夏の絵本の選び方とおすすめ&人気17選【絵本専門店「クレヨンハウス」監修】

 専門家監修 公開日:2018/07/10
夏の絵本の選び方とおすすめ&人気17選【絵本専門店「クレヨンハウス」監修】
監修
馬場里菜
クレヨンハウス東京店 子どもの本売り場サブチーフ

眩しい日差しが気持ちよく感じるプールや海水浴。友だちと楽しんだスイカ割り。木々がうっそうと茂る公園まで探しに行ったカブトムシ。夜空を華々しく彩る打ち上げ花火。大人になってからも、そんな夏の思い出が色鮮やかに残っているのではないでしょうか。
絵本の世界にも夏を感じる作品がたくさんあります。そんな絵本を通して、想像力を膨らませたり、追体験したりすると、より夏が身近なものになりそうです。
今回は、絵本・おもちゃ・オーガニック商品を扱い、40年以上の歴史のある老舗「クレヨンハウス」の子どもの本売り場でサブチーフをつとめる馬場里菜さんに、夏の絵本のおすすめと選び方について聞いてきました。夏の夜の読み聞かせに、取り入れてみてはいかがでしょうか。

先輩ママの「夏におすすめの絵本」は?

夏の絵本は持っていますか?

先輩ママ102人に「夏の絵本を持っていますか」と聞いてみたところ、「持っている」と答えたママが24.5%、「持っていない」と答えたママが75.5%と、持っていない家庭が多いという結果でした。
「季節感を意識した絵本を買ったことがない」と回答したママがいる一方、以下の2冊を読んだと回答した先輩ママが多かったです。

こぐまちゃんのみずあそび

こぐまちゃんのみずあそび (こぐまちゃんえほん)こぐま社 ¥ 864 ※2018/11/13 03:50 時点のAmazon価格Amazonで詳しく見る

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「水遊びが大好きな1歳半の娘に購入しました。ホースの水の表現が、生き生きとして伝わりやすいです」
「こぐまちゃんシリーズの中で一番好きなようです。実際にはっぱのボートを一緒に作って遊びました」
「8ヵ月頃から読み聞かせした絵本です。身近な“水”を題材にしている絵本なので、赤ちゃんでも楽しめるような気がします」

作・絵:わかやまけん、もりひさし、わだよしおみ

そらまめくんのベッド

そらまめくんのベッド (こどものとも傑作集)福音館書店 ¥ 972 ※2018/11/12 20:31 時点のAmazon価格Amazonで詳しく見る

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「“ベッドかして”“ヤダヤダ”というところが気に入って、何度も読んでとせがまれました。絵もかわいいです!」
「娘がこの作品が好きで毎日のように読んでと言われます。そらまめがどんな植物なのかについて知れるのもよいですね」
「最後はベッドを貸してあげるそらまめくんの成長が、おもちゃの貸し借りを覚えていく時期にぴったりだと思います」

作・絵:なかやみわ
出版社:福音館書店

夏の絵本の選び方は?

夏の絵本の選び方について、「夏だからこそ味わえる体験や季節感が生き生きと表現された作品を探してみてください」とクレヨンハウスの馬場さんは話します。
それらの“生き生きとした表現”が、夏の記憶として子どもの心に色鮮やかに刻まれていくきかっけともなりそうです。
「青い空にうかぶ入道雲、涼やかな水辺の記憶……など、夏を感じる絵本は、その夏の経験や思い出を深めてくれます。ぜひ、絵本を通じて、夏を満喫してほしいですね」(馬場さん)。

0~1歳におすすめの夏の絵本

はなび ドーン

はなび ドーン (とことこえほん)童心社 ¥ 1,026 ※2018/11/13 03:50 時点のAmazon価格Amazonで詳しく見る

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【馬場さんのおすすめポイント】
夏の思い出といえば花火を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。「ドーン」という音とともにキラキラとはじける大きな花火。夜空にうかびあがる花火を色鮮やかに表現しており、赤ちゃんが色、音、形で楽しむことができます。

【あらすじ(クレヨンハウスHPより)】
夜空にうかびあがる、色鮮やかな花火。小さいの、大きいの、赤いの、黄色いの、まるいの、星形の……。色、音、形が楽しい赤ちゃん絵本です。

