神崎恵さん 40歳で第3子を出産。前期破水、GCUと予想外の出来事に「生きていることは奇跡なのだ」と感じ…… ~mama’s LIFE Vol.12 第1回~

神崎恵さん 40歳で第3子を出産。前期破水、GCUと予想外の出来事に「生きていることは奇跡なのだ」と感じ…… ~mama’s LIFE Vol.12 第1回~

連載 MAMA'S LIFE〜Vol.12〜神崎恵さん

美容家として数々の雑誌やセミナーを通じてリアルで説得力のある情報や知識を発信し、これまでに執筆した書籍は累計発行部数118万部超え! 同世代だけではなく、幅広い年代の女性から支持される神崎恵さん。そのやわらかな笑顔やしなやかな雰囲気からは想像できませんが、高校生、中学生、3歳の男の子を育てるスーパーワーキングマザーです。年齢の離れた子どもたちを育てながら、仕事にも全力で挑む毎日をクローズアップ。全4回の第1回目は、第3子の妊娠、40歳でのお産エピソードをお届けします。


産むと決めたら迷わず向かうだけ。40代でのお産も仕事への不安も、覚悟を決めたらなくなった

現在、18歳、14歳、3歳の男の子のママであり、美容家としても活躍を続ける神崎さん。大切な家族と誇れる仕事をもち、はた目には順調な人生に思えますが、今にいたるまでには大きな壁をいくつも乗り越えてきました。そんな神崎さんが現在のパートナーと「家族」になったのは39歳のとき。新たな生活への期待や不安が入り混じるなか、妊娠・出産について、「現実」が迫りつつある時期でした。

「入籍してすぐ、主人と子どもについて話をしました。体のことを考えると怖いこともあったし、何よりも上の2人の子どもたちの気持ちやバランスもある。自分自身、考えに考えぬいて夫に相談をしたのですが、お互いに気持ちは一致していて『大事な人の子どもはほしいよね』と」

年齢的なこともあり、妊活も視野に。そろそろ不妊治療を本格的に始めようかと思っていた矢先、妊娠が発覚します。

「そこはとても幸運だったのですが、主人とお互いの気持ちを確認したあと、比較的すぐ妊娠できたんです。今月ダメだったら病院に行こうと話をしているころに、『もしかして』と判明。順調に妊娠できたことに不思議な感覚を抱いた半面、今はきっとそういうタイミングだったんだな、と妙に納得する部分もありました。周囲の方々からは『仕事が順調なのに、ここで産休をとって大丈夫?』『今まで積み上げてきたものがリセットされてしまうのは怖くないの?』など心配されましたが、産む選択をしたので、迷いはありませんでした。それからは、『じゃあ美容家としての神崎恵を忘れられないためにはどうしたらいいか、出産するまでに何ができるか』という考えにシフト。仕事も出産も覚悟ができたので、そこに向かっていくだけでした。

ただ、40代の妊娠って、上の子たちを妊娠した20代とはまったく違うなと思いました。食生活にはとくに気をつけていましたが、妊娠中毒症ではないかと検査をしたこともあったし、体の面での不安は絶えなかったですね。『40代で出産するのは無責任だ』という内容の記事をネットや本で目にして『そんなふうに思われてしまうのか……』と、不安な気持ちにもなりました。自分で決めたことなのだからと前を向き、またふとした言葉で後ろ向きになって……、と繰り返していた時期もありましたね」

予定日2ヶ月前にまさかの前期破水。産後は毎日泣きながらわが子に母乳を届けた

気持ちが行ったり来たりするなかでも、やはり「本当に幸せだった」久々のマタニティライフ。おなかが大きくなることも、それによって日常生活に不便が生じることも、すべてが愛おしく感じたといいます。しかしお産では、予想しないことが起きてしまいます。

「産休は出産予定日の1ヶ月前からいただくつもりで、それまでは通常どおりに仕事を続けようと思っていたのですが、それより前の妊娠33週のときに破水してしまって。長男、次男は自然分娩だったので、3人目はできるだけゆったり産みたいと無痛分娩を選んだのですが、破水をして大きな病院へ運ばれ、そのままそこで入院、出産となりました。もちろん無痛分娩などの選択肢はなく、これまでと同じ自然分娩。そのとき主人は海外主張、子どもたちは学校でお産には立ち会えなかったので、主人からの電話をつないでもらい、耳元にスマホをあてながら出産しました。ただ、3人目でいきむタイミングはわかっていたので、分娩自体はスムーズだったと思います」

予定よりも少し早めに生まれてきた赤ちゃん。生まれてから2週間は、GCU(継続保育室)でケアを受けることになりました。

「私は産後3日で退院となったのですが、息子が退院するまでの間は、毎日主人と一緒に母乳を届けに行きました。母乳はよく飲んでくれていたので安心しましたが、私は毎日泣いてばかりで。このとき、命が誕生すること、毎日健康に過ごせることって、決して当然のことではないんだと実感しました。赤ちゃんの誕生には様々なケースがあり、生きていることは奇跡なんだと、心からそう思いました」

破水から退院まで様々なことが起こり、気分的にも落ち着けなかった数ヶ月。しかし、悪いことや大変なことだけではなかったと振り返ります。

「この経験は、マイナスだけではなかったという思いが今でも強く、主人と毎日赤ちゃんに会いにいく時間を持ったことで夫婦の絆が深まったし、私が思いがけない時期に入院したことで、主人と長男、次男の3人での生活が始まり、その中でも新たな絆が生まれた気がしています。お産自体は予想外のことではあったけれど、結果的には、3人目の子が、いろいろな絆を深める時間を作ってくれたのかなと思っています」

30代後半から40代は、子育てにすごく向いている時期。産後は楽しいことがたくさん待っています!

妊娠中、お産に対して「余裕をもって考えられていた」という神崎さん。育児に関してもそれは同じで、3人目ならではのゆとりと、20代、30代で得た「経験値」もまた、いい作用をもたらしているといいます。

「高齢出産は大変というイメージがありますし、体力的にはやはり20代のころとは違います。医学的には様々なリスクが高まることは事実ですが、その反面、子育てをじっくり楽しめる点では、40代ほど向いている世代はないのではと感じています。精神的に余裕があるので、育児のひとつひとつを楽しめるし、愛おしいと思えるのもいいところ。それはきっと子どもにも伝わっているし、本当にいい時期に、妊娠・出産・子育てができていると思います。この年齢になって、家族や命の大切さを改めて学べるのは、これからの人生において貴重だなと実感しています。高齢出産をされる方は不安も多いと思いますが、それよりも大きな「余裕」というものがあるのはとても強い。幸せな毎日が待っているので、必要以上にプレッシャーをかけず、妊娠・子育て期を満喫してほしいなと思います」

第2回へ続きます

撮影/朴 玉順/ヘア&メイク/赤羽麻希(Un ami)/取材・文/長澤幸代


PROFILE
神崎恵さん
神崎恵さん
1975年生まれ。美容家であり、3人の息子をもつ母。アイブロウ/アイラッシュデザインのディプロマ取得。何気ない日常から特別な瞬間まであらゆる場面での女性の美しさを叶える応援をしている。ひとりひとりに合わせたメイクやビューティスタイルを提案するアトリエ「mnuit」を主宰しながら、美容誌をはじめ、幅広い世代の雑誌で連載を持つ他、全国各地にてイベントやメイク講座も数多く行っている。また、複数のコスメブランドのアドバイザーを務め、女性を美しく導くアイテムの開発、プロデュースなど活動の幅を広げている。
自らあらゆるものを試し、ほんとうにいいと実感できるものだけをすすめる、というスタンスが世代を問わず支持されている。書籍も数多く執筆し、累計発行部数は118万部を超える。最新刊「あの人がいつも色っぽいワケ」(大和書房)も好評発売中。

神崎恵さんオフィシャルブログ https://ameblo.jp/kanzakimegumi/
公式インスタグラム https://www.instagram.com/megumi_kanzaki/

この連載について

MAMA'S LIFE〜Vol.12〜神崎恵さん

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