働くママの一日のスケジュールは?先輩ワーママに聞いた!

仕事復帰に向けて、家事や育児との両立に不安を抱えているママは多いはず。「一日のスケジュールはどんな風に組めばいい?」「ストレスをためない方法は?」そんなギモンにお答えすべく、先輩ママのリアルライフを徹底調査。忙しい毎日を乗り切るためのヒントをたっぷりお届けします!
働くママの一日のスケジュールを知りたい!
商社勤務のフルタイムワーママ・Yさん(33歳)の場合
プロフィール
1歳4ヶ月の女の子のママ。子どもは1才から認定保育園に入園。
5:30 ママ起床
子どもが起きる前に身支度を整え、部屋に掃除機をかけて朝食の準備。メニューはパンやおにぎりを中心に、火を使わない簡単なものを。
6:15 パパ&子ども起床6:30 家族全員で朝食
子どもの離乳食は手づかみ食べしやすいよう、ひと口サイズにカット。ヨーグルトなどはこぼすとあと片づけが大変なので、食べるときはママがサポート。
7:20 家族全員で出発、子どもを保育園へ
3人で家を出て、ママはそのまま会社へ。パパは子どもを保育園に送ってから出勤。時間があるときは夫婦で保育園へ送ることも。
8:00~17:30 ママ仕事
急な残業が入ったときは、パパが先に仕事を切り上げ、保育園へお迎えに。2人とも難しい場合は、延長保育を使用。
18:15 保育園へお迎え
19:00 夕食
パパはまだ帰って来ないので、先に2人で夕食。帰宅後のごはんづくりをスムーズにするため、週末におかずをつくり置きして冷凍庫にストック。
19:30 子どもとお風呂
20:00 パパ帰宅&夕食
夕食を食べたら、パパと子どものおあそびタイム。体を使った遊びのほか、静かに絵本を読んであげることも。ママはその間に、翌日の夕食の下ごしらえ。
21:00 パパ、子どもの寝かしつけ
パパが早く帰宅しているときは、寝かしつけを担当。寝室を真っ暗にして、眠りやすい環境をととのえつつ、やさしくトントンして寝かしつけ。
22:00 ママ就寝
小さな物音でも目が覚めてしまうので、仕事復帰してからは子どもと別の部屋で寝るように。パパが子どもといっしょに寝てくれるのでママは大助かり。
本人コメント
「仕事に復帰して、とにかく時間が足りないことを実感! 家事に時間をかけられないことにストレスを感じた時期もありましたが、『完ぺきにやるのは無理』とあきらめたら気持ちがラクになりました。平日は家族とゆっくり話すヒマもないけれど、幸い夫と同じ会社なので、週1回は夫婦でランチ。仕事の状況や育児のことを話す時間を設けています」
メーカー勤務の2人目ママ代表・Aさん(38歳)の場合
プロフィール
4歳と1歳1ヶ月の姉妹のママ。姉妹で自宅から5分の保育園に通園。
6:00 家族全員起床
起きたらすぐに朝食の準備。その間、パパが子どもたちの着替えをすませ、会社に行く準備を。
6:45 家族全員で朝食
朝は簡単なものですませることがほとんど。子どもたちが極力自分で食べられるよう、手づかみ食べができるパンを中心に。
7:20 パパ、子どもたちを保育園へ
保育園は徒歩5分と近いけれど、2人分の荷物を持って歩くのは大変なので、自転車を使用。パパはそのまま会社へ出勤。
8:45~16:00 ママ仕事
みんなが出かけたら朝食のあと片づけや、散らかったおもちゃを整理してから出勤。
17:00 ママ、保育園へお迎え
17:30 夕食の準備
帰宅したら、翌日の保育園の準備をすませ、夕食づくり。なるべく手間をかけないよう、「魚を焼くだけ」「サラダをあえるだけ」など調理が簡単なメニューを選択する日も。
18:30 パパ帰宅
18:45 家族全員で夕食
お姉ちゃんは食が細く、食べるのに時間がかかるのでママがサポート。妹の食事はパパがお手伝い。
20:00 パパ、子どもたちとお風呂
パパが子どもたちをお風呂に入れてくれるので、その間に家事&片づけ。子どもたちは食事の食べこぼしが多いので、テーブルの下だけ掃除機がけ。
21:20 パパ、子どもたちを寝かしつけ
寝かしつけは、手のあいているほうが担当。まだ寝たくないお姉ちゃんに気を取られ、日々苦戦中!
