2歳児のしつけと叱り方のポイント・コツ・注意点が知りたい

 専門家監修
公開日:2018/07/02
更新日:2019/07/05
2歳児のしつけと叱り方のポイント・コツ・注意点が知りたい
監修
成田奈緒子先生
発達脳科学者・小児科医

2歳近くになると、そろそろ気になる「しつけ」のこと。2歳は言葉や「自分で!」とやりたがることが増え、いろいろなことをどんどん吸収していく時期。同時に、自己主張が激しくなり、イヤイヤ期を迎える子も。しつけの中で叱る場面も出てきて、どう接すればいいか悩むママやパパも多いと思います。そこで、今回は2歳児のしつけのポイント、コツなどをご紹介します。

2歳児の子どもの特徴を教えて

五頭身体型になり、運動能力もアップ

自分でどんどん歩く2歳児は、見た目のうえでも赤ちゃん卒業です。乳歯は20本全部生えそろいましたが、まだ大人と同じ食事はできません。胃のサイズは大人の6分の1程度。一度にたくさん食べられないので、3食のほかにも間食を1~2回入れて、食事を補うようにしましょう。消化機能も未熟で、大人と同じ味つけではなく、薄味を心がけた幼児食を食べさせましょう。子どもが欲しがるものばかり食べさせていないで、肉も魚も野菜も果物もバランスよく食べさせましょう。やわらかいものばかりではかむ力が育たないので、かんで食べる歯ごたえのあるものを献立に取り入れることがおすすめです。
2歳の時期は、おむつはずしにも最適です。膀胱の機能は整い始め、「おしっこが出る」という言葉も理解でき、自分でトイレに行くこともできます。タイミングを見はからってトイレトレーニングを始めましょう。トイレトレーニングは継続的に子どもをトイレに誘うことが大事。大人の根気強さが成功のポイントになるので、親子でがんばりましょう。

運動能力は高まってくるが、コントロールできない

歩く・走るという動作もマスターし、公園に行けば、すべり台でも、ブランコでも、砂場でもほとんどの遊具で自由に遊べるようになります。手指も発達し、積み木を高く積んだり、スプーンで器用に食べたり、洋服の着替えもママに手伝ってもらいながら徐々にできるようになります。
しかし、運動能力の向上は「目が離せない」ということとイコールでもあります。アクセルはきくけれどブレーキの弱い車のようなもので、パーッと走り出したり、四六時中ちょろちょろ動いたり、ママはへとへとかも。でも、アクセル強く踏まれるからこそ、ブレーキをしっかり踏む力が育つのです。危険なことはくり返し説明してやめさせながら、この時期を乗り越えて。

自立と甘えの両方の顔を持ちます

「第一次反抗期」、いわゆる「イヤイヤ期」真っ最中。かんしゃくや自己主張にウンザリすることも多いでしょう。「自分で」やりたい気持ちが強いからチャレンジしてみるものの、思う通りにはできなくて、さんざんダダをこねます。ママが「じゃあ自分でどうぞ」とまかせると、今度は「ママやって」と甘えてきます。2歳のころは自立と甘えを振り子のように行き来しながら、自分なりの方法を探している時期なのかもしれません。

知的な発達も進み、言葉の理解とともに物事の本質を理解する力も芽生えます。たとえば物は、「大きい・小さい」「軽い・重い」などの基準で分類できることを体験的に知るのもこの時期。ママは食事のときなどに「大きいイチゴだね」など言葉を添えて理解の応援を。

両足でジャンプする、片足で立つ、鉄棒にぶら下がるなどの動作ができるようになります。リズムに合わせて踊るのも上手です。

2歳児はとにかく表情が豊か。うれしいときには大笑い、くやしいときには全身で怒ります。ジェットコースターのような感情が生まれるのも、脳が発達してきた証です。

視力は0.5くらいになり、遠くと近くの見分けがつくようになります。階段を下りるときも目で距離をはかってから足を踏み出すなど、高度な動きを見せるようになります。

出典 :はじめてママ&パパのしつけと育脳※情報は掲載時のものです

監修
成田奈緒子先生
発達脳科学者・小児科医
文教大学教育学部特別支援教育専修教授。文部科学省「リズム遊びで早起き元気脳」実行委員長。子育てを応援する専門家による「子育て科学アクシス」を主宰。1987年神戸大学医学部卒業。米国セントルイス大学医学部留学を経て、獨協医科大学越谷病院小児科助手、筑波大学基礎医学系講師を経て、現在に至る。小児科医として豊富な臨床経験を持つ。1児の母。

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