赤ちゃんに麦茶をあげたい!作り方は水出しでもOK?メリットや保存方法、注意点は?

コラム
公開日:2018/10/19
更新日:2019/10/08
赤ちゃんに麦茶をあげたい!作り方は水出しでもOK?メリットや保存方法、注意点は?

スーパーやドラッグストア、赤ちゃん専門店などの食品コーナーでは、赤ちゃん用の麦茶が市販されていますよね。また、哺乳瓶や赤ちゃん用のマグに麦茶を入れているママと出会う機会もあるでしょう。それを見て、「赤ちゃんって、麦茶を飲んで良いんだ!」と思った経験のある新米ママもいるはず。しかし、赤ちゃんへいざ麦茶をあげようとしたとき、「麦茶デビューっていつから?」「作り方は?」「あげるタイミングは?」と、たくさんの「?」が頭に浮かんでくるかもしれませんね。そこで今回は、赤ちゃんに飲ませる麦茶について大特集!たくさんのママが疑問に感じそうなポイントについて、詳しく解説します。

ママたちにインタビュー!

実際に、赤ちゃんに麦茶を飲ませたことのあるママたちから、体験談を集めました。

赤ちゃん用の麦茶はマグや水筒が便利!

「赤ちゃん用の麦茶を入れる容器は、ママ友や街で見かける赤ちゃん連れの人をマネしました。涼しい春と秋はプラスチックでできた赤ちゃん用マグ、夏と冬はストロー付きの保温水筒と、シーズンによって使い分け。寒い冬も保温水筒を使う理由は、暖房の良く効いた室内だと麦茶が傷まないか心配だったからです。マグや水筒をリュックのサイドポケットに入れておけば、サッと取り出せてすぐ飲ませられるので便利ですよ!」(20代後半ママ)

赤ちゃん用の麦茶でこまめに水分補給!

「離乳食開始後から、便秘気味だった娘。小児科の先生に相談すると、『とにかく水分を摂らせて!』というアドバイスをもらいました。そこで、日中の大半を過ごすリビングに赤ちゃん用の麦茶を入れたストロー付きのマグを用意。ローテーブルの上に置き、マグには大好きなキャラクターのシールを貼って、娘の注意を引く作戦を取りました!最初は麦茶を飲むよう促していましたが、今では娘が自分でマグを抱えて飲むようになっています」(30代前半ママ)

赤ちゃん用麦茶は虫歯予防にもおすすめ!

「私の母は歯科衛生士。『虫歯予防のためにも、何か飲んだり食べたりしたら、その後は必ず麦茶を飲ませてね!』というアドバイスに従って、息子が赤ちゃんの頃から麦茶を飲ませてきました。現在3歳の息子は虫歯0!もちろん、毎日朝晩の歯磨きや定期的なフッ素塗布を欠かさずに続けたことも大きかったでしょう。でも、麦茶で食べものや飲みものの残りを洗い流す習慣も、健康な歯のためには必要なことだったと思っています」(30代後半ママ)

赤ちゃんに麦茶をあげて良いのはいつから?

「赤ちゃんに麦茶をあげたいけどいつからあげて良いのかわからない!」というママも多いでしょう。まずは、赤ちゃんに麦茶を与え始める時期について考えます。

※原材料に含まれる成分のアレルギーがないかどうかを確認のうえ、与えてください。

離乳食初期から

赤ちゃんへ導入的に麦茶を与え始める目安としては、離乳食がスタートする生後半年頃からがおすすめです。与え方は下で詳しくご説明しますが、ほかの食材と同じように1さじずつ、麦茶の味にだんだん慣れさせると良いでしょう。ただし、離乳食初期に麦茶を飲ませすぎることはNG!メインの栄養である母乳やミルクを飲む量に影響が出ないよう、注意してください。

離乳食中期から

赤ちゃんへ積極的に麦茶を与え始める目安としては、離乳食中期くらいからがおすすめです。その理由は、離乳食初期に比べて食事に含まれる水分量が少なくなるため。たとえば、最初はおもゆや10倍がゆなどからスタートしたものが、だんだんとお米の形が残るものへと変化しますよね。また、おかずもスープ状だったものが半固形状のものへと変わるため、水分量の減少については同じことが言えるでしょう。

市販の赤ちゃん用麦茶の対象月齢から

市販されている赤ちゃん用の麦茶には、「生後○ヶ月~」と飲用開始の目安がパッケージに書かれているものもあります。そちらを参考にするのも良いでしょう。ただし、あくまで目安であることは忘れずに!その月齢になったからといって、焦って麦茶を与える必要はありません。少しずつ試して、赤ちゃんに変化がないか注意してください。

赤ちゃんに麦茶をあげるメリットとは?

