母乳パックのおすすめ6選!使い方や選び方・保存期間も解説

母乳育児をしたいと思っているママの味方になるのが母乳パック。事情があって直接母乳を与えられない時に活躍してくれるお助けアイテムです。今回は、おすすめの母乳パックと使い方や選び方、保存期間などをまとめました。先輩ママの口コミも参考にしてみてくださいね。
目次
母乳パックを使用した先輩ママの口コミ・体験談
母乳パックを使った先輩ママに口コミや体験談を聞いてみました。
「思いがけず早産になり、未熟児センターにいる娘に母乳を届けるため、母乳パックを使っていました。搾乳した母乳を母乳パックに入れて冷凍保存。赤ちゃんが一日に飲む量を保冷バッグに入れて、毎日面会に行っていました。直接母乳を与えられない状況の中、母乳をあげることができてうれしかったです。おかげで娘も元気に大きくなり、無事退院できました。」(2歳女の子のママ)
「息子は完全母乳で育ててきたので、ミルクを拒否して飲んでくれず困っていました。産休後に仕事復帰する際、保育園に相談して冷凍母乳を与えてもらうことに。先輩ママの口コミで使いやすいと聞いた母乳パックを買い、一日に必要な量を保育園に預けました。ミルクを拒否していた息子も冷凍母乳ならスムーズに飲んでくれた、と保育士さんから聞いて安心しました。」(1歳男の子のママ)
「娘が生後2ヶ月の頃、少し遠方の結婚式に出席することになり、一日パパに娘の面倒をみてもらった時のことです。完全母乳育児を目指していたので母乳パックを買い、搾乳した母乳を与えてもらうようお願いしました。何度か練習してもらったので、困ることなく母乳をあげられたようです。パパも自信がついたのか、美容院や友だちとのランチなど外出する時も協力的になってくれましたよ。」(6ヵ月女の子のママ)
母乳パックって何?
母乳パックとは搾乳した母乳を保存する専用の袋のこと。母乳を一時的に保管したり、冷凍して長期間保存したりする時に役立ちます。母乳パックの中は滅菌され衛生的に使えるよう工夫されているので、成分を壊さず保存できます。
母乳を冷凍保存するメリット
母乳を冷凍保存しておくと、いつでも母乳を与えられるのがメリット。何らかの事情で直接母乳を与えられない、ママが外出する場合や誰かに預ける時など、冷凍母乳が活躍します。完全母乳で育てたいと考えているママや、なるべく母乳で育てたいと思っているママにとって、冷凍母乳のストックがあると安心ですよね。
また冷凍母乳は、災害時の赤ちゃん用保存食としても注目されているようです。使わなかった冷凍母乳は離乳食作りにも使えるので、備えておくと役に立つでしょう。
母乳パックの選び方が知りたい
母乳パックを選ぶ時に気をつけたいポイントをご紹介します。
サイズをチェック
母乳パックは、赤ちゃんの飲む量や月齢に合わせてサイズを選びましょう。新生児の頃は一度に飲める量が少ないので、小さいサイズの母乳パックに小分けして保存しておくと、衛生的に与えられます。月齢が進み一度に飲める量が増えてきたら、大きいサイズの母乳パックが便利です。
衛生面をチェック
赤ちゃんの口に入るものは、衛生面が気になりますよね。母乳パックを選ぶ際には、滅菌処理がされているか、材質は安全なものか、母乳を出し入れする際に手が触れて雑菌が入らない構造になっているかチェックしてみましょう。
使いやすさをチェック
さまざまなメーカーから販売されている母乳パック。機能性もさまざまで、マチや目盛がついていたり、ダブルジッパーやシールがついていたりと、使いやすいよう工夫されています。搾乳した母乳をどのように母乳パックに入れ、どのように保存するか考えておくと、自分の使いやすい母乳パックが選べるでしょう。
母乳パックの使い方が知りたい
母乳パックはメーカーによってさまざまですが、基本的な使い方をご紹介します。いずれにしても、母乳パックを扱う前に手をしっかり石鹸で洗い、清潔にしておきましょう。
母乳パックの使い方
1.母乳パックのヘッダー部分を開け、搾乳した母乳を中へ入れます。その際、手で内部に触れたり、口で息を吹きかけたりしないよう気をつけましょう。
2.母乳より上にある空気を抜きながら密封し、しっかり口を閉じます。
3.搾乳日を付属のシールや母乳パックに書き、いつの母乳か分かるようにしておきます。
4.母乳パックはラップやジップロック、ポリ袋などの清潔なものに包み、速やかに冷凍庫へ入れて保存しましょう。
母乳パックの解凍方法
母乳パックは自然解凍や流水解凍でゆっくり解凍するのがおすすめです。解凍できた母乳パックの温め方は、40℃以下のお湯につけて人肌に温め、水滴などをふき取って哺乳瓶に移し替えます。母乳の栄養素や細胞が壊されるので、電子レンジは使えません。熱湯や直火も、母乳パックが溶けたり母乳の成分が壊されたりする危険性があるのでやめましょう。
母乳パックの保存期間
母乳パックで母乳を冷凍保存した場合、保存期間はどのくらいでしょうか。
母乳パックの冷凍保存は、健康な正期産児に飲ませるのであれば6ヶ月まで保存可能とされていますが、3ヶ月までを目安に与えましょう。家庭の冷凍庫はよく開け閉めするため、冷凍庫内の温度が上がってしまうこともあります。古いものから順に早めに使い切る方が安心でしょう。
解凍した母乳は室温で4時間、冷蔵庫で24時間保存可能です。一度温めたものや飲み残しを再冷凍することはできません。
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母乳パックを買う時、使う時の注意点が知りたい
母乳パックを買う時や使う時の注意点をまとめてみました。
母乳パックを買う時の注意点
母乳パックは、赤ちゃんが一度に飲める量、冷凍母乳を与える回数を考えて購入しましょう。母乳パックは使い切りなので、1回分の授乳量に応じた量を保存すると解凍する時の手間が省け、廃棄するものが少なく済みます。
赤ちゃんが入院していたり保育園に預けたり、毎日たくさん母乳パックを使う場合は大容量パックが便利です。一時的に使う時は、少量パックで使い切りたいですよね。母乳パックの入数はさまざまなので、サイズだけでなく用途に合わせた量を購入すると良いでしょう。余った母乳パックは、離乳食の冷凍保存にも使えます。
母乳パックを使う時の注意点
母乳パックを使う時の注意点は、手をきれいに洗い清潔にすることです。衛生的に保存できるように設計された母乳パックでも、搾乳した母乳が清潔でなければ意味がありません。母乳パックの中に指が入ったりホコリが入ったりしないよう注意しましょう。保存する際も、他のものに接触しないよう、ラップやポリ袋などで包んでくださいね。
また、解凍後に哺乳瓶に移し替える場合も母乳に触れないよう注意しましょう。
母乳パックのおすすめ人気商品6選
ママに人気のおすすめ母乳パックを、いくつかピックアップしました。使い方や保存の仕方など、使いやすい母乳パックを見つけてくださいね。
カネソン Kaneson 母乳バッグ 100ml 50枚入
カネソン Kaneson 母乳バッグ 100ml 50枚入 大多数の病産院で一番愛されている。滅菌済みで衛生・安心!カネソン 参考価格:¥1,800Amazonで詳しく見る
多くの病院や産婦人科で採用されているのが、カネソンの母乳パック。日本で最初に搾乳した母乳を届けられるよう開発されました。食品衛生法・乳及び乳製品の成分規格等に関する省令に適合した安心の日本製。内部を使うまで外気に触れないインフレーション製法、ガンマー滅菌が施されているので衛生的です。ヘッダー部分をクルクル巻いてシールで密封、解凍後に使う際もつまみを引っ張り開封して注ぐだけなので、使いやすいと人気です。50ml、100ml、150ml、200mlが市販されているので、赤ちゃんの飲む量に合わせて選びましょう。
材質:ナイロン、ポリエチレン
Medela メデラ 母乳 保存 バッグ 150ml
メデラ 母乳バッグ 直接搾乳機に接続して搾乳できる 母乳育児をやさしくサポートMedela(メデラ) 参考価格:¥1,960Amazonで詳しく見る
使いやすい搾乳器として多くの産婦人科にも設置されているメデラ。そのメデラの搾乳機に直接取り付けできる母乳パックです。ボトルに搾乳してから母乳パックに移し替える手間が省けるので、洗い物が減って嬉しいですね。マチがある自立型なので冷蔵庫に縦置きでき、管理しやすいのもポイント。冷凍焼けを防ぐ2重構造とBPAフリー素材で安心です。メデラの搾乳器を持っているママにおすすめです。
材質:ポリエステル・ポリエチレン
Angelcare 母乳フリーザー パック 200ml 50枚入 縦置き保存もOK 母乳バッグ
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食品衛生法適合のラミネートフィルムを採用し、電子線滅菌を施した母乳パックです。底にマチがあるので縦置き保存ができます。50mlごとに目盛りがあり、搾乳量が分かりやすいのもポイント。搾乳した日時や量を記入できる封かんシール付きです。上から入れて下から注ぐ、衛生的に使いやすい母乳パックです。
材質:ポリエチレン/ナイロン
CherubBaby(チェラッブ) 母乳&ベビーフード パック 20枚セット
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キャップが付いているタイプの母乳パック。ヘッダーから母乳を入れ横についているキャップから注げるので、直接手が母乳に触れることがなく衛生的で安心です。母乳パックとして使わなくなっても、離乳食を入れて保存したり持ち歩いたりできるのが嬉しいですね。
材質:ポリエチレン
Lansinoh Breastmilk Storage Bags (50 Pieces)
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Lansinoh(ランシノー)はバストに塗る軟膏を使ったことがあるママもいるかもしれませんね。ランシノーの母乳パックは、プラスチックを柔らかくする添加剤の可塑剤を使っていないのが特徴です。医療レベルの滅菌も施されているので安心。マチがあり自立し、ダブルジッパーで密封します。よく母乳を保存するママにおすすめです。
材質:BPA フリー
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無色透明の母乳パックが多い中、ピンクにキリンのイラストが可愛らしい母乳パック。透明部分は細かな目盛付きで、中に入っている量が分かりやすくなっています。下部のゾウさんとキリンさんのイラストは、適正温度表記。ゾウさんが青色から透明になると適正温度、ゾウさんとキリンさんが両方透明の場合は熱い、と適正温度がひと目で分かるのが嬉しいですね。
材質:無毒性安心素材(内側 - LLDPE / 外側 - PET
(文/はやしりえ)
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