1歳半の子どもの食事の量と味付けについて知りたい!食べない悩みも解決!

 専門家監修 公開日:2018/09/19
1歳半の子どもの食事の量と味付けについて知りたい!食べない悩みも解決!
監修
牧野直子(まきのなおこ)
管理栄養士。料理研究家。ダイエットコーディネーター。

離乳食を卒業する1歳半くらいから5歳までの間の食事のことを、幼児食といいます。この期間は何を食べさせていいのか迷うときですが、徐々に大人と同じ食事が食べられるように慣れさせていく大切な時期です。ほとんどの食材が食べられるようになりますが、かむ力や味覚、消化器官などはまだ発達段階。そこで様子を見ながら成長に応じて、食べやすいように工夫することが必要です。

1歳半の子どもの食事の注意点を知りたい

まだしっかりかめるわけではありませんが、離乳食のようなやわらかいものばかりではかむ力がなかなか育ちません。根菜類やきのこ類、海藻類など食感の違う食材を意識的に献立に取り入れて、しっかりかんで食べられる料理を食べさせましょう。野菜は薄切り、スティック状といつもと違う切り方にするだけで食感が変わります。

野菜などの火の通し方は、離乳食のときよりも少し大人に近づけてやわらかすぎないようにします。食事中は、子どもがしっかりかんでから飲み込んでいるかを確認し、「よくかんで食べようね」「もぐもぐしてからごっくんだよ」と声をかけながら食べるとよいでしょう。

1歳半の子どもと大人では、1日の食事の回数が違うの?

大人と同じ時間帯に一緒の食卓で朝・昼・夜に3度の食事をします。ただ、1歳半ごろの子どもは胃の容量が少ないため、3回の食事だけではなく、おやつでエネルギーや栄養、水分を補います。おやつは、1~2歳代は午前と午後の2回。3歳を過ぎたら午後の1回だけにしましょう。

大切なことは、食事とおやつの時間を決め、規則正しく食べさせること。毎日の食事の時間が決まることで子どもの生活全体のリズムがととのい、健やかな成長へとつながります。特に夕ご飯は、大人の都合で遅くなりがちなので気をつけて。できるだけ19時前には食べ終わるようにしましょう。家族そろっての食事は朝や休日などでできる範囲にしてください。

1歳半の子どもの食事の量の目安が知りたい

食事は一汁二菜が理想的です。ごはんやパンなどの主食、肉や魚などの主菜、野菜の副菜をそろえると、栄養バランスがととのうからです。ただ、この時期は食べ方や気分にムラがあることも。毎食しっかり食べなくても、3日くらいできちんと食事ができていればよいと考えましょう。

1歳半にもなると、活発に動き回るようになり、大量のエネルギーを消費します。そのため、体重1㎏あたりのエネルギーとタンパク質は、大人より多く必要です。それを踏まえた、1歳6カ月の子どもの1日の食事の量の目安は、以下の通りです。毎日の献立作りの参考にしてください。

主食

●ごはん 100g×2杯
●食パン8枚切り 1枚

主菜

●肉類 30~40g(薄切り肉なら2枚)
●魚類 30~40g(切り身1/3切れ)
●卵(Sサイズ)1個
●豆腐 30g(豆腐の代わりに納豆大さじ1と1/2でもOK)

副菜

●淡色野菜 60g(きゅうり1/4本+玉ねぎ1/6個+キャベツ1/2枚)
●緑黄色野菜 40g(小松菜 小1株+ピーマン1/4個+トマト1/8個)
●いも類 30g(じゃがいもなら小1/3個)
●海藻類 少々
●きのこ類 少々

乳製品・果物

●果物100~150g(みかん1個+バナナ1/3本)
●乳製品400g(牛乳コップ2杯+プロセスチーズ1切れ+プレーンヨーグルト小1個)

1歳半の子どもと大人では、食事の味付けを変えたほうがいいの?

1歳半になると、やわらかめに加熱してあれば、大人とほぼ同じものでも食べられるようになります。そこで、気をつけたいのが塩分のとりすぎ。特に加工食品は、塩分が多いので気をつけて。濃い味が習慣になってしまうと、将来、生活習慣病にかかるリスクが高くなってしまいます。大人用に作ったみそ汁やスープなどは、湯で薄めたり、煮物は湯を足してさっと煮直したりすると塩分が控えられます。

塩分を控えた料理をするには、食材そのものの味を生かしたシンプルな料理を心がけましょう。できるだけ新鮮な旬の食材を選び、シンプルな薄味で調理することも心がけて。こうした食材の味わいを生かした料理を食べることで、子どもの味覚や感性が育まれています。

1歳半の子どもが食事をしないときの解決法を知りたい

自我が芽生え、ことばが発達して意思表示もできるようになるため、「好き嫌い」を言ったり、好きなものしか食べない「ばっかり食べ」が目立ったりしやすい時期。魚は鮭と白身なら食べられるというように、全部がダメでなければ大丈夫。好き嫌いも成長のうちと考えて、基本的にはあまり気にせずにゆったりと見守りましょう。

盛んに遊び食べをして、食事の量が少なくなる子もいます。食事の途中で歩き回ったり、おもちゃで遊んでしまったりしている場合は、食事に集中できるように、食卓のおもちゃなどは片づけ、テレビやDVDを消すなど環境をととのえましょう。「おいしいね」などと声をかけながら食べることも大切です。加えて、「いただきます」「ごちそうさま」をいうことで、食事と遊びの区別をつけておきましょう。こういった食事のマナーは、いっしょに食事をする大人が、いつも「いただきます」「ごちそうさま」をいっている様子を見せることで、自然に子どももできるようになります。

1歳半の子どもにおすすめの食事は?具だくさんレシピが知りたい

大人と同じかたさではまだ食べにくいのですが、かまずに飲み込めるようなやわらかいものばかりを与えるとかむ力が育ちにくくなります。ひとつの料理に野菜やきのこ、海藻などを盛り込み、しっかりかんで食べられるように調理してあげましょう。

野菜いろいろチャーハン

材料(大人1人+幼児1人分)
ごはん…250g
卵…1個
マヨネーズ…大さじ1
ねぎ…5㎝
しいたけ…1枚
にんじん…3㎝
ピーマン…1個
ごま油…大さじ1
鶏がらスープの素、しょうゆ…各小さじ1

作り方
1 ねぎは1㎝幅の小口切り、しいたけ、にんじん、ピーマンは2㎝角くらいに切り、すべてをいっしょにフードプロセッサーにかけてみじん切り状にする。
2 卵をほぐし、マヨネーズを加えてまぜる。
3 フライパンにごま油を熱して②を流し入れ、大きくまぜていり卵にしてとり出す。
4 同じフライパンに①を入れていため、鶏がらスープの素を加える。あたたかいごはんを加えてさらにいため、しょうゆを加える。③を戻し入れてまぜ、味をみて塩少々(分量外)でととのえる。

もずく納豆そうめん

材料(大人1人+幼児1人分)
そうめん…3束
青じそ…5~6枚
納豆(小粒)…1~2パック
オクラ…6本
味つけもずく…1パック
温泉卵(または半熟卵)…2個
めんつゆ…適量

作り方
1 オクラはラップに包んで電子レンジで1分加熱し、水にさらしてこまかく刻む。青じそは縦3等分にしてせん切りにする。納豆は添付のたれを加えてよく混ぜる。
2 そうめんは袋の表示どおりにゆで、流水で洗って冷水につけ、水けをきって器に盛る。
3 ②に①の青じそをまぜて器に盛り、残りの①と温泉卵、キッチンばさみで短く切ったもずくをたれごとのせてめんつゆを回しかける。

わかめとささ身のしゃぶしゃぶ風

材料(大人2人+幼児1人分)
鶏ささ身…4~5本
塩蔵わかめ…約50g
えのきだけ…1パック
A【昆布…5㎝、酒…大さじ2】
B【すり白ごま…大さじ1、マヨネーズ…大さじ3、しょうゆ…小さじ1】

作り方
1 ささ身は薄くそぎ切りにする。わかめはたっぷりの水につけてもどし、約10㎝長さに切る。子ども用は筋の部分をとり除いて、短めに切る。えのきだけは石づきをとってほぐし、3㎝長さに切る。
2 なべに水2~3カップとAを加えて火にかけ、煮立ったら①を少しずつ加え、火の通ったものから引き上げる。
3 子ども用は汁けをきったものを器に盛り、Bを混ぜ合わせたものをかける。

※大人は食卓でしゃぶしゃぶし、好みでポン酢しょうゆや薬味を使って。

ぶりのなべ照り

材料(大人2人+幼児1人分)
ぶり…2切れ
ねぎ…1本
しめじ…1パック
塩…小さじ1/4
かたくり粉…少々
A【しょうゆ、みりん…各大さじ1、砂糖…大さじ1/2】
油…大さじ1

作り方
1 ぶりは半分に切り、塩を振って5分おき、キッチンペーパーで水けをふく。かたくり粉をまぶして余分な粉をはたく。ねぎはぶつ切りにし、しめじは石づきをとってほぐす。
2 フライパンに油を熱してぶりを加えて両面を焼き、しめじ、ねぎも横でいっしょに焼く。
3 余分な油をキッチンペーパーでふきとり、Aを加えて中火で煮る。煮立ったら、フライパンで揺すりながら全体に煮からめる。

とうふステーキ

材料(大人2人+幼児1人分)
木綿どうふ…1丁
豚薄切り肉…50g
にら(または万能ねぎ)…1/2束
もやし…100g
えのきだけ…1パック
油…大さじ1/2
A【しょうゆ、酒、水…各大さじ1、かたくり粉…小さじ1】

作り方
1 とうふは厚みを半分に切って4等分に切る。キッチンペーパーは包んで水けをきる。
2 にらは2㎝長さに、豚肉は細切りに、えのきだけは3㎝長さに切ってほぐす。
3 油を熱したフライパンに①を入れてしょうゆ少々(分量外)を振り、両面をこんがりと焼いて器に盛る。
4 ③のフライパンに豚肉を加えていため、肉の色が変わったら、野菜を加えていためる。Aを加え、とろみをつけてとうふにかける。

出典 :はじめてママ&パパのすくすく幼児食※情報は掲載時のものです

監修
牧野直子(まきのなおこ)
管理栄養士。料理研究家。ダイエットコーディネーター。
乳幼児健診などで食生活についてのアドバイスを行う。多くの乳幼児とその家族に接した経験とご自身の子育て経験とにもとづいて考案された、家庭で作りやすいレシピ、的確なアドバイスが好評。料理教室やテレビの料理番組などでも幅広く活躍している。「スタジオ食」代表。

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