赤ちゃんのまつげ問題!体験談&いつから伸びる?長さが心配に答えます【医師監修】

 専門家監修 公開日:2018/11/21
赤ちゃんのまつげ問題!体験談&いつから伸びる?長さが心配に答えます【医師監修】

ふとしたときに、赤ちゃんのまつげが気になったことはありませんか?「まつげが全然見当たらない! 」「いつから伸び始めるの?」 といった不安を持つママは意外と多いもの。そこで本記事では、赤ちゃんのまつげに関する素朴な疑問について眼科医の髙野明枝先生に取材しました。「一重や二重とまつげの長さは関係がある」「まつげを切ると長くなる」といった、巷に出回るウワサの信憑性にも迫ります!

赤ちゃんのまつげに関する先輩ママの体験談

「生まれたてのときは赤ちゃんのまつげを意識することがなく、当時の写真を確認してみてもそれらしきものが見当たりません。でも、3ヶ月になった今、いつの間にか7~8mmくらいの長さになっています。笑顔も見られるようになり、かわいくてたまりません」(生後3ヶ月女の子のママ)

「まつげどころか眉毛もなく、よく言えばスッキリした顔立ちで生まれてきた長男。現在5ヶ月ですが、今はふさふさのまつげで長さも1cmほどありそうです。育児をしていると目まぐるしくて、正直なことを言うと『あれ?いつの間に伸びたんだろう?』という感じ。本当に赤ちゃんの顔は日々変化していくので、見ていて飽きませんね」(生後5ヶ月男の子のママ)

「生まれたときから、しっかりしたまつげが生えていました。髪の毛のほうはかなり薄かったので、『頭に行くはずだった栄養がまつげに行っちゃったんじゃない?』と家族で冗談を言って笑いあったのを覚えています。今は髪も伸び、まつげも髪の毛もくるっとしていて、じいじに似た顔立ちに育っています」(1歳男の子のママ)

「生後まもなくから、母乳を飲む量と比例するかのようにグングンとまつげが伸びました。はっきりとはわかりませんが、4~5ヶ月くらいには長さが定着したような気がします」(生後9ヶ月女の子のママ)

まつげの役割は「目を守ること」

まつげには、空中に浮遊する細かいチリやほこり、その他の異物から目をガードする役割があります。眼球に直接まつげに何かが触れると、反射的にパチっとまぶたを閉じますよね。それはまつげが、異物の接触を感知するセンサーのような働きを持っているから。また、風をさえぎったり、眼球の水分蒸発を防いだりすることで、目を乾燥から守る役割も。2015年に『Journal of the Royal Society Interface』誌に掲載された、米ジョージア工科大学のデービッド・フー(David Hu)氏率いる生物学者チーム論文によると、「まつげは、涙の蒸発と微粒子の蓄積を最大50%減少させる」のだそうです。
その他、まつげがあることで表情が豊かになり、コミュニケーションに影響するという説もあります。

赤ちゃんにまつげが生えていない!? いつから伸びるの?

赤ちゃんのまつげは、胎児期の妊娠7~8週目あたりからすでに生え始めるとされています。
しかし、生まれたときに髪の毛がフサフサと生えている赤ちゃんもいれば、ほとんど生えていない子もいますよね。まつげも同様で、長い子もいれば、まったく生えていないように感じられる赤ちゃんもいます。
新生児期にまつげがないように感じられるのは、生えてくる時期に個人差があることだけでなく、まぶたがむくんでいてまつげが目立たないという理由かもしれません。また色素がうすい子の場合は、まつげの色が薄いせいで目立たないことがあります。
生まれたときに、まつげがないように見える赤ちゃんでも、生後2~6ヶ月ごろには少しずつ伸びてきますので、安心してくださいね。

赤ちゃんのまつげが短くて、伸びるのかどうか心配です

前出の通り、まつげには目を守る機能があります。「まつげが短いと、ゴミが入りやすいのでは?」と心配に思うかもしれませんが、目を守るのにまつげの長さは関係がないと言われていますので安心してください。
また、乳幼児期にまつげが短かった子も、成長するにつれてまつげが伸びたり、赤ちゃんの頃はまつげがふさふさだった子のまつげが、いつの間にか他の子よりも短くなっていることも。
目が一重か二重かによって、まつげの長さにも影響が出るという説もありますが、根拠はありません。まつげの長さには遺伝や体質が大きく関係しているので、過剰に心配することなく、個性のひとつと考えてみては?