作:カズコ.G.ストーン
出版社:童心社

うみざざざ

うみざざざ (はじめてであうえほんシリーズ)くもん出版 ¥ 864 ※2018/11/13 03:50 時点のAmazon価格Amazonで詳しく見る

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【馬場さんのおすすめポイント】
砂浜を歩くと「さくさく」、「ざざーん」と波打ち際によせられる波の音。海あそびから帰ってきてから読めば、歌人である作者のリズミカルな言葉が、楽しい思い出をよみがえらせてくれそうです。

【あらすじ(クレヨンハウスHPより)】
さくさく、ざざーん、ざざざざざ、ざわざわ、ぷっかりこ。
波打ち際の音、海水の味、そして夏の光……。子どもには、きっとすべてが新鮮。
海を体験する子どもの感覚を、ひがしなおこさんが時に楽しく、時にせつなさを感じる言葉で表現。
きうちたつろうさん描く、ニュアンスの違う青が重なり合う海も美しく、夏に誘ってくれる絵本。

作:ひがしなおこ
絵:きうちたつろう
出版社:くもん出版

ぺんぎんたいそう

ぺんぎんたいそう (0.1.2.えほん)福音館書店 ¥ 864 ※2018/11/13 04:47 時点のAmazon価格Amazonで詳しく見る

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【馬場さんのおすすめポイント】
夏といえばラジオ体操ですが、こちらはかわいらしいペンギンが体操する絵本です。「ぺんぎんたいそう はじめるよ いきをすって~」と始まる体操を見ていると、親子で思わず体を動かしてしまいそうになります。朝一番に読んで、朝から体操しちゃおう!

【あらすじ(クレヨンハウスHPより)】
大きいペンギンとちいさいペンギンが見開きの左右ページに1羽ずつ登場し、たいそうがはじまります。 「いきをすって~、はいて~」から、ペンギンがジャンプしたり、まるまったり。かわいいしぐさに、一緒に体を動かしたくなります。

作:齋藤 槙
出版社:くもん出版

2~3歳以上の子におすすめの夏の絵本

なつのおとずれ

なつのおとずれ (PHPわたしのえほんシリーズ)PHP研究所 ¥ 1,296 ※2018/11/13 03:54 時点のAmazon価格Amazonで詳しく見る

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【馬場さんのおすすめポイント】
梅雨も終わり、夏の風物詩たちにお呼びがかかったようです。かき氷や扇風機、かとり線香に浮き輪たちが大急ぎで向かった先は……? 読むと、きっと夏が待ち遠しくなりますよ!

【あらすじ(クレヨンハウスのHPより)】
すいかに、ソフトクリーム、蚊取線香、扇風機が、「そろそろ出番のようです」と、急いで走り出しました。いったい、何がはじまるの!?

作:かがくいひろし
出版社:PHP研究所

ぷかぷか

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【馬場さんのおすすめポイント】
タコはぷかぷかと海に浮かびながら、空を飛べたらどうやって飛ぼうか、空想を膨らませます。海と空の青さがまざり合ってしまうような、真夏の日に開きたい1冊です。夏のさまざまな「青」も感じてみてください。

【あらすじ(クレヨンハウスのHPより)】
とっても、とっても天気のよい日。タコは、ぷかぷか浮かびながら考えました。
もし空を飛べたら、どうやって飛ぼう? 空を飛んでみたいタコの愉快な想像の数々と、波間を漂うのんびりしたリズムが魅力の絵本。

1,512円(税込)
作:石井聖岳
出版社:ゴブリン書房

ありとすいか

ありとすいか (名作絵本復刊シリーズ)ポプラ社 ¥ 1,404 ※2018/11/13 03:54 時点のAmazon価格Amazonで詳しく見る

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【馬場さんのおすすめポイント】
よく冷えたすいかを頬張るのは、夏の大きな楽しみですよね。こちらは甘くておいしいすいかを見つけたありたちが、巣に運ぼうと、力を合わせる絵本。みずみずしい表現を読んでいるうちに、思わずありになったような気持ちになってしまいますよ!

