●ホームケア+市販の塗り薬で1~2週間しても良くならなかったり、悪化したらすぐに受診

すでに広範囲にあせもができていたり、赤みやかゆみが強い場合は、かきこわさないうちに早めに受診します。炎症を抑えるための弱いステロイド軟膏を処方されることが多く、細菌感染がある場合は抗菌薬入りのステロイド軟膏が処方されることも。症状が軽ければ、ステロイドではない消炎作用のある塗り薬が処方されることもあります。

広範囲にできている・赤みやかゆみが強い場合

●かきこわさないうちに早めに受診して薬を処方してもらう

赤ちゃんの首にできるあせもの予防法は?

赤ちゃんの首にできたあせもは、あせもができたときのホームケアを続けることで予防できます。あせもが治ったあとも、首を覆うような衣服を着せない、エアコンで室温を調節し、寒い時期でも衣服を着せすぎたり、室温を高くしすぎない、暑い時期のお散歩や外遊びのあとはシャワーで汗を流す、1日1回は入浴して石けんで汗を落とす、入浴後はしばらく涼ませたあと必ず保湿するなどのホームケアを欠かさないようにしましょう。

ベビーパウダーは汗を吸って肌をサラッとさせてくれるものですが、ぬれた肌につけると汗の出口をふさいでしまったり、パタパタとはたいた粉を赤ちゃんが吸いこんでしまったりすることもあります。ばぁばの時代にはおなじみのものですが、わざわざ使わなくてもいいでしょう。

「汗をかいてあせもができるなら、汗をかかせないようにしたらいいのでは?」と考えるママもいるかもしれません。でも、これはNG。なぜなら、汗には体温を調節する働きがあるからです。

赤ちゃんはまだ汗腺が発達していません。汗をかくことのできる汗腺の数はおよそ3歳ぐらいまでに決まり、暑い地域で育つと汗腺が発達しやすく、寒い地域で育つと発達しにくいといわれます。この数は大人になっても変わらないので、小さいうちに汗をかく経験が少ないと、成長してから暑さにうまく対応できなくなる可能性もあります。

「汗をかかせないように冷房をガンガンかける」のではなく、赤ちゃんのためには「しっかり外で汗をかかせて、帰宅したらシャワーで流し、少し部屋を涼しくしてお昼寝させてあげる」といったメリハリが大切なのです。

あせも予防のポイント

●あせもができたときのホームケアを続ける

●ベビーパウダーはわざわざ使わなくてもよい

●汗をかかせないようにするのはNG。「しっかり汗をかかせてから清潔にする」メリハリが必要

0歳1歳赤ちゃんのあせも、対策と予防法を教えて! 毎日のケアどうする? 薬は必要?

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新陳代謝が活発でデリケートな赤ちゃんの肌。とくに暑い夏は、汗が皮膚に残ることであせもなどのトラブルが起こりやすくなります。あせもができてしまったときに悪化させないための対策と、予防するホームケアの方法をドクターに教えていただきました。答えてくれたドクターは、育児誌『Baby-mo(ベビモ)』で連載中の「成長ダイアリー」でおなじみ渡辺とよこ先生です。
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馬場直子先生
神奈川県立こども医療センター 皮膚科部長
滋賀医科大学卒業。横浜市立大学皮膚科などを経て、1994年神奈川県立こども医療センター皮膚科医長、2002年より現職。日本皮膚科学会、日本小児皮膚科学会、日本臨床皮膚科学会会員。的確な診察とわかりやすい説明で、ママたちに信頼されています。

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