赤ちゃんのまつげが長すぎて目に入らないか心配

まつげが短い子がいる一方、まつげが長い赤ちゃんもいますよね。
まつげが長いからといって、目に入ることは、ほとんどありません。通常上まつげは上側に向かい、下まつげは下側に向かって生えているからです。ただし、まつげが黒目のほうに向かって生えている「逆さまつげ」の場合は、まつげが目に入ってしまい、ときには角膜を刺激してしまうことも。
赤ちゃんのまつげは細くやわらかいので、まつげが目に入っても角膜に大きなトラブルが起こるケースは少なめ。かゆみや炎症、充血、目やになどがなければ、それほど心配する必要はありません。しかし、もし目をこするような仕草が頻繁に見られたり、赤みや目やになどの症状がある場合は、眼科医の診察を受けましょう。

赤ちゃんが逆さまつげのときはどうしたらいいの?

上記の通り、逆さまつげのせいで目にまつげが入りやすくても、それほど問題はありません。目やにやかゆみなど、気になる症状があるときは眼科医に相談しましょう。
先天的な逆さまつげは、成長に伴い、1歳前後で改善することがほとんど。そのため、症状がひどくなければ眼科で処方される点眼剤を使いながら様子をみることが多いようです。

また、逆さまつげによって目の病気が誘発されるような場合は、稀に手術を行うことも。
赤ちゃんの逆さまつげの説明や対処法などについては、以下のコラムでも詳しく紹介しています。参考にしてみてくださいね。

赤ちゃんの逆さまつげはいつ治る?体験談と対処法を伝授【医師監修】
赤ちゃんの逆さまつげはいつ治る?体験談と対処法を伝授【医師監修】
逆さまつげは赤ちゃんによく見られる症状の1つ。特に下まつげが眼球に触れている赤ちゃんをよく見かけます。赤ちゃんのまつげは細くやわらかいため深刻なトラブルになることは少ないのですが、赤ちゃんがひんぱんに目をこすっているようであれば注意が必要。目が充血したり、目やにが増えてきたら、眼科を受診したほうがよいでしょう。また、赤ちゃんの逆さまつげは自然に治ることが多いようですが、何歳くらいになれば治るのでしょうか。ここでは、赤ちゃんに多い逆さまつげの症状や原因、併発しやすい目の病気や治療法などについてもご紹介します。
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赤ちゃんのまつげって抜けるの?

髪の毛や眉毛と同じように、まつげも毛周期に合わせて抜けて生まれ変わります。
まつげの毛周期は3週間~4ヶ月という短いサイクル。この間に、生え始める(成長初期)・伸びる(成長期)・成長が止まる(成長後期・退行期)・抜け落ちて発毛の準備をする(休止期)をくり返します。3~6年という頭髪のサイクルに比べると、まつげの毛周期は非常に短いため抜け落ちるのもひんぱん。頭髪のように伸び続けることがないと言われています。

赤ちゃんのまつげが目に入ってしまったときの対処法

上記の通り、まつげは頭髪以上によく抜けます。抜け落ちたまつげが、そのまま目の中に入ってしまうこともあるでしょう。その場合、指で無理やり取り除こうとするのは危険なのでやめましょう。ガーゼや綿棒を使うのも、角膜を傷つける可能性などがあるのでNG。水道水で洗い流すのも避けたほうが良いでしょう。水道水は目の自浄作用を妨げ、本来のバリア機能も洗い流してしまいます。また水道水に含まれる塩素で目に傷をつけてしまう恐れも。ただしシャンプーや洗剤などが入ったときは水道水でも良いのでまず洗い流して、必ず眼科で診てもらいましょう。

自然にまつげが取れるのを待つのが一番ですが、どうしても気になるときは人工涙液の目薬で洗い流すとよいでしょう。人工涙液とは、涙に近い成分になるようにつくられている点眼液です。できれば防腐剤のはいっていないものを選ぶと赤ちゃんにもさらに安心して使うことができます。防腐剤の入っていないものは1週間以内に使い切り、残ったら捨てましょう。

洗い方は、目からあふれるくらい2~3滴さして、あふれた分をティッシュペーパーでやさしく拭き取って下さい。

赤ちゃんのまつげって切ってもいいの?

ネットなどでは、「まつげを短く切ると長くなる」といったデマが流れています。また、子どものまつげが長すぎるように感じたり、目に入りそうといった理由で、切ろうかな?と考えるママもいるかもしれません。しかし、まつげを切ると先端が鋭くなり、目の刺激になります。絶対に切らないようにしましょう。

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監修
髙野 明枝先生
高野病院 眼科
日本眼科学会認定眼科専門医。東京女子医大眼科学教室を経て2003年より髙野病院にて眼科診療を行っている。3児の母。
高野病院ホームページ

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