子どもと一緒に満天の星を見に行こう!長野県阿智村「日本一の星空ナイトツアー」

コラム
公開日:2018/09/05
更新日:2018/09/21
子どもと一緒に満天の星を見に行こう!長野県阿智村「日本一の星空ナイトツアー」

2006年に「日本で一番、星の観察に適した場所」と認定された長野県の阿智村。その阿智村にある富士見台高原ロープウェイ「ヘブンスそのはら」では、満天の星を楽しむ「天空の楽園 日本一の星空ナイトツアー」が開催されています。4〜10月はゴンドラに乗って標高1,400m 地点で星空観察ができ、12〜3月の冬季は山頂までは行けませんが、プロジェクションマッピングとともに星空を楽しめるイベントスペースが登場するのだとか。

今回は阿智村の「日本一の星空ナイトツアー」を子どもと一緒に楽しむコツをご紹介します。都心ではなかなか見られない満天の星を見ながら、宇宙の不思議について子どもと語り合う機会にしてみては。

トップ画像/©2012 STAR VILLAGE ACHI

阿智村ってどんなところ? 魅力は?

長野県の南西部、岐阜県の県境に位置する阿智村。人口6,600人ほどの小さな村ですが、南信州最大の「昼神温泉郷」が1973年に発見され、美肌の湯として親しまれてきました。また、花桃の名所としても知られ、4月上旬〜5月中旬には約1万本の花桃が咲き誇ります。
2006年には「日本で一番、星の観察に適した場所」として環境省に認定。「日本一の星空」として一躍有名な観光名所となりました。

阿智村の「日本一の星空ナイトツアー」って?

阿智村の美しい星空をたくさんの人に見てほしいと、2012 年に始まったのが「日本一の星空ナイトツアー」。初回の一般参加者はたったの3名だったそうですが、その後口コミで人気が集まり、2016年には10万人の大台を突破。年々、参加者が増えているといいます。
星空ガイドによる解説とともに生の「星空」を楽しむのがメインですが、プロジェクションマッピングやミュージシャンの演奏などが同時に開催される時(※1)もあり、万が一、あいにくの天気で星空が見えづらくても楽しめるような工夫がなされているのも人気の理由かもしれません(※2)。
なお、定員が1,500名となっており、繁忙期には温泉宿泊施設や近隣市町村の宿泊プランなどの事前購入者で定員が埋まってしまい、当日券が販売されない日もあるとか。確実に参加したい場合は、宿泊プラン等を利用するのが無難です。当日券の有無等、詳しくはホームページにて情報をご確認ください。

【天空の楽園 日本一の星空ナイトツアー】
料金:大人・高校生 2,200円
小・中学生 1,000円
未就学児 無料
ホームページ:http://sva.jp

(※1)イベント内容は時期によって変わります。
(※2)雨天曇天時は特別プログラムになることもあります。また、荒天により中止となる場合もあります。

子連れで阿智村、昼間の遊び方

星空を楽しめる時間は当然夜になりますが、阿智村には星空以外にも昼間に遊べる観光スポットがあるのが子連れにはうれしいポイントです。
昼神温泉郷で温泉に入ったり、村に流れる「阿智川」で川遊びをしたり、冬にはスキーをしたり、遊び方はさまざま。山ならではの遊びを堪能してみてください。

月川温泉郷パークランド(http://www.park-land.net)では釣りが楽しめ、釣った魚をその場で焼いて食べることができます。

昼神温泉郷近くに流れる阿智川。夏には気持ちよさそうに川遊びをする子どもたちの姿が。

阿智村「日本一の星空ナイトツアー」に子どもと参加してみた体験談

4〜10月の「日本一の星空ナイトツアー」は、まずゴンドラに乗ることから始まります。
急な斜面を間近に上っていくゴンドラは迫力満点! 乗り物好きな子どもなら、ゴンドラに乗るだけでもテンションが上がりそうです。秋口には美しい紅葉が見られるといいます。

ゴンドラに乗ること約15分、山頂に到着。距離にして約2,500m、標高差約611m のゴンドラの旅です。
山頂は星空ガイドによる解説を聞きながら星空を鑑賞できる「スターガイドエリア」、広い芝生でスクリーンに映る映像と音楽を聴きながら星空を楽しめる「エンターテインメントエリア」、ウッドデッキやハンモックに寝そべって星空をゆっくり眺めることができる「ヒーリングエリア」に分かれています。
混雑時の帰りのゴンドラは、乗るのに45〜90 分ほど待つ時もあるほどだというので、小さな子がいる場合は、ゴンドラ乗り場に一番近い「スターガイドエリア」で鑑賞するのがおすすめです。
ゴンドラを降りてすぐのところにある「スターガイドエリア」。まだ日が落ちていない時間にもかかわらず、すでに場所を取る人たちがたくさんいます。