【あらすじ(クレヨンハウスのHPより)】
ある夏の午後、すいかを見つけたありたちは、巣に運ぼうとしてみんなで力を合わせて押しますが、びくともしません。そこで……。

作:たむらしげる
出版社:ポプラ社

ねこのはなびや

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【馬場さんのおすすめポイント】
くろねこぐみ、しろねこぐみ、とらねこぐみの3組のねこの花火師が、花火を打ち上げて競い合う絵本です。夜空に次々浮かぶ花火の華やかさ、美しさに目がくらみそう! フィナーレのナイアガラは見ごたえたっぷりですよ。

【あらすじ(クレヨンハウスのHPより)】
夜空に打ち上がる花火の数々は、猫の花火師にとって、年に一度の晴れ舞台! しかけ花火のナイアガラは超ワイドページです。

1,296円(税込)
作:渡辺有一
出版社:フレーベル館

ガンピーさんのふなあそび

ガンピーさんのふなあそび (海外秀作絵本)ほるぷ出版 ¥ 1,296 ※2018/11/13 03:54 時点のAmazon価格Amazonで詳しく見る

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【馬場さんのおすすめポイント】
川面や水しぶきのきらめきが感じられる、初夏におすすめの1冊です。やわらかなタッチのイラストが、のどかな田園風景をやさしく描いています。夏休みに自然豊かな場所に行ったり、川遊びをしたりする子どもたちにも読んでみてほしいですね。

【あらすじ(クレヨンハウスのHPより)】
ガンピーさんが舟ででかけようとすると、子どもたちがやってきて「いっしょに つれてって」。「いいとも」とガンピーさん。うさぎ、ねこ、いぬ、ぶたもひつじも、こうしまでやってきて「のせて」。舟はぎゅうぎゅう、超満員。どうなるの?

作:ジョン・バーニンガム
訳:光吉夏弥
出版社:ほるぷ出版

4歳以上の子におすすめの夏の絵本

へいわってすてきだね

へいわってすてきだねブロンズ新社 ¥ 1,512 ※2018/11/13 03:54 時点のAmazon価格Amazonで詳しく見る

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【馬場さんのおすすめポイント】
「おともだちとなかよし」、「かぞくがげんき」、「ねこがわらう」……。沖縄に住む6歳の少年が書いた詩が絵本になりました。夏は、親子で平和についても考えるのもよい季節。今当たり前にある平和がこの先もずっと続くことを願わずにはいられません。

【あらすじ(クレヨンハウスのHPより)】
「へいわってなにかな。ぼくはかんがえたよ」。沖縄に住む6歳の少年が考えた平和は、青い海や広い空のように、まっすぐに澄んでいます。そのまっすぐさにこたえて、長谷川義史さんの描く絵もまっすぐです。 読み進んでいくうちに、まっすぐな「普通」があることの特別さに気づき、澄んだ風の中に同居する、透明の悲しみや願いが見えてきます。

詩:安里有生
絵:長谷川義史
出版社:ブロンズ新社

セミくんいよいよこんやです

セミくんいよいよこんやです教育画劇 ¥ 1,080 ※2018/11/13 03:56 時点のAmazon価格Amazonで詳しく見る

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【馬場さんのおすすめポイント】
7年ほど地中で過ごし、地上に出てきて羽化してから1週間程度で死んでしまうと言われるセミ。そんなセミが地上に出てくる様子を、かわいいイラストとともにユーモアたっぷりに表現しています。セミの声が響く季節にぴったりな作品です。

【あらすじ(クレヨンハウスのHPより)】
地中で暮らすセミくんの元に一本の電話がきました。「いよいよ今夜」って何が起こるのかな?

作:工藤ノリコ
出版社:教育画劇

なつのいちにち

なつのいちにち偕成社 ¥ 1,080 ※2018/11/13 03:57 時点のAmazon価格Amazonで詳しく見る

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【馬場さんのおすすめポイント】
はじめてひとりで虫捕りに行く少年の、清々しい夏休みの1日を切りとった作品です。ページの端々から真夏の日ざしや青々とした草のかおりを感じます。真っ青な空に白い雲、色鮮やかな夏の風景が、リアルに感じられそうです。

【あらすじ(クレヨンハウスのHPより)】
麦わら帽子と虫取り網。田んぼを通り、神社を抜け、めざす先はクワガタの森。ページをめくると昆虫の鳴き声、草のにおい、少年の息づかいが感じられます。目を閉じると、目の前には、夏の光景が。

作:はたこうしろう
出版社:偕成社

なみ

なみ (講談社の翻訳絵本)講談社 ¥ 1,512 ※2018/11/13 03:57 時点のAmazon価格Amazonで詳しく見る

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【馬場さんのおすすめポイント】
波と追いかけっこをしたり、おどかし合ったり、思いっきり蹴飛ばしたり、波で遊ぶ女の子。波のざわめきやきらめきを青と白のイラストだけで表現しています。文字はないのに、女の子と波のやりとりの音が聞こえてきそうな素晴らしい作品です。

【あらすじ(クレヨンハウスのHPより)】
浜辺へやってきた女の子。寄せては返す波を相手に、追いかけっこをしたり、おどかし合ったり。 打ち寄せる波なんて、ちっともこわくない!  だって、ページのこちら側には、けっして来ないんだもの……!?

