離乳食のじゃがいもはいつから?時期別レシピや量が知りたい!

 専門家監修
公開日:2018/06/26
更新日:2019/09/18
離乳食のじゃがいもはいつから?時期別レシピや量が知りたい!
監修
上田玲子先生
帝京科学大学教育人間学部教授 栄養学博士

じゃがいもは、熱や力のもとになるエネルギー源食品。デンプン質が多く、ビタミンCのほかカリウム、食物繊維も含んでいます。しかも、加熱すれば簡単にやわらかくなり、クセのない味で、離乳食にもピッタリ!つぶす、煮るなどレシピも多彩です。ご飯やパンのかわりに主食として代用可能なのも嬉しい食材。ここでは、月齢に合わせた量やレシピ、保存方法をまとめて紹介します。

離乳食のじゃがいもはいつから食べてもいいの?

離乳食の食材としても人気のじゃがいもは、初期からOKです。加熱するとつぶしやすくなり、トロトロ状の調理が多い時期にもうってつけ。月齢に合わせた形状を見てみましょう。

離乳食初期(生後5~6ヶ月)

離乳食初期(生後5~6ヶ月)のじゃがいもの固さ目安

やわらかく加熱し、裏ごしして水分でかたさを調節する。

離乳食中期(生後7~8ヶ月)

離乳食中期(生後7~8ヶ月)のじゃがいもの固さ目安

やわらかく加熱し、ていねいにつぶして水分でかたさを調節する。

離乳食後期(生後9~11ヶ月)

離乳食後期(生後9~11ヶ月)のじゃがいもの固さ目安

やわらかく加熱し、5mm角に切る。または、あらくつぶす。

離乳食完了期(生後1歳~1歳6ヶ月)

離乳食完了期(生後1歳~1歳6ヶ月)のじゃがいもの固さ目安

やわらかく加熱し、1cm角に切る。または、あらくつぶす。

じゃがいもを使った離乳食を作るときの注意点

離乳食で使うじゃがいもは、持つと重量感があり、傷がなく、皮にハリのあるものを選びましょう。なるべく芽がでていない新鮮なものを選び、芽がでている場合は、必ず取り除いてから使用してください。

じゃがいもを保存する時は、カゴなどに入れ、直射日光が当たらない通気性のいい場所においておくのがおすすめです。

調理のポイント

1 じゃがいもは芽をくりぬく

じゃがいもの芽(くぼんだ部分)や、緑に変色した皮には有害物質が含まれています。芽は包丁の刃元でくりぬいて取り除き、緑色の部分は皮を厚めにむきましょう。

じゃがいもは芽を包丁でくりぬく

2 輪切りにして水からゆでる

皮をむいたじゃがいもは1cm厚さの輪切りにして鍋に入れ、かぶるくらいの水を加えてやわらかくなるまでゆでます。あれば、こぶ少々を加えると、うまみがアップ!

輪切りにしたじゃがいもをなべで水からゆでる

3 電子レンジなら丸ごとチン!

じゃがいもは皮つきのまま洗い、ぬれた状態でラップに包み、電子レンジ(500W)で100gにつき約2分を目安に加熱。熱いうちに皮をむきます。

電子レンジでじゃがいもを丸ごと加熱する

離乳食初期のじゃがいもを使った離乳食レシピの作り方

トロトロいものトマトのせ

トロトロいものトマトのせの作り方・レシピ

材料

じゃがいも…20g(中1/8個)
トマト…3g(果肉小さじ1/2)

作り方

1 じゃがいもは皮をむいてやわらかくゆで、裏ごしする。ゆで汁で食べやすくのばし、器に盛る。
2 トマトは皮と種を除いて裏ごしし、1にのせる。

ブロッコリーポテト

ブロッコリーポテトの作り方・レシピ

材料

じゃがいも…15g(中1/10個)
ブロッコリー…10g(小房1個)

作り方

1 じゃがいもは皮をむいてやわらかくゆで、裏ごしする(ゆで汁はとっておく)。
2 ブロッコリーは1のゆで汁でやわらかくゆで、穂先のみ切り落とし、なめらかにすりつぶす。じゃがいもを加えてまぜ、ゆで汁で食べやすくのばす。

じゃが&豆腐のトロトロ

じゃが&豆腐のトロトロの作り方・レシピ

材料

じゃがいも…20g(中1/5個)
絹ごし豆腐…20g(3cm角1個弱)