23:00 パパ&ママ就寝
本人コメント
「1人目のときも大変でしたが、2人目が生まれてからかかる時間が倍増! 保育園から帰って、寝かしつけまで毎日が戦いです。なので、洗濯物はたたまずにそのままボックスに入れたり、食洗機をフル活用したり……食事も保育園で栄養のある給食を食べているのでベビーフードに頼ることも。その分、子どもに呼ばれたら手を止めて話を聞くなど、きちんと向き合うことを心がけています」
IT企業の役員ママ・Mさん(28歳)の場合
プロフィール
1歳の男の子のママ。仕事復帰後、営業職から役員に昇格。子どもは自宅から徒歩5分の認可保育園に通園。
5:30 家族全員起床
6:00 子どものミルク&朝食
子どもにミルクを飲ませ、落ち着かせてから朝食。定番メニューは、大好物のきなこ入りフレンチトースト。
6:30 パパ&ママ朝食
7:00 パパ、子どもを保育園へ送って出勤
8:00 ママ、家事&出勤準備
2人を見送ったあとに片づけ。すぐに掃除を始めたいので、スティック型の掃除機を愛用。
9:00~17:00 ママ仕事
18:00 保育園へお迎え
19:00 子どもの夕食
先に子どもだけ夕食タイム。スプーンがまだ上手に使えないので、ママがごはんをサポート。お気に入りメニューは鶏ささみ、玉ねぎ、コーン、まいたけが入ったトマトリゾット。
20:00 子どもとお風呂
ママひとりでお風呂に入れるのはひと苦労。お風呂上がりは子どもが動き回らないようバウンサーに座らせておき、その間にササッと着替え。
21:00 子どもの寝かしつけ
入浴後、絵本を読んだり、パパとテレビ電話したりして少し遊んでから寝かしつけ。ソファで抱っこしながら、毎日21時には就寝。
21:30 パパ&ママの夕食
パパの帰宅を待って、大人の夕食タイム。夕食後はお酒を飲んだり、一日の報告をしたり……ここだけは夫婦水入らずの時間。
24:00 パパ&ママ就寝
本人コメント
「負けず嫌いな性格もあり、子どもを産むまでは完ぺき主義者でした。でも仕事復帰してみて、全部を完ぺきにやるのは無理だと思い、人にまかせられるところはまかせようと決意! 掃除は週1でプロの業者に依頼しているので、家族の食事だけは手を抜かず、できるだけ手づくり。外ではビシッと頑張り、家では懐の広いパパに愚痴を聞いてもらうことで、うまくバランスをとっています」
働くママに聞いた「仕事と育児を両立させるコツ」
仕事では職場との調整が必須!
