ママの仕事復帰で、子どもの昼寝サイクルが変わって夕方ぐずり・夜泣きが悪化…‼【連載第9回】

 専門家監修
公開日:2018/04/25
ママの仕事復帰で、子どもの昼寝サイクルが変わって夕方ぐずり・夜泣きが悪化…‼【連載第9回】
監修
愛波 文さん
子どもの睡眠コンサルタント

~赤ちゃんの寝ない泣き止まないを解決!~【連載第9回 子どもの睡眠コンサルタント愛波文】

アメリカのIMPI公認、日本人初の子どもの睡眠コンサルタントとして活動する愛波 文さんの連載の第9回め。科学的根拠に基づいた睡眠のためのメソッドは、赤ちゃんの睡眠まわりの悩みをもつママが実行すると、今まで困っていた問題がすっきり改善すると評判! 6月には待望の著書も発売予定です。今回は保育園の入園などの新生活で今までと暮らしのリズムが変わり、昼寝の回数や時間も変わることで起こりがちなトラブルについて解説します。

今までの常識である「1歳になったら昼寝は一回」は間違い!?

日本では一般的に「1歳になると1回の昼寝でOK」と考えられていて、育児書や雑誌、保育園でもそのようにいわれています。けれども、実はこれは少ないのです。昼寝を1回にするのは、早くて1歳2ヶ月、一般的には1歳3ヶ月から1歳半ごろになります。これにはもちろん個人差があって、私の子どもの場合でいうと長男は1歳5ヶ月、次男は1歳4ヶ月から1回の昼寝になりました。1歳8ヶ月くらいまで2回の昼寝が必要な子も今までのコンサルテーションではいたほどです。

ではなぜ、1歳で1回のお昼寝だと少ないとされるのか?

個人差はありますが、一般的に子どもは生後10ヶ月から1歳2ヶ月ごろにたっち・あんよができるようになり、初めの一歩を踏み出します。するとこれまでより活動量が増し、とても疲れます。そのため、この時期にお昼寝を1回にしてしまうと、夕方ぐずって夕食時に寝てしまうことがあります。このような経験のある人も多いのではないでしょうか。その結果、2回寝ていることになり、就寝も遅くなってしまいます。それなら、朝寝と少し遅めの昼寝をさせることで、夕方のぐずりがなくなり、夜は19時頃寝てくれるようになる「昼寝2回」の生活リズムのほうが子どもにとっても親にとってもいいですよね。しかも、十分な睡眠をとっているため寝ぐずりや夜泣きをする確率も減ってきます。

昼寝1回でOKな子も!それはどんな子?

ただし、1回の昼寝でもOKなケースもあります。それは、1回の昼寝でも日中ぐずらずに子ども自身の機嫌がよい場合、または、1日に必要な合計睡眠量が足りている場合です。これらのケースは、1回の昼寝でも大丈夫です。子どもの睡眠の問題は親や子ども自身が「問題」だと感じた時点で初めて問題になるので、絶対2回させないとダメ!!というわけではありません。
もちろん「昼寝2回」は理想ではありますが、全員が絶対に守らなければいけないことではありません。

1歳1ヶ月で、1回の昼寝で日中は機嫌よく過ごし、夕方ぐずらず、就寝時や夜中にも何も問題ない場合は1回でも大丈夫です。育児には「正解」がないので、子どもがハッピーで親子ともに何も問題を感じていない場合はそのまま続けてください。

昼寝1回の子どもで夜泣きや寝ぐずりがあったり、夕方眠くて変な時間帯に寝てしまったり、ずっとぐずっている場合は、日中2回の睡眠を取ることで改善されたケースが今まで何度もありました。そのような状態になったときのために、昼寝2回の効果について頭の片隅に入れておくといいかもしれません。

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保育園などの集団生活で「昼寝1回」がつらそうなときは…

日中2回寝かせたいのに、保育園に預けるためどうしても2回させてあげられない場合もあるかと思います。一般的な保育園の昼寝は、年齢によって異なりますが昼食後に2時間前後とることが多いようです。保育園で1回しか昼寝していないため、夕方お迎えにいくとぐずったり、夕食を食べてくれなかったり、お風呂に入れるのもひと苦労、ついでに寝ぐずりもひどく、夜泣きも始まってしまったという親子が毎年4~5月に増えてきます。

このような場合、1回の昼寝では足りないのが明らかですが、保育園に通っている場合は仕方ありません。では、どのように対応するのがベストなのでしょうか? もし朝、保育園に行く前に眠そうな合図を見せていたら、保育園に送る時に抱っこ紐、車、ベビーカーで寝かしてみてください。これをするには少し早めに出て散歩をする必要があるかもしれません。

お迎え時に30分夕寝させるのも手!

朝寝をさせるのが難しい場合は、お迎え時から家に帰るまでの帰路に少し寝かしてあげましょう。このタイミングで寝かしてしまうと、「夜寝なくなってしまうのでは?」と考える親が多いかもしれません。ですが、寝かせないと逆に睡眠問題が発生してしまう可能性があります。2歳ぐらいでこの夕方寝てしまうと夜の就寝時刻に影響はでてきますが、本来まだ日中の睡眠が2回必要なのにも関わらず1回しかできていない場合は、お迎え時からすぐ寝かしつけをしてみましょう。もちろんたっぷり寝かせると夜に寝なくなるかもしれないので、30分程を目安に寝かせるようにします。お迎えに行くと、お子さんも嬉しそうに抱きついてきたりすると思うので、親としても色々と話しかけたいとは思いますが、ここで30分寝かしてあげることで夕食、お風呂、寝かし付けがスムーズになります。おそらくお子さんは30分以上寝たがると思いますが、最長でも45分で起こしましょう。起こすとぐずる可能性があるので、なるべく興味をそらせるように、好きなぬいぐるみをもって起こすなど、工夫をしてみましょう。また、起きた後の行動をスムーズにするためにも、夕食とお風呂の準備は起こす前にしておくことをお勧めします。

起きたら夕食を食べさせ、お風呂ではいっぱい遊んであげましょう。お風呂が好きな子は、夕食より先にお風呂に入れてもよいでしょう。そして、就寝時にはきちんと寝かしつけルーティンを確立させましょう。

仕事復帰の時期は、ママも子どもも緊張が高まります。そのため、一時的に睡眠が乱れることがあります。睡眠の土台、特に幸福度の部分(くわしくはこちら)を意識して取り組んでみてください。

写真:愛波 文先生と息子さんたち

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監修
愛波 文さん
子どもの睡眠コンサルタント
「ママと赤ちゃんのぐっすり本」(講談社)著者。 子どもの睡眠コンサルタント。APSCアジア/インド代表。IPHI日本代表。Sleeping Smart®代表。一般社団法人日本妊婦と乳幼児睡眠コンサルタント協会代表理事。慶應義塾大学卒業。2012年に長男出産。夜泣きや子育てに悩んだことから乳幼児の睡眠科学の勉強をはじめ、米国IPHI公認資格(国際認定資格)を日本人で初めて取得。2015年に次男を出産。現在、2人の男の子の子育てをしながら、子どもの睡眠に悩む保育者のコンサルティングや個別相談を行い、日本人向けに睡眠を専門とするSleeping Smart®子育てサロンを運営。IPHIと提携し、オンラインで妊婦と乳幼児の睡眠コンサルタント資格取得講座の講師も務めている。
 

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