【医師監修】臨月(妊娠10ヶ月)のお腹の張りの対策と過ごし方

 専門家監修 公開日:2018/05/28
【医師監修】臨月(妊娠10ヶ月)のお腹の張りの対策と過ごし方
監修
天神尚子先生
三鷹レディースクリニック 院長

臨月に入り、いよいよ出産が近づくと、「お腹の張り」を感じることが多くなります。生理的な張りであれば問題ありませんが、なかにはトラブルにつながってしまう張りもないわけではありません。問題のない張りとトラブルにつながる張りの見分け方や対処法、また本格的な陣痛につながる張りの、産院に行くタイミングなどを知っておきましょう。

臨月のお腹の張りとは?張りの原因と臨月の妊婦の様子

妊娠後期になると、お腹を触ると硬くなっているのがわかることがあります。これが、お腹の張りです。

お腹の張りとは、子宮の筋肉が収縮して硬くなっている状態で、臨月に入りお産が近づくと、その頻度はさらに高くなります。

お腹の張りは、言ってみれば陣痛のリハーサルのようなもの。本格的な陣痛がおとずれると、規則的に子宮が収縮し、お腹の赤ちゃんを押し出そうとします。この練習をしているのだと思うといいでしょう。

臨月に入ると、不規則ではありますが、お腹の張りを繰り返すことで、子宮が出産の準備をしているのです。

張りの感じ方は人それぞれで、お腹を触って硬くなっていることでわかる人、何もしなくても収縮していることがわかる人、なかには張りがどんなものかわからない人もいます。臨月になればお腹の張りの回数は増えていきますが、本格的な陣痛につながらない限り、様子を見ていて大丈夫です。

臨月にお腹の張りが頻繁に続く時の前駆陣痛と本陣痛の見分け方

繰り返しになりますが、臨月にお腹の張りが頻繁に続くのは、陣痛の準備運動のようなもの。臨月に張りがあるのは、生理的なもので、正常な反応です。お腹の張りが頻繁に続いても、その張り方が不規則であったり、張りがおさまったりする場合は、まだお産につながる本格的な陣痛とは言えません。この不規則な陣痛の前触れのような状態を「前駆陣痛(ぜんくじんつう)」と言います。前駆陣痛によって、子宮の周りをやわらかくしたり、赤ちゃんを少しずつ下降させたりしているのです。

前駆陣痛があったからといって、すぐに本格的な陣痛につながるわけではありません。前駆陣痛があったけれど、そのあと2、3日何もなかったということもよくあります。

本格的な陣痛との見分け方は、その周期が規則的であるかどうかです。

陣痛には波があり、痛みが来たかと思えば、しばらくすると波のように引いていきます。この波の間隔が徐々に短く、規則的になると、本格的な陣痛のおとずれです。

臨月にお腹が張って苦しい時の対処法

お腹が張ったら、まずは横になって安静にすることが大切です。

臨月になるとかなりお腹が大きくなっていますから、自宅の場合はあお向けよりも体を横にして休ませましょう。外出先や職場などでお腹の張りが起こった場合は、その場で座って静かにしているだけでおさまることもあります。

安静にしてもお腹の張りがおさまらない場合は、何らかのトラブルが起こっている場合もあります。張りがずっと続く、張りの度合いが強く痛みも伴う、また出血が見られるなど、いつもと違った症状がある場合は、すぐに産院に連絡をしましょう。

また、特別なことが起こらなくても、お腹の張りで心配なことがあれば、早めに相談をしましょう。

監修
天神尚子先生
三鷹レディースクリニック 院長
日本医科大学付属病院、同大学産婦人科を経て、2004年に現クリニックを開院。年齢によって異なる女性のライフステージを考慮した治療を行っています。2人の子育てをした経験からくるアドバイスは頼りになると評判です。

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