●「育休中でも2ヶ月に1回は会社に顔を出していました。とくに仕事のフォローをしてもらっているメンバーとは、まめにメールをやり取り。おかげで復帰後も仕事がスムーズ!」
●「保育園に預けても、急な発熱で呼び出されることがしばしば。職場に迷惑をかけないよう、できるだけ仕事は前倒しにしています。また、子どもが少しでも体調が悪そうなら外出の予定をキャンセルするなど、体調管理も忘れません」
●「子どもの咳や鼻水がひどくなってきたら、先手を打って早めにシフト交代。両親の予定を聞いたりして、保育園からの呼び出しに備えています」
●「当たり前のことですが、周囲への感謝の気持ちを忘れない! 子育てしながら仕事をすると職場に迷惑をかけることもあるので、同僚とのコミュニケーションを大切にしています」
料理は少しくらい手抜きしたってOK
●「平日は忙しいので、週末に離乳食を大量につくって冷凍ストック! 和風だしやホワイトソースなどは、お湯でとかすタイプも常備しています」
●「帰宅後はバタバタするので、朝のうちにパパッと夕食の仕込み。朝食準備のとき多めに煮込み野菜をつくり、夕食では違うメニューにして出しています」
●「ハンドブレンダーで食事づくりがラクになりました。ポタージュやマッシュポテトが簡単にできて、野菜のみじん切りもあっという間。頼れる時短アイテムです」
●「料理は手を抜く! ただし外食ばかりだと家計に響くので、スーパーの安売りをねらってレトルト食品を買い込んでいます」
●「平日5日分の献立をざっくり決めて、週末にまとめて買い出し。野菜は下処理をすませ、密閉袋に保存します。冷凍庫にミートボール、トマトソース、ホワイトソースなど、ぱっとアレンジできるものを常備しておくと便利!」
掃除や洗濯……家事の効率化をはかる!
●「仕事に復帰する前、家事をできるだけ“自動化”しました。料理の時短のため生協に加入して、さらに全自動洗濯機やお掃除ロボットを購入。復帰後、だいぶ助かっています!」
●「わが家では、洗濯はもっぱらパパが担当。夜に洗濯して浴室乾燥をかければ、翌朝には乾いているのでラクちん。家事に不慣れなパパでも、無理なくこなせています」
●「洗濯物は毎日室内干しにして、乾いたら干したハンガーのまま収納しています。シワがつかず、たたむ手間も省けて一石二鳥!」
●「家事をひとりでやるのは大変なので、夜寝る前に家族全員で“片づけタイム”を設けています。掃除機をすぐ使える場所に置いておくのもキレイに保つコツ」
●「忙しい平日でも、すき間時間を見つけてサッと掃除するようにしています。娘を保育園に送って一度帰宅したときや、お迎えの前など……少しだけでも、やるとやらないとでは全然違う!」
気持ちの面では、ひとりで頑張りすぎないこと
●「家事と育児の両立は、パパのサポートが必須。妊娠中から、仕事復帰したあとの育児の仕方、保育所の入所のことなど、なんでも相談しました。おかげでパパも『家事、育児は分担するもの』という意識をもって協力してくれています」
●「はじめのうちはパパにイライラすることが多くて……。でも男性には分からないこともあるし、仕方ないか、と思い直しました。育休中に子どもだけでなく、パパも育てるくらいの気持ちで!」
●「家事と育児の両立は本当に大変。なんでも完ぺきにやろうとせず、頼れる人や物に甘えて良いと思います。食事だって毎日手づくりじゃなくても大丈夫。子どもは笑顔のママ、パパといっしょに過ごすだけでうれしいはず!」
●「最初はバタバタだったけれど、慣れればそれが普通になる! 私の場合は、仕事をすることでメリハリがつき、子どもとの時間をより密に過ごすことができています」
●「子どもといっしょにいる時間が少ない分、休日はスキンシップをたくさんとり、思いきり愛情をチャージ。いっしょに過ごす時間の長さより、いかに密度の濃い時間を過ごすかが大事だと思います」
働くママに聞いた「ストレスをためない方法」
家族や友人の協力で、ストレス発散!
●「仕事でイヤなことや不安なことがあったら、パパにすべて相談。第三者の立場でアドバイスをくれるので参考になるし、気持ちも落ち着きます」
●「母親や友人とのおしゃべり。愚痴を聞いてもらうだけでなく、なにげない会話をするだけでもストレス解消になります」
●「家族と少し離れて、自分だけの時間をつくる! なんでも話せる友人と、定期的に会うようにしています」
煮詰まったら、お出かけで気分転換♪
●「休日は家族でお出かけ。海に行って思いきり遊ぶと気分が良くなり、ストレスもいつの間にか消えちゃいます」
●「ストレスがたまると気持ちが沈み、引きこもりがちになるけれど、そこをあえて外に出る! 最初は気が乗らなくても、帰るころには楽しい気分に」
●「たま~に旅行へ行く。遠くへ行くのが難しいときは、近場の温泉でもOK。なんなら近所の銭湯でも、じゅうぶん気分転換になりますよ」
気持ちを切り替えて、イライラ解消!
