離乳食で豚肉を使えるのはいつから?量やレシピ、保存方法が知りたい!

 専門家監修 公開日:2018/08/10
離乳食で豚肉を使えるのはいつから?量やレシピ、保存方法が知りたい!
監修
上田玲子先生
帝京科学大学教育人間学部教授 栄養学博士

豚肉は、筋肉や血液など体をつくるたんぱく質源食品。必須アミノ酸(人体では合成できず食品からとる必要のあるもの)のバランスのよい動物性たんぱく質は、赤ちゃんの体づくり、成長に欠かせません。一方、とりすぎても腎臓に負担をかけてしまうため適量を守ることが大切!今回は、離乳食で豚肉を上手に取り入れることができるように、量やレシピ、下ごしらえや保存方法をまとめました。

離乳食で豚肉はいつから食べさせることができるの?

肉類は、脂肪を多く含むため、消化・吸収能力が未熟な離乳食初期(生後5~6ヶ月)の赤ちゃんには与えません。離乳食中期(生後7~8ヶ月)になったら、低脂肪でやわらかく、消化・吸収のよい鶏ささ身を与えることができるようになります。鶏ささ身の次は、レバーや皮を除いた鶏胸肉と胸肉のひき肉、牛赤身肉の順にトライ。牛肉にすっかり慣れた離乳食後期(生後9~10ヶ月)から、ようやく豚肉を与えることができるようになります。ただし、脂肪の少ないものを選ぶのが大原則です。
また、豚肉と牛肉をまぜてひいた合いびき肉は、離乳食完了期(生後1才~1才半)から与えてください。

豚肉に含まれる栄養は?

豚肉は、疲労回復に効果的なビタミンB1がダントツに豊富。玉ねぎやねぎといっしょに調理すると、吸収率もアップします。基本的に、ひき肉、薄切り肉のいずれも、脂肪の少ない「赤身」を選びましょう。鮮度のいいものを選んで。

離乳食で豚肉を食べさせる量の目安はどのくらい?

離乳食後期(生後9~11ヶ月)の場合

食べられる肉類の種類がグンと増えるのがこの時期ですが、肉類の中でも豚肉は一番最後。肉類を進める時は、鶏→牛→豚の順序で食べ進めましょう。必ず脂肪の少ない部位を使い、徐々に量を増やしていきます。

●ひき肉…15g

牛肉、豚肉ともに、赤身肉、赤身のひき肉が解禁されます。まずは牛肉に慣れてから豚肉にトライしましょう。

●レバー…15g

鉄分が豊富で、離乳食後期(生後9~11ヶ月)から食べさせたい食材。鶏、牛、豚のどれでもOKですが、中でも鶏レバーがやわらかくて扱いがラクです。

離乳食完了期(生後1才~1才6ヶ月)の場合

●豚赤身ひき肉…20g(大さじこんもり1)

ハンバーグやミートボールなどの定番料理のほか、スープの風味アップやチャーハンなどにも活躍するお役立ち食材。

●豚赤身薄切り肉…20g

ビタミンB1が豊富です。離乳食後期(生後9~11ヶ月)からOKですが、牛肉に十分に慣れてからがおすすめ。与える時は、やわらかくしたり小さくして食べやすい大きさにしましょう。

離乳食で豚肉を使う時の下ごしらえが知りたい

●ひき肉は下ゆでする

ひき肉に倍量の水をまぜてドロドロにし、沸騰した湯に入れてかきまぜながらゆで、ざるに上げて湯をきると、脂肪とアクがとれてほぐれた状態に。調理でとろみを加えて。

●薄切り肉をゆでるときは1枚ずつ熱湯へ

薄切り肉をゆでる時は、たっぷりの熱湯を沸かして1枚ずつ広げて入れ、さっと火を通してざるに上げます。(一度たくさん入れると、湯の温度が下がってしまうので注意)。

●ゆでた薄切り肉は、ざるに広げてラップをかける

ざるに広げた薄切り肉は、ラップをかけて冷ますと乾燥を防ぐことができ、しっとりします。かたくり粉をまぶしてゆでても、つるんとした食感に。あら熱がとれたら刻みます。

●かたまり肉は煮くずす

もも肉やすね肉などのかたまり肉は、じっくり煮るとやわらかくなり、簡単にほぐれます。シチューやカレーなどの煮込みメニューには、かたまり肉がおすすめ。

●脂肪は除く

離乳食は肉の脂肪をしっかり除くのが大原則。脂身と赤身がはっきり分かれているところは、脂肪の部分を包丁やキッチンばさみなどで切り取ってから調理しましょう。

●薄切り肉はこまかく刻む

赤ちゃんはまだ奥歯がなく肉をかみ切れないので、薄切り肉を使う場合は細かく刻みます。離乳食完了期(生後生後1才~1才6ヶ月)になっても、食べにくければ無理せず、みじん切りにしてあげましょう。

●繊維をこわして、やわらかく

肉にもよく見ると繊維があります。加熱すると繊維が縮んでかたくなるため、離乳食では肉をしっかりたたいて繊維をこわしてから調理します。ステーキを焼く前と要領は同じ。

●繊維を短くカット

肉の繊維の流れに逆らうように直角に刻み繊維をカットすると、かみ切りやすく食べやすくなります。キッチンばさみなら簡単に刻めます。

●かたくり粉をまぶして調理を

薄切り肉でも刻んだ肉でも、かたくり粉をまぶして調理するのがおすすめ。まぶしてゆでたり、煮たり、いためたり。とろみがからまるとともに、肉もやわらかく仕上がります。

離乳食で豚肉を食べさせる時の注意点は?

肉類はアミノ酸バランスのよい良質のたんぱく質源食品ですが、脂肪も多く含みます。赤ちゃんに与える時は、脂肪の少ないものを選ぶのが大原則です。
また、豚肉は肉類の中でも一番最後に与えること。鶏→牛→豚の順序で食べ進め、牛肉にしっかり慣れたら豚肉を始めてください。
豚肉と牛肉をまぜてひいた合いびき肉は、見た目に白っぽい脂肪の多いひき肉は避けましょう。ひき肉は、空気にふれる部分が多く、傷みやすいので早く使い切るのが◎。

出典 :はじめてママ&パパの離乳食※情報は掲載時のものです

出典 :いつからOK? 離乳食 食べていいもの悪いもの※情報は掲載時のものです

監修
上田玲子先生
帝京科学大学教育人間学部教授 栄養学博士
栄養学博士・管理栄養士。小児栄養学の第一人者として活躍するかたわら、トランスコウプ総合研究所取締役として栄養コーチングの手法を開発。日本栄養改善学会評議員や日本小児栄養研究会運営委員なども務める。『はじめてママ&パパの離乳食』『離乳食大全科』(主婦の友社)など監修書多数。

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