作:スージー・リー
出版社:講談社

のらいぬ

のらいぬ (至光社国際版絵本)至光社 ¥ 1,296 ※2018/11/13 03:57 時点のAmazon価格Amazonで詳しく見る

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【馬場さんのおすすめポイント】
ある夏の暑い日に、南国の砂浜で見つけたともだち。夏のひとときの少年との出会いが、犬の目線から言葉少なに語られ、ファンタジックな余韻を残します。波の音や海風のにおいが感じられる、大人も楽しめる絵本です。

【あらすじ(クレヨンハウスのHPより)】
「あついひ すなやまに みつけた ともだち いこう」
「よんでいる よんでいる」「とべ いつか きっとあえる」
波の音が、風のにおいが、砂の白さが、そして夏の海のドラマが見えるような絵本です。

文:蔵冨千鶴子
絵:谷内こうた
訳:菱木晃子
出版社:至光社

はちうえはぼくにまかせて

はちうえはぼくにまかせて (世界こども図書館A)ペンギン社 ¥ 1,296 ※2018/11/13 03:57 時点のAmazon価格Amazonで詳しく見る

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【馬場さんのおすすめポイント】
夏休みは近所のひとたちのはちうえのお世話を引き受けたトミー。気づくと、家の中は植物でいっぱいになって……。パパには嫌な顔をされるけれど、いろいろな工夫をしてお世話をしていきます。ひと夏での少年の心の成長を感じられる1冊です。

【あらすじ(クレヨンハウスのHPより)】
トミーは、夏の旅行に出かけたご近所さんたちの鉢植えを預かることに。すると、家は植物であふれ、ますます成長し、パパがどんどんごきげんななめに……。「何とかしなきゃ」と思い立ったトミーが向かった先は?

作:ジーン・ジオン
絵:マーガレット・ブロイ・グレアム
訳:森比左志
出版社:ペンギン社

太陽といっしょ

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【馬場さんのおすすめポイント】
「風の彫刻家」と呼ばれ、風や水で動く彫刻を作るアーティストでもある作者の、宝もののような子ども時代が鮮やかに描かれた作品です。大人が忘れかけている子どものころの冒険心を思い出させてくれます。

【あらすじ(クレヨンハウスのHPより)】
みんなでたのしくあそんでいたはずが、いつのまにかひとりぼっちに……。どこからか恐竜の足跡が聞こえる? 気づけば日も暮れかけて、急に不安が募り、全速力で家路につきます。

2,268円(税込)
作:新宮晋
出版社:クレヨンハウス

みどりの船

みどりの船 (あかねせかいの本)あかね書房 ¥ 1,728 ※2018/11/13 03:57 時点のAmazon価格Amazonで詳しく見る

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【馬場さんのおすすめポイント】
いなかで過ごす夏休み。お屋敷の庭の先で見つけた古いきりかぶの上の小さな小屋は、まるで、みどりの船! 想像力豊かな子どもたちと、全力で一緒にあそぶ大人たち。かけがえのない夏の思い出が描かれています。何かが起こりそうなワクワク感を感じてください。

【あらすじ(クレヨンハウスのHPより)】
いなかのおばさんの家で夏休みを過ごすことになったふたり。 退屈して、こっそりお屋敷の庭に潜り込むと、そこには大きな緑の船が。その日から、「みどりの船」でのぼくたちの航海の旅がはじまった!

作:クエンテイン・ブレイク
訳:千葉茂樹
出版社:あかね書房

夏の思い出を絵本とともに彩る

夏にしかできないさまざまな経験がたくさんあります。真っ黒に日焼けして遊んだ思い出は、こういった夏の絵本を読むことで、さらに色濃く心に残るかもしれません。
絵本の世界から夏を感じながら、子どもと一緒に夏の思い出を作ってはいかがでしょうか。

 
文/大勝きみこ

監修
馬場里菜
クレヨンハウス東京店 子どもの本売り場サブチーフ
「クレヨンハウス東京店」にて、これまでにたくさんの絵本を選書。子どもの頃に好きだった絵本は『はじめてのおつかい』など。
クレヨンハウス

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