●「イライラしている自分に気づいたら、ひと呼吸置く。そのまま突き進むと余計にストレスがたまるので、クールダウンの時間が必要です」
●「イヤなことがあっても、落ち込むのは2日間だけと決めています。それ以降は、思い出しても無理やり頭から消し去る!」
●「ストレスを長引かせない。家庭のストレスはパパが原因であることが多いので、気になることがあればその日のうちに話し合い、良い方法を見つけるようにしています」
●「仕事を家庭に持ち込まない。仕事の書類などを持ち帰らないのはもちろん、仕事に関する愚痴も家では言いません。オンとオフの切り替えは大事!」
働くママに聞いた「リラックスするための方法&愛用アイテム」
おいしいスイーツ&ドリンクで至福のひととき
●「無印良品の“人をダメにするソファ”でアイスを食べる。最高の時間!」
●「自分へのごほうびとして、スイーツを食べる。ひとまずダイエットのことは忘れます(笑)」
●「たま~に、子どもが寝てからビールを一杯。一日頑張ったあとのビールはおいしい!」
夜、自分の時間ができたら……趣味に没頭!
●「笑える動画をYouTubeで見る。思いきり笑って気分もスッキリ!」
●「海外ドラマが大好きなので、毎晩のようにNetflixやHuluで観ています」
●「子どもが寝たあと、ネットサーフィン。調べ物やショッピングなど、時間を忘れちゃう」
●「どんなに疲れていても一日の終わりには自分の時間をもつ。読書が好きで、育児や料理、インテリアの本を読んでいます」
疲れた体をほぐして、心も体もリラックス
●「毎晩、寝る前にストレッチや筋トレ。やるのとやらないのとでは、翌日の体調が全然違います」
●「月1回のマッサージとネイルサロン。疲れもとれるし、リフレッシュできます」
●「肩甲骨を動かすイメージで、大きく肩回し。それからあお向けでひざを抱え、呼吸を数回。体がほぐれて気持ちいい!」
なにもかも忘れ、ゆっくり眠るのがいちばん!
●「できるだけ睡眠をとる。忙しくて睡眠時間が削られると、ストレスがたまっちゃうので……」
●「愛犬にしがみついて寝る。これが最高のリラックスタイムです」
●「子どもといっしょにオルゴール音楽を聴きながら寝る。寝かしつけのつもりが、先に寝てしまう勢い(笑)」
癒しアイテムでくつろぎタイムを演出
●「アロマキャンドルを灯す。柑橘系の香りをかぐとリフレッシュできます」
●「お気に入りはジェラートピケのルームウェア。モコモコの手触りが最高!」
●「ホットアイマスクや、めぐりズムで疲れ目をケア。温かくて気持ちいい~♪」
●「パナソニックの目もとエステ。目もとに当てるだけでマッサージしてくれて、アロマの香りも。リラックス効果は絶大です」
●「バスタイムが癒しの時間なので、お風呂グッズを買い集めています。入浴剤から防水ラジオまでそろえて、のんびりバスタイム」
外に出て、自分だけの時間をつくる!
●「保育園のお迎え前に、5分だけひとりでカフェタイム。たった5分でも気持ちがリセットできます」
●「月1回のヘアサロン。ひとりになれる時間がそこしかないので、ちょうどいい息抜きに」
●「仕事の休みが平日なので、ひとりで習い事へ。以前はハンドメイドの教室に通っていました」
文/遠藤まゆみ
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