急に寝なくなる・寝グズリする…「赤ちゃん睡眠あるある」の原因は……!?【生後4・8・11・18ヶ月、2歳の場合の原因&対処法】

 専門家監修
公開日:2018/06/25
更新日:2019/07/02
急に寝なくなる・寝グズリする…「赤ちゃん睡眠あるある」の原因は……!?【生後4・8・11・18ヶ月、2歳の場合の原因&対処法】
監修
愛波 文さん
子どもの睡眠コンサルタント

~赤ちゃんの寝ない泣き止まないを解決!~【連載第11回子どもの睡眠コンサルタント愛波文】

愛波 文先生は、アメリカのIMPI公認、日本人初の子どもの睡眠コンサルタントとして活動中。科学的根拠に基づいた睡眠のためのメソッドは、赤ちゃんの睡眠まわりの悩みをもつママが実行すると、今まで困っていた問題がすっきり改善すると評判です。今回は多くのママたちを悩ませる、いままでよく寝ていたのにある日突然寝なくなる・寝ぐずり・夜泣きが起こることについて。日本ではあまり知られていませんが、これば「睡眠退行」によって起きるものだそう! 具体的にどのような対策をすると、赤ちゃんぐっすり眠ってくれるのか月齢ごとにみていきましょう。

睡眠退行(Sleep Regression)って知ってる?

睡眠退行とは今までよく寝ていた子が、いきなり夜中何度も起きたり、昼寝が短くなったり、寝つきが悪くなったりすることです。1週間で終わる子もいれば1ヶ月続く場合もあります。成長のあかしなので悪いことではないのですが、多くの親はいきなりどうしたんだろう?と悩みます。

睡眠退行は生まれてから最初の2年間で生後4ヶ月・8ヶ月(9ヶ月/10ヶ月の場合もある)・11ヶ月(12ヶ月)・18ヶ月・2歳と頻繁に現れます。子ども一人一人が違うので全ての子が全ての睡眠退行を経験するわけではありません。今回は各睡眠退行の原因と対策をみなさんにお伝えしたいと思います。

生後4ケ月の「急に寝なくなった!」は睡眠環境がカギ

生後4ヶ月の睡眠退行の原因

数々の睡眠退行の中で多くの赤ちゃんが経験するのが生後4ヶ月の睡眠退行。生後3ヶ月ぐらいまではよく眠っていたのに、4,5ヶ月ぐらいで日中もあまり寝ず、夜の寝つきが悪くなり、夜泣きも始まってしまったということは「赤ちゃん睡眠あるある」です。実は私の息子たち二人とも生後4ヶ月の睡眠退行は経験し、次男の時には、私があまりにも疲れていて夜中、添い寝と添い乳を始めました。

生後4ヶ月頃になると赤ちゃんの成長とともに、五感が一気に敏感になり、今まで以上にもっと見えるようになったり聞こえるようになります。そして睡眠サイクルが徐々に確率されてきます。0~3ヶ月ぐらいまでの睡眠はアクティブ睡眠(レム睡眠)といって、常に浅い眠りの状態なため、頻繁に起きたり寝たりを繰り返しています。生後4ヶ月頃になると大人の睡眠サイクルに似てきて、寝入り後、徐々に深い睡眠(ノンレム睡眠)に移行していきます。赤ちゃんの1回の睡眠サイクルが50-60分ほどで、その中で浅い睡眠から深い睡眠に入りまた浅い睡眠に移行していきます。4ヶ月の赤ちゃん は30分以内で深い睡眠に入りますが、45-50分ほどでまた浅い睡眠になりそこで、寝たときと同じ環境や状況でないと、起きて不安になり泣いてしまうことがあります。

生後4ヶ月の睡眠退行の対策

まず最初に睡眠環境を整えてあげるのが大切です。部屋を暗くして、ぐっすりノイズを付け、室温を親が肌寒く感じる20-22℃ぐらいに設定してみましょう。更に、活動時間(起きていられる時間)をよく観察し、疲れすぎないように心がけましょう。赤ちゃんは起きている時間が長すぎると疲れ過ぎてしまい寝つきが悪くなったり、寝てもすぐ起きてしまったり、夜泣きが始まることがあります。浅い睡眠になり、少し目をあけて起きたときに寝ついた時と同じ状況であればそのまま次の睡眠サイクルに入ってくれる確率があがります。 ただ、寝入りしたときと違った環境(授乳しながら完全に寝落ちした後に寝床に置いているなど)だと「寝た時と違う!なんで?!」と不安になり泣いて起きてしまいます。なので、寝かしつけから起きるまで同じ環境を保ってあげることがとても大切です。

近著 :ママと赤ちゃんのぐっすり本※情報は掲載時のものです

監修
愛波 文さん
子どもの睡眠コンサルタント
「ママと赤ちゃんのぐっすり本」(講談社)著者。 子どもの睡眠コンサルタント。APSCアジア/インド代表。IPHI日本代表。Sleeping Smart®代表。一般社団法人日本妊婦と乳幼児睡眠コンサルタント協会代表理事。慶應義塾大学卒業。2012年に長男出産。夜泣きや子育てに悩んだことから乳幼児の睡眠科学の勉強をはじめ、米国IPHI公認資格(国際認定資格)を日本人で初めて取得。2015年に次男を出産。現在、2人の男の子の子育てをしながら、子どもの睡眠に悩む保育者のコンサルティングや個別相談を行い、日本人向けに睡眠を専門とするSleeping Smart®子育てサロンを運営。IPHIと提携し、オンラインで妊婦と乳幼児の睡眠コンサルタント資格取得講座の講師も務めている。
 

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