エンターテインメントエリアの奥まで進むと、ハンモックやブランコ、「ベルト渡り」を楽しめるスペースがあり、子どもたちに人気。

20:00 場内の照明が一斉に消え、プログラムがスタート

20時になるカウントダウンと共に、場内の照明が一斉に消灯。会場内からは「おー!」と
いう歓声がわきます。
取材時はあいにくの曇り空で「満天の星」とはいきませんでしたが、消灯前に3~5個ほどしか肉眼で確認できなかった星が、一気に100 個ほどに増えたのが驚きです。普段の生活では街の明かりで星が見えないのだと、あらためて感じられる瞬間かもしれません。

消灯される30 分間は、レーザー光線を駆使しながらの星空ガイドによる星空解説が楽しめます。
まさに「天然のプラネタリウム」です。360度、建物など空を遮るものがない環境のもと、ゴロンと芝生の上に寝そべりながら星を眺めるという経験は、子どもたちにとっても貴重な経験になるのではないでしょうか。
©2012 STAR VILLAGE ACHI

阿智村「日本一の星空ツアー」を子連れで楽しむ注意点

防寒・雨対策をする

山頂の夜は肌寒くなりますので、アウターをきちんと持参しましょう。夏場でもマウンテンパーカーやウインドブレーカー、厚手のトレーナー程度があると安心です。また、山の天気は変わりやすいため、雨具の用意も忘れずに。

虫よけ対策

山ですので思わぬ虫に刺される危険もあります。肌の露出は避け、虫よけ対策をしましょう。特に、足元は長ズボン等に長めのソックスを履き、肌を出さないようにしてください。また、念のため虫よけスプレーを持参しておくと安心です。

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レジャーシートはなるべく厚手のものを

芝生だけでなく、砂利などが多い場所もあります。防寒という意味でも、厚手のシートを
敷くのがおすすめです。

トイレ、オムツ替えは早めに済ませておく

ゴンドラを降りてすぐのところにあるマウンテンロッジ内に、トイレやオムツ替えコーナーがあります。20時近くになると混み合いますので、早めにトイレ・オムツ替えを済ませておきましょう。

阿智村「日本一の星空ナイトツアー」をさらに子連れで楽しむには

天気予報を事前にチェック

泊まりがけで日程をずらせない場合は仕方がないですが、事前に天気予報をチェックして次の日の夜に延期するなどという判断材料にするのも、ひとつの方法です。

「GPV 気象予報」というWeb サイト(http://weather-gpv.info)では時間毎の雲の流れの予報を詳しく見ることができます。左上のメニューのエリアを「中部」にし、「雨量・雲量」を選択して表示されたエリアの、縦線35.5N、横線137.5Eあたりが阿智村です(画像の赤丸で囲った地点)。

スマホに天体観測アプリを入れておく

星空を観察するのにおすすめなのが、GPS 機能を使った星空アプリです。アプリを立ち上げて空にかざすと、今、空にある星が何座のなんという星かがわかります。実際の星空を眺めながら「あれがこと座のベガだね」「火星はあの星だよ」などと確認できるので、子どもとの会話も弾みそうです。
iPhone / Android アプリ「Night Sky」。美しい画面を見ているだけでも癒されますが、実際の星空と見比べて星の名前がわかると、星空を見るのがもっと楽しくなりそうです。無料(一部課金あり)。

新月の時期を狙うもよし、明るい月を楽しむもよし

より満天の星を見てみたい場合は、新月の日を狙ってツアーに参加するのがおすすめです。月明かりは想像以上に明るく、満月時と新月時の星の見え方は全く変わるのだとか。ただ、満月の日でも、街灯が届かないナイトツアー会場だからこそ、さらに月の明るさが際立ち、美しいと言います。星を楽しむのか、月を楽しむのか、その日によって夜空の眺め方を変えるのもよいかもしれませんね。

親子で楽しみたい「日本一の星空ナイトツアー」

小学生はもちろん、星空に興味が出始めた5、6歳くらいの子なら十分楽しめそうな阿智村の「日本一の星空ナイトツアー」。子どもだけではなく、育児に仕事にと普段忙しくしているママたちも、きれいな星空をゆっくり眺めるとリフレッシュできるのではないでしょうか。
日本全国、星空がきれいな場所はたくさんありますが、消灯した環境下で360度パノラマの星空を見られるのが、「日本一の星空ナイトツアー」の贅沢なところ。
星に興味のあるみなさん、子どもと一緒に「日本一」と謳われる星空を見に行ってみては?

 
文/大勝きみこ

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