【助産師監修】乳腺炎を予防する食事・母乳にいい食べ物って本当にあるの?

 専門家監修
公開日:2018/07/27
更新日:2019/07/05
【助産師監修】乳腺炎を予防する食事・母乳にいい食べ物って本当にあるの?
監修
秦 万理
助産師/助産所Cigogne院長

授乳中ママであれば、栄養たっぷりの母乳を赤ちゃんに飲ませてあげたいと願うもの。でも「これを食べると良い母乳が出る」「こってりした食べ物は乳腺炎の原因になる」など、授乳中の食事に関してはさまざまな情報が飛びかっており、迷ったり悩んだりすることも多いでしょう。そこで今回は、乳腺炎を心配する授乳中のママが知っておきたい食事の知識についてまとめました。

授乳を経験したママたちにインタビュー!

乳腺炎を経験したことがありますか?

乳腺炎を経験したことがありますか?アンケート結果

今回、授乳を経験した先輩ママへアンケートを行ったところ、セルフケア等により自然に良くなったケースを含めて「乳腺炎かも?と思ったことがある」もしくは「乳腺炎と診断されたことがある」とする人が半数以上も。授乳中のママにとって、乳腺炎はかなり身近な症状だということがわかりました。

授乳中の食事で悩んだことやエピソードを教えてください

「義理の母が『あんこを食べると母乳がよく出る』と大福やおはぎなどを頻繁に差し入れしてくれました。その気持ちは嬉しかったものの、それほど効果があるとも感じませんでした」(1歳3ヶ月男の子のママ)

「夫が大豆&牛乳アレルギーなので、遺伝させたくないと思い、大豆と牛乳を避けて妊娠中~授乳中をすごしました。しかも先輩ママから『授乳中は、脂っこいお肉などを食べないよほうがいいよ』と聞き、たんぱく源が摂れなくて本当に困りました」(2歳女の子のママ)

「母乳がたまってバストが張りやすかったので、低脂肪、根菜中心の和食を心がけました。結果的にひどい乳腺炎になることもなく、栄養バランスの良い食事ができたので、自分や家族の健康維持のためにも良かったと思っています」(1歳6ヶ月女の子のママ)

「産後2ヶ月の頃、乳腺炎になりかけて駆け込んだ母乳相談室の先生がとても厳しい方で、『肉を食べたでしょ!』と叱られ泣きそうになりました。しばらくはあっさりした食事に切り替え、授乳が軌道に乗ってからはお肉も食べましたが、その後は特にトラブルもなく過ごせましたよ」(3歳男の子のママ)

やはり、授乳中の食事にはいろいろ気を遣ったというコメントが多数。特に「乳腺炎予防のためあっさりした食事に切り替えた」という人が多く見られました。

乳腺炎とは?

乳腺炎とは、母乳の通り道である「乳腺」が炎症を起こした状態のことを言います。乳房のしこりや張りによって痛みを感じ、ひどくなってくると乳房がカチカチに硬くなったり、細菌感染を起こして激しい痛みや発熱が起こることも。授乳中の3~20%の女性が体験すると言われており、授乳中を通じて起こる可能性がありますが、特に産後2・3週目ごろ~3ヶ月ごろに多い症状です。

乳腺炎のいちばんの原因は、乳腺に母乳がたまった状態のままになってしまうこと。授乳間隔や授乳姿勢を見直すことがいちばんの対策になります。以下の記事にも詳しく書かれていますので、参考にしてみてくださいね。

【助産師監修】乳腺炎とは?症状と原因/予防法と対処法を伝授!
【助産師監修】乳腺炎とは?症状と原因/予防法と対処法を伝授!
この記事では、乳腺炎を防ぐためのポイントや発症したときの対処方法を解説。授乳中の多くのママが経験する胸の張りや痛み。そのほとんどは、こまめに赤ちゃんに母乳を飲ませたり、適切に搾乳を行うことで改善しますが、ときには「乳腺炎」という症状に発展してしまうこともあります。赤ちゃんとのハッピーな母乳ライフに役立ててくださいね。
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監修
秦 万理
助産師/助産所Cigogne院長
2004年助産師国家資格を取得後、慶応義塾大学病院産婦人科病棟に勤務。JICA助産師枠でモロッコに派遣。09年、銀座に助産所Cigogne(スィゴーニュ)を開業。その後、渡米しBASTYR UNIVERSITYにて2015 Breastfeeding for Doulas、Birth Art Internationalにて2016 Breastfeeding Educator認定。帰国後、墨田区に助産所を移転し、妊娠中から出産後までのママの悩みをサポート。母乳ケアにも力を入れている。著書『とつきとおか(10月十日)の安心ママ手帳』(青春出版社)

助産所Cigogneホームページ

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