作り方

1 じゃがいもは皮をむき、やわらかくゆでる。ゆで上がりに豆腐を加え、さっとあたためる。
2 1を裏ごしし、ゆで汁でヨーグルトくらいのかたさに調節する。

じゃがいもとバナナとほうれんそうのトロトロ

じゃがいもとバナナとほうれんそうのトロトロの作り方・レシピ

材料

じゃがいも…10g(中1/15個)
ほうれん草の葉…5g(大1枚)
バナナ…10g(小1/10本)

作り方

1 じゃがいもは皮をむき、やわらかくなるまでゆでる。
2 ほうれんそうはやわらかくなるまでゆでる。
3 12をバナナとともに裏ごしする。

ミルクポテト

ミルクポテトの作り方・レシピ

材料

じゃがいも…25g(中1/5個弱)
湯でといた粉ミルクまたは牛乳…大さじ1と1/2

作り方

1 じゃがいもは水でぬらしてラップで包み、電子レンジで1分ほど(やわらかくなるまで)加熱して、皮をむく。
2 1をなめらかにすりつぶし、ミルクを加えてトロトロにのばす。

じゃがいもを使った離乳食中期の作り方・レシピ

マッシュポテト グリーンソース

マッシュポテトグリーンソースの作り方・レシピ

材料

じゃがいも…45g(中1/3個弱)
ブロッコリー…20g(小房2個)
牛乳…大さじ2
バター…小さじ1/2
小麦粉…小さじ1/4

作り方

1 じゃがいもは皮をむいてやわらかくゆで、すりつぶす。ゆで汁でなめらかにのばし、器に盛る。
2 ブロッコリーはやわらかくゆで、穂先のみ切り落とし、すりつぶす。
3 鍋にバターを弱火で熱し、小麦粉を入れてよくなじませ、2を加えてまぜる。牛乳を加えてなめらかにまぜ、1にかける。

鮭のポテトサラダ

鮭のポテトサラダの作り方・レシピ

材料

じゃがいも…40g(中1/3個弱)
生鮭…10g(切り身1/12枚)

作り方

1 鮭は皮と骨を除く。
2 じゃがいもは皮をむいて薄切りにし、鍋に入れてかぶるくらいの水(分量外)を加え、中火でゆでる。
3 やわらかくなったら1を加え、鮭に火が通ったら、じゃがいもと鮭をとり出す(ゆで汁はとっておく)。じゃがいもと鮭をあらくつぶし、ゆで汁でかたさを調節する。

じゃがいも納豆

じゃがいも納豆の作り方・レシピ

材料

じゃがいも…50g(中1/3個)
ひき割り納豆…15g(大さじ1)

作り方

1 じゃがいもは皮をむいてやわらかくゆで、熱いうちにすりつぶす。
2 1のあら熱が取れたら、納豆をまぜ合わせる。

じゃがいもとまぐろの豆乳スープ

じゃがいもとまぐろの豆乳スープの作り方・レシピ

材料

じゃがいも…20g(中1/8個)
まぐろ…5g(刺し身1/2切れ)
だし…1/4カップ
豆乳…大さじ1

作り方

1 鍋に、皮をむいたじゃがいも、だしを入れて中火にかけ、やわらかくなったらまぐろを加える。
2 フォークなどで全体をこまかくつぶしながら煮て、仕上げに豆乳を加えてさっと煮る。

クリーミーポテト

クリーミーポテトの作り方・レシピ

材料

じゃがいも…20g(中1/8個)
かたゆで卵の黄身…1/2個分
プレーンヨーグルト…25g(1/8カップ)

作り方

1 じゃがいもは皮をむき、やわらかくなるまでゆでる。
2 1を黄身とともにこまかくつぶし、ヨーグルトとまぜる。

じゃがいもを使った離乳食後期の作り方・レシピ

ベビー肉じゃが

ベビー肉じゃがの作り方・レシピ

材料

じゃがいも…30g(中1/5個)
玉ねぎ…15g(1.5cm幅くし形切り1個)
牛赤身薄切り肉…10g
だし…1/2カップ

作り方

1 じゃがいもは皮をむいて7mm角に切る。玉ねぎは薄切りにしてから、あらく刻む。牛肉はこまかく刻む。
2 鍋にだし、じゃがいも、玉ねぎを入れて弱火で熱し、やわらかくなるまで煮る。
3 牛肉を加え、アクをとりながら火が通るまで煮る。