「麦茶は、赤ちゃんにとってどう良いの?」と疑問に思うママもいるかもしれませんね。続いては、赤ちゃんに麦茶を与えるメリットをお伝えします。

ミネラル補給ができる

体温の調節機能が未熟な赤ちゃんは、汗を良くかきますよね。汗とともにミネラルも失われますが、麦茶はミネラルが豊富な飲みもの!ミネラル補給には持ってこいというわけです。

虫歯予防が期待できる

母乳・ミルク・離乳食などの後に、赤ちゃんの口内に残ったものを、麦茶で洗い流すことができます。それにより、虫歯の発生を抑えることが期待できるのです。

胃腸の健康に役立つ

平成10年に静岡大学と京都薬科大学が共同で麦茶の抽出物をテストしたところ、麦茶には胃の粘膜を保護する作用、炎症を抑える作用などがあることがわかりました。また麦茶には食物繊維が含まれているため、整腸作用もあると言われています。赤ちゃんの未熟な胃腸を守るために、麦茶は役立つのです。

お茶を飲む習慣が身に着く

お茶は、胃腸の消化を助ける働きがあると言われています。麦茶をきっかけにして、健康的な飲みものであるお茶に赤ちゃんが親しむきっかけにもなるでしょう。

カフェインレスでやさしい

緑茶や紅茶などには、カフェインという成分が入っていますよね。同じお茶というカテゴリーに含まれる麦茶ですが、ほとんどの場合ノンカフェイン。赤ちゃんの身体にやさしいのです。

赤ちゃんにあげる麦茶は水出しでもOK?

結論から言うと、赤ちゃん用の麦茶に水出しはNG!その理由を、水出しに使う水のタイプごとに、それぞれ詳しく見ていきましょう。

硬水や煮沸していない水道水

赤ちゃんは胃腸が未熟なため、そのままの水道水や硬水のミネラルウォーターは負担になります。水道水に含まれる殺菌成分や硬水に含まれる高濃度のミネラルで、赤ちゃんがお腹の調子を崩すかもしれません。

軟水や煮沸した水道水

また、赤ちゃんの胃腸にやさしい1度沸騰させた水道水や軟水を冷まして使うとしても、麦茶の水出しはやめましょう。やはりベストは、煮出した麦茶。パックまで煮沸消毒できるため、衛生的で安心です。

赤ちゃんに安心してあげられる麦茶の作り方

ママとしては、「赤ちゃんに安心して飲んでもらえる麦茶の作り方が知りたい!」と思いますよね。そこで、麦茶のタイプ別に作り方をご紹介します。

粉末タイプの赤ちゃん麦茶

麦茶の粉末を熱湯で溶かし、常温まで冷ましたら完成です!早く冷ましたい場合は、ミルクのように哺乳瓶で作って、容器ごと水冷すると良いでしょう。

パックタイプの赤ちゃん麦茶

普段の麦茶を作るときと同様に、沸騰したお湯の中でパックを煮出してから、冷まします。赤ちゃんにあげるときは、湯冷ましで半分程度に薄めて、濃さを調節してください。

ペットボトルタイプの赤ちゃん麦茶

こちらは、赤ちゃんがすぐに飲める麦茶なので、作る必要はありません。未開封であれば常温保存できますが、開封したら冷蔵保存し、その日のうちに飲み切りましょう。

赤ちゃん用の麦茶の保存方法は?

赤ちゃん用の麦茶を作ったら、その保存方法が気になるもの。また、おでかけ時には、どのような容器で持ち歩くと良いのでしょうか?

家庭での保存方法

麦茶はとても傷みやすいお茶です。赤ちゃん用に限らず、大人が飲む場合でも、麦茶の保存方法は冷蔵庫がベスト!雑菌の増えにくい低温で管理できるため、衛生的です。「涼しい季節なら、常温保存でも良いのでは?」と考えるママもいるかもしれませんが、どの季節であってもおすすめはできません。なぜなら、直射日光による温度変化にさらされたり、室内の浮遊菌が入り込んだりするケースもあるからです。
麦茶パックから作った場合は、注ぎ口を閉じられる保存容器に移し替えてから冷蔵庫へ入れましょう。また、市販されているペットボトルや紙パックなどの赤ちゃん用の麦茶も、1度開けたら冷蔵保存することが鉄則です。
冷蔵保存した麦茶を赤ちゃんにあげるときは、少しお湯(1度煮沸させたもの)で割って、ぬるめの温度にしてからあげてください。こちらは、赤ちゃんの未熟な胃腸に負担を掛けないためです。

おでかけ時の持ち運び容器

麦茶パックで作った場合は、消毒した水筒に入れて持ち運ぶことがおすすめ。プラスチックでできた半透明の水筒や、市販のペットボトルなどであれば、麦茶に直射日光が当たらないように容器へカバーを掛けましょう。
麦茶をより衛生的に保つためには、麦茶を移し替えるコップを携帯すると◎!容器から直飲みするよりも、雑菌の繁殖を抑えられます。赤ちゃんへ麦茶をあげるために、小さな紙コップを使い捨てているママもいるようです。
基本的には、半日持ち歩いたら容器に入れた麦茶は捨ててください。食品が傷みやすい梅雨時期や夏場に、保温機能のない容器で麦茶を持ち歩いた場合はさらに注意が必要です。ママがその都度試飲してから与えるなど、工夫してみてくださいね。

赤ちゃんへの麦茶のあげ方は?

赤ちゃんに麦茶をあげたいときは、どうやって飲ませれば良いのでしょうか?

初めて麦茶を与えるとき

離乳食と同じで、麦茶もまずはスプーン1口からあげ始めましょう。赤ちゃんの体調に変化が見られなかったり、麦茶を嫌がる様子がなかったりすれば、翌日は2口、翌々日は3口……という風に、少しずつ増やしていきます。6口くらいまで様子を見るのがおすすめ。

麦茶に慣れてきたとき

しばらく麦茶をあげてみて問題がないようであれば、赤ちゃん用のマグやコップなどに入れて飲ませてみましょう。そのときも、徐々に量を増やしていくようにしてください。マグの飲み口はどんなタイプでも構いません。哺乳瓶やストローでも、もちろんOKです。

赤ちゃんに麦茶をあげるタイミングはいつ?

1日のうち、どのタイミングで赤ちゃんに麦茶をあげたら良いのでしょうか?

朝の起床後・お昼寝後

赤ちゃんが1日に発汗する量は、大人の2倍以上と言われています。じっと寝ていても、少し熱がこもるだけで全身が汗だくになりがち。汗といっしょに流れ出たミネラルを補うためにも、お昼寝後や朝起きたら、すぐに麦茶をあげると良いでしょう。

お風呂上がり

身体が濡れているため分かりにくいのですが、お風呂中も赤ちゃんはたくさんの汗をかいています。そのため、お風呂上がりに洋服を着せたら、麦茶を飲ませてあげると◎!ただし、すぐに授乳する場合は、無理に麦茶を飲ませる必要はありません。母乳やミルクが優先です。

食事の前後&食事中

食前に麦茶を飲ませれば、赤ちゃんののどがうるおって離乳食やおやつを食べる準備が整います。また、食事中に飲む麦茶は、飲み込みにくい食べ物を胃に運ぶ手助けになるでしょう。さらに、食後に麦茶を飲ませると、食事で足りなかった水分を補給できます。

外遊びの前後

外遊びをすると、赤ちゃんの髪の毛までびっしょりと汗で濡れてしまうこともあるでしょう。熱気がこもりやすい梅雨時期や夏場は特に、赤ちゃんにも熱中症の危険があります。外遊び前に麦茶を飲ませて、遊びの最中や後にも赤ちゃんへこまめに水分を摂らせましょう。

排せつの後

おしっこやうんちをすると体内の水分が失われますよね。そのため、おむつを替えるタイミングで、赤ちゃんに麦茶を飲ませることもおすすめです。ただし、下痢をしているときは麦茶が胃腸へ負担になることもあり、白湯などを勧められることも。医師や薬剤師に相談してから飲ませましょう。

冷暖房の使用時

冷房や暖房を使っている室内は乾燥するもの。大人と同じように、赤ちゃんも体の水分が失われて、のどが渇いています。そんなときも、麦茶で水分補給しましょう。また、のどの粘膜を潤すことは、細菌やウイルスによる感染症の予防にも効果的です。

赤ちゃんに麦茶をあげるときの注意点

赤ちゃんに麦茶をあげるときは、次のことに気を付けましょう。

カフェイン・タンニンが入っていないか

緑茶や紅茶などに含まれるカフェインやタンニンは、赤ちゃんにとっては大きな刺激となるもの。赤ちゃんが眠れなくなったり、気分が悪くなったりするおそれがあります。麦茶にはカフェインやタンニンが含まれていないことがほとんどですが、購入前には含有成分をしっかりチェックしましょう。赤ちゃんに余計なストレスを与えないために、大事です。

赤ちゃんには濃すぎないか

濃い麦茶を飲んで、胃もたれした経験のあるママもいるでしょう。大人でもそのような影響があるので、消化器官が未熟な赤ちゃんに濃すぎる麦茶はより大きな負担となるはずです。麦茶パックから作る場合は、水で倍に薄めましょう。また、市販の赤ちゃん用麦茶を初めて飲ませる場合も、ママが濃さをチェックしてから赤ちゃんに与えたいですね。

アレルギー症状が出ていないか

見落とされがちなのですが、麦茶でも赤ちゃんがアレルギーを起こす場合があります。その理由は、麦茶は植物から成分を抽出した飲みものであるため。赤ちゃんに初めて麦茶を飲ませるときは、いきなりたくさんは与えず、少量ずつ与えて様子を見てください。また、すでにほかの食品でアレルギーが出ている場合は、必ず医師や薬剤師へ相談しましょう。

嫌がったら無理やり飲ませない

麦茶を最初から抵抗なく飲む赤ちゃんもいれば、反対に全く飲まなかったり嫌がる素振りを見せたりする赤ちゃんもいます。麦茶を飲ませて赤ちゃんがグズった場合には、無理強いすることは禁物。「離乳食の本通りに進めたい」「同じ月齢の赤ちゃんが飲んでいる」という固定観念は捨てましょう。ミルクや白湯で水分補給できればOKです。

文/いけだひとみ

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