ホホバオイルとは?赤ちゃんにおすすめな理由をアロマセラピストが解説!

コラム
公開日:2019/04/09
更新日:2019/04/11
ホホバオイルとは?赤ちゃんにおすすめな理由をアロマセラピストが解説!

ホホバオイル愛用歴10年以上のアロマセラピストが、その魅力とおすすめ商品を厳選してご紹介。ベビーマッサージ教室などで勧められることも多いホホバオイルは、保湿力が抜群に高く、皮膚のバリア機能を補ってくれる優秀なスキンケアアイテムです。そのユニークな特性や万能ともいえる使い道、選ぶ際のポイントなどを詳しくお伝えします!(アロマセラピスト 雨宮あかり)

ホホバオイルとは、どんなオイル?

私がホホバオイルの持つパワーに感動したのは、まだ長男が小さく、慣れない育児に奮闘していた頃のこと。当時の私は、肌の激しい乾燥とあごのニキビに長い間悩まされていました。常に子供のせ自転車で疾走し風に当たっていたせいか、どんなに高い化粧品を使っても肌はカラカラ。仕事と育児のダブルパンチで常に寝不足だったことも原因だったのでしょう。少しよくなっても治る前にまた次のニキビができてしまい、肌自体が赤くぼこぼこと腫れあがって痛みを感じる状態が続いていたのです。皮膚科に行く時間も、なかなか作れないし……。

そんなときに出会ったのがホホバオイルでした。

使い始めてすぐ、肌の乾きに変化が。朝のメイク前に塗っておくと、自転車に乗っても「あれ?肌が乾いてないぞ?」。ニキビの赤みが少しずつ和らぎ、気づけばつるんとした肌に戻っていました(ただ、ニキビの原因や症状はいろいろあるので、すべてのケースに当てはまるわけではないと思います)。

オイルってニキビにはよくないイメージがあったけど、私のニキビが改善したのはなぜ?ホホバって、どんなオイルなの?調べてみると、「なるほど!」と納得できる性質を持っていることがわかったのです。

砂漠で育つ低木

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ホホバオイルは、南米のメキシコやペルー、南カリフォルニアの砂漠地帯に「自生」するツゲ科の低木です。とても乾燥した環境で育ちます。その種子を搾って得られるのがホホバオイル。いかにも生命力が強そうですよね。これは私の勝手な想像ですが、過酷な環境で育つ植物って、底力がすごい。化粧品原料としてこれまた人気のウチワサボテンオイルの保湿力もかなりのものです。

……おっと話がそれました。

ホホバオイルは特徴や成分が他の植物オイルとちがう!?

◆ホホバオイルの主成分はワックスエステル

ホホバオイルは、他のオイル(油脂)とはかなり異なった組成を持っています。

一般的にオイルと呼ばれるものは主に「脂肪酸」から構成されています。たとえば青魚に含まれる「EPA」(エイコサペンタエン酸)や「DHA」(ドコサヘキサエン酸)は、とてもメジャーな脂肪酸ですよね。植物性の場合は、オリーブオイルに含まれるオレイン酸、多くの植物油に含まれるリノール酸などなど。最近のスーパーフードブームで、アマニやえごまに含まれる「α-リノレン酸」なんて名前も、よく耳にするようになってきました。

一方、ホホバオイルの主成分はワックスエステル(=蝋)。皮膚の角質層にも多く含まれ、肌のやわらかさや潤いに大きな役割を果たしています。ホホバは地球上でもっとも多くワックスエステルを含む植物といわれており、そのため他のオイルとはちょっと違った特徴があるのです。

いちばんの特徴は、酸化しにくく安定性が高いこと。他のオイルは、長期間放置したり熱したりするとすぐに化学変化を起こします。天ぷら油を想像してみましょう。古い油の匂いがし出したら、食用には適しませんよね。化粧品として皮膚に使用する油脂にも、同じことがいえます。
しかし、ホホバオイルは285℃を超える加熱を繰り返したり、4日間370℃の高温で加熱され続けても性質上の変化はないそうです(Avon 1983)。2ヶ月くらい使ってなかったな~というときでも安心して使えるのは、ホホバならでは!(もちろん管理する環境にもよるので、開封したら早めに使いきることをおすすめします)。

低温の場所に置くと固まるのもユニークな特徴。でも、10℃以上に気温が上がれば液体に戻ります。一度固まって溶けたものでも、やっぱり品質には問題ありません。冬場の朝、我が家のホホバオイルもよく固まってしまいますが、急いでいるときは瓶のままぬるま湯で温めて朝のスキンケアに使っています。

◆ビタミン類やアミノ酸などの美肌成分も

ホホバオイルには、肌荒れを防ぐのに役立つビタミンA(βカロチン)や活性酸素を防ぐといわれるビタミンE、角質層にある天然保湿因子(NFM)のバランスを整えてくれるアミノ酸も豊富に含まれています。肌に栄養をたっぷり与えてくれるから、エイジング対策としても、きっと役立ってくれるはず!

ホホバオイルとベビーオイルにはどんな違いがあるの?

ホホバオイルをベビーマッサージ教室で勧められたというママもいるのではないでしょうか。「なになに?おむつかぶれの予防にもなるんだって?」と聞けば、いわゆる「ベビーオイル」とはどう違うのか疑問に思う人もいることでしょう。

ベビーオイルというのは油脂の名前ではなく商品名。赤ちゃん向けに商品開発されたものに、わかりやすいようベビーオイルという名前がつけられています。そのため、その商品によって配合されている油脂の種類が異なり、特徴も商品によって異なります。

代表的なベビーオイルの中には植物油ではなく鉱物油(ミネラルオイル)が使用された商品が多くあります。鉱物油を主成分としたベビーオイルは、他の物質と反応しづらく変質もしにくいというのが特徴。一方、もともと皮膚に存在しない成分なので、肌内部の天然保湿成分を補うことはできません。どちらかというと、表面の保護膜となって外側からの刺激をガードするのが長所といえるでしょう。一方、植物油が配合されたベビーオイルは、赤ちゃんの皮膚を積極的に潤したり、栄養を与えられることがメリットといえます。けれど、多くの植物油は酸化などで成分が変化しやすいのがデメリット。

ホホバオイルは?というと、他の植物油よりも安定性が高く、バリア機能を補って肌をおむつかぶれなどから保護してくれるため、ベビーオイルの代用として使用されたり、ベビーオイルに含まれていることが多くなっています。

Profile
雨宮あかり
アロマセラピスト
東京の下町で、ママのためのアロマセラピーサロンを運営して10年。(公社)日本アロマ環境協会のアロマセラピスト課程講師や、育児メディアの編集・ライターも務める。プライベートでは男子2人、女子1人を育てるママ。
◆サロン HP◆アロマセラピーサロン FLOTTERブログ

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