じゃがいも&鶏胸肉のお焼き

じゃがいも&鶏胸肉のお焼きの作り方・レシピ

材料

じゃがいも…100g(大1個)
鶏むね肉…15g
植物油…少々

作り方

1 鶏肉は皮を取り除きこまかく刻む。
2 じゃがいもは皮をむいてすりおろし、ざるにのせて軽く水分を切り、1とまぜ合わせる。
3 フライパンを弱めの中火にかけて油を引き、2の生地を広げる。途中で火を弱め、片面2分を目安に、鶏肉に火が通りじゃがいもがかたまるまで焼き、食べやすい大きさにカットする。

ズッキーニのじゃがいもみそ煮

ズッキーニのじゃがいもみそ煮の作り方・レシピ

材料

じゃがいも…50g(中1/3個)
ズッキーニ…20g(1/10本)
みそ…ごく少量(小さじ1/5くらい)
だし…100ml

作り方

1 じゃがいもは皮をむき、5mm角に切る。ズッキーニも5mm角に切る。
2 小鍋にだしと1を入れ、やわらかくなるまで煮る。火を止め、みそをとき入れる。

青のりポテト

青のりポテトの作り方・レシピ

画像:はじめての離乳食P41

材料

じゃがいも…45g(中1/3個弱)
牛乳…小さじ1
バター…3g
青のり…小さじ1/2

作り方

1 じゃがいもは水でぬらしてラップで包み、電子レンジで2分30秒ほど加熱して、皮をむく。
2 1をこまかくつぶし、牛乳を加えてなめらかにまぜ、スティック状に形作る。
3 フライパンを中火にかけてバターを熱し、2を表面がカリッとするまで焼き、青のりをまぶす。

じゃがいもの離乳食の冷凍保存方法

冷凍する場合は、やわらかく加熱してつぶすか、切り分けて使えるようにするのが基本です。離乳食初期のトロトロした形状のものは、フリーザーバッグに平らに入れ、節目をつけて冷凍すると1回分ずつポキッと折って取り出せます。離乳食中期は、つぶすか角切りにして冷凍を。まとめてゆでてボール状に冷凍しておくのも、適量をとり出しやすいので◎

じゃがいもに限らず、食材のフリージング&解凍の基本をおさえておくと、安心安全、そして美味しく調理ができます。まとめて下ごしらえ&小分け冷凍をして効率的&時短に!

フリージング6つのルール

1 食材が新鮮なうちに調理する

食材は鮮度が落ちれば味も落ちるし、味が落ちたものを冷凍しても、おいしい離乳食は作れません。新鮮なものを選んで、なるべく買ったその日に、味がよく栄養価が高い状態で冷凍します。

2 すぐ食べられるように加熱調理する

冷凍庫から出してチンしてすぐ食べられるのが、フリージングのメリット。食材はすべて食べやすい形状に下ごしらえしてから、冷凍しましょう。加熱した食材は、必ず冷ましてから冷凍すること。湯気が出ていると凍って霜になり、味が落ちるうえ、庫内の温度があがってほかの食品が傷む原因にもなります。

3 霜を防ぐにはしっかり密閉する

冷凍の大敵はズバリ、空気。袋に空気が入ると、食材の水分が抜けて乾燥したり、酸化したりして、味が落ちてしまいます。平らにして空気を抜きにくいときは、ストローで吸うと密閉状態に。

4 離乳食の冷凍は1週間で使い切る

冷凍すると冷蔵より長期保存ができるとはいえ、少しずつ劣化は進みます。味に敏感で抵抗力も弱い赤ちゃんに食べさせるので、冷凍保存は1週間以内に。日付を書くと使い忘れを防げます。

5 食べさせるときは再加熱する

加熱調理してフリージングしても、冷凍中に雑菌が繁殖しないとは限りません。再度、加熱してから食べさせるのが安心。凍った状態から、電子レンジで一気に解凍→加熱すれば簡単です。

6 安全第一だから調理器具は清潔に

細菌は冷凍しても死滅するわけではありません。食材の下ごしらえをするときは、手や調理器具をよく洗って清潔に。細菌が繁殖しやすいまな板や包丁、スポンジは、熱湯をかけて消毒しましょう。

出典 :野菜嫌いがなくなる! 超カンタン! 離乳食※情報は掲載時のものです

出典 :はじめてママ&パパの離乳食※情報は掲載時のものです

監修
上田玲子先生
帝京科学大学教育人間学部教授 栄養学博士
栄養学博士・管理栄養士。小児栄養学の第一人者として活躍するかたわら、トランスコウプ総合研究所取締役として栄養コーチングの手法を開発。日本栄養改善学会評議員や日本小児栄養研究会運営委員なども務める。『はじめてママ&パパの離乳食』『離乳食大全科』(主婦の友社)など監